資産の収益率が正規分布に従うとき、リターンはどうなるか?正規分布とは何か?

資産の収益率が正規分布に従うときは、期待値からのリターンのばらつきは標準偏差により表すことができます。標準偏差が大きいほどすそ野の広い分布、つまりリターンのばらつきが大きくなります。

下記のグラフの3本の放物線はすべて正規分布に従っていますが、それぞれの標準偏差は異なります。標準偏差が異なるため、中央の期待値からのばらつきには差がありますが、中央の期待値を超える部分の面積はどの放物線も同じですので、期待値を超える確率は標準偏差に関わらず同じになります。

異なる正規分布の標準偏差

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