103第4部プロパティマネジメント➃-品質管理

品質を把握する手段としてインスペクションビル診断CS調査があること、インスペクションでは評価だけでなくPDCAを行い改善を行うことができることを抑えておきましょう。


ポイント

品質を把握する手段として、以下の3つの方法がある。
1.インスペクション
業務の実態を客観的に評価した上で、PDCAサイクルで改善を行う。顧客の要求水準と実際の品質とのギャップを抽出し補正することが目的。
・作業品質インスペクション清掃、設備管理、保安警備等の従業者の対応及び技術レベルのチェック
組織品質インスペクション:組織の管理体制・バックアップ体制のチェック
管理履行インスペクション契約書面の内容・履行状況のチェック。法的に必要な届出のチェックもするので、遵法性の確認になる。
2.ビル診断
建物の商品的な価値を維持・向上するための営業診断(商品競争力)、管理診断(管理業務、共益費原価、エネルギー消費量)、建物診断など
3.CS調査
お客様満足度調査。テナントにアンケートを取る


一問一答
1.インスペクションとは、業務の実態を客観的に評価し、PDCAサイクルで改善を行うことである
2.インスペクションは現状の評価だけでなく業務改善も行われる点において優れている
3.CS調査は顧客の要求品質と実際の品質を補正することを目的とするものである。
4.清掃インスペクションは組織品質インスペクションの一つである

答え
1.O
2.O
3.× 顧客の要求品質と実際の品質を補正することを目的とするのはインスペクション
4.× 清掃インスペクションは作業品質インスペクションの一つ

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