102金融機関と金融市場①- 金融市場と金利

金融市場と金利では、金融の基礎的な分類が聞かれます。一般常識でも回答できる部分と思いますが、軽く見直しておきましょう。


ポイント

金融の種類
金融には直接金融間接金融市場型間接金融の3種類がある。不動産証券化は市場型間接金融にあたる。

直接金融
間接金融
市場型間接金融

金融市場の種類
・長期金融市場:1年超の資金を取引
・短期金融市場:1年以内の資金を取引
・店頭市場:参加者の間での相対取引

金融先物市場
オプション取引は、期日において予め定める価格で売り付けるか買い付ける権利の売買である。
・プットオプション:売り付けオプション
・コールオプション:買い付けオプション

金利とイールドカーブ

イールド・カーブ

通常は長期金利の金利は短期金利よりも高く、この通常の状態を順イールドと呼ぶ。
また、金利が低下して、長期金利の金利が短期金利より低くなってしまう状態を逆イールドと呼ぶ。


一問一答
1.不動産証券化により資金調達を行うことを市場型間接金融という。
2.取引所を通さず市場参加者の間で相対で取引される市場はコール市場である。
3.オプション取引は、売り付ける権利であるコールオプションと買い付ける権利であるプットオプションの取引である。
4.イールドカーブにおいて、通常は短期金利ほど金利が低く長期金利ほど金利が高い。この通常状態のことを順イールドと呼ぶ

答え
1.O
2.X 市場参加者の間で相対で取引される市場は店頭市場
3.X 売り付ける権利のプットオプションと買い付ける権利のコールオプション
4.O

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