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BACK TO THE 80's 全曲レビューの件

レコーディング前までの経緯を書いておきながら、ここでそのU CAN'T SAY NO!伝説の1stアルバム『BACK TO THE 80's』の全曲レビューを24年振りにしたいと思います。
まだ聴いたことがない人はBOOK OFF他で探せば500円くらいで買えると思います。ジャケットだけでも500円以上の価値があるので是非購入して飾ってください。

1.LET'S GO!
バンドをスタートさせた時にスカパンクっぽい曲が1曲もなくて、そのスタイルが定着してきた頃に思いっきりキラーチューンになりそうな曲を作ろうと思って狙って作った曲。確かド頭のギターはMU330の”Wide Awake”を意識した様な気がします。サビの「1.2.3.4 Yeah~」なんて今では絶対に出てこないと思います。若いって素晴らしい!

2.I Say"Fuck Off!!"
これはお客さんとのコール&レスポンスをやりたいと思って、タイトルが先にできた曲です。お客さんがFUCK OFF!!って叫んでストレス発散してくれたら最高だなぁと。20秒で終わるのでライブで披露した時にショートチューンの免疫がない人たちはビックリしてましたね。

3.KUCHIBUE
マイナーリーグに影響されて日本語の曲をやりたいと思ってできた曲です。歌詞は宗教のことを歌っています。神様なんていないから私と一緒に光の向こうへ行きましょう!という新たな勧誘です。

4.YOU CAN SEE
これは自分の中の最大限のポップさを出した曲です。元曲は速い曲だったんだけど、イントロだけ残してAメロ以降はポップに作り直しました。当時はやり出したネット恋愛みたいなものが題材のラブソングです。スイート!

5.Your Song Is Good
タイトルは勿論JxJxのバンドなんですけど、まだ当時はインストバンドじゃなかったと思います。でも凄く良いバンド名だと思って拝借しました。そして歌詞はJxJxではなくマイク・パーク師匠への賛辞です。Wミーニングですね。

6.Fade Away
多分スキャフルみたいな曲をやりたかったんじゃないかな?技術が追い付いてないのが可愛いです。この曲はギターをシュウジが弾いています。理由は地獄のレコーディング編で書きます。ヤスオ君にブラスト・ビートを叩いて欲しくて無理矢理入れてるのも好きです。

7.Back to School
サビ前を学校のチャイム「キーンコーンカーンコ-ン」のイメージで作った曲。大人になってから学校に通い直すドキュメンタリーか何かを観てタイトルを思い付いたので、タイトルからできた曲ですね。いつでも新しいことを始められるよっていう応援歌です。

8.UxCxSxN From HELL
最初期に1曲目にやってた曲で雰囲気SKAです。仮のタイトルが”SKA FIGHTER”という、クソダサなのも良いです。From HELLもなかなかですけどね。レコーディングでは「SK8 SKA PUNK FROM HELL」とか言ってますけど、元々はバンド名を叫んでました。

9.Try To Do It
これはもう曲中で何回ジャンプできるかみたいな曲で、スタジオでも曲の練習じゃなくてジャンプのタイミングを練習してました。やってることが単純すぎてアホっぽいですけど、今でも好きな曲です。

10.Murder For Justice
着想はSCHOOL JACKETSの”Microphone Justice”だと思います。曲自体はVIVISICKの影響を受けて作りました。この頃からJUSTICEって言葉の響きが大好きで、自主企画もMoshpit JusticeにしたくらいJustice好きです。サンシャイン池崎より早いです。まんま反戦ソングです。

11.Chiko
昔好きだった歳下のサイコパスな女の子をイメージして作った曲で、Voodoo Glow Skullsっぽいスカコア感を出したかったのかな。サイコパスなので激しかったり優しかったりと起伏が忙しい曲です。

12.Mosh In The Dancehall
ダンスホールに爆弾を落としてやろうぜ!的なバンドだったので、この曲は正にそんな感じのイメージで作りました。歌詞がバカ丸出しで、本当にギリギリの状態で作っていたんだなぁと思います。

13.The System Becomes Fat
メロコアっぽい曲も入れておこうかなって作った曲です。未だにボーカルのメロディーラインが気に入っていません。でもサビのウォーオーオー!が凄く良いと思っています。Dragon Ashのメンバーが来ている時に披露したんだけど、その1年後くらいにこのサビそっくりな曲がテレビから流れてきて、勝手にパクられたと思ってます。冗談ですが気になる方は聴き比べてみてください。

14.KEEP YOUR FEET
ここらでアジアンテイストな曲を入れたら面白いかなと思って作った曲。個人的には凄く気に入っていて、ボーカルも同じ歌詞の繰り返しなんだけど歌い回しで全然違うってなるように遊んでいます。本当はツインボーカルでやりたかった曲でした。

15.Looser
最初期の頃の曲の生き残りです。こんな曲ばっかりやってました。何を目指してたのか今となってはさっぱりわかりません。でもサックスがメチャクチャ格好良いんですよね。

16.Fuckin' My LxGx
当時の好きだった女の子、今の妻に捧げた曲です。ワガママで気が強くてムカつくけど、でも可愛いんだよねって。元ネタはCxCxCxの曲だった様な気がします。

17.DO THE SKA!
当時仲の良かったネット発祥のスカ・サークルみたいなDO THE SKA!!に捧げたインスト曲。シュウジが作ってます。インストにタイトル付けなきゃでDO THE SKAにしただけという説もあります。そちらが有力です。割と人気のある曲です。

18.Prosperity makes friends,Adversity tries them
これもTHE SKA PUNKを作ろうと思って作った曲です。COQUETTISHのムタ君が好きな曲という印象が強い。ムタはこの曲でいつもダイブしてましたね。『繁栄は友を作り、逆境は友を試す』という諺をそのまま歌詞にしました。ずっと演奏し続けたのはそういう意味があったからです。

19.UxCxSxNx For united
ずっと締めにやってる曲でアンセムと言ってもいいんじゃないかな?初期は1曲目にやってましたね。ハードコアとスカの架け橋になれたらいいなと思って作った曲です。ex-SNAIL RAMPの石丸さんに「おい!お前あれガーリックボーイズじゃねぇか!」って怒られたことあります。たまたまです!

20.YACHIYO-City Boogie Nite
シュウジの作ったインスト曲です。シュウジが当時千葉県の八千代に住んでいたので適当にタイトルを付けました。本当はこれを1曲目にしたかったのですが、「1曲目がインストだと試聴器に入れた時とかにインパクトが弱い。最後に入れれば繰り返し聴く時に1曲目みたいに聞こえるじゃん」というRYOJI社長の助言でラストになりました。RYOJI社長の判断は正しかった!流石ですね。

ということで、20曲は多い・・・。でも25分なんですよ!あり得なくないですか。聴いたことのない方はこれを機会に是非聴いてみてください!

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