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サカナクションの人気曲【目が明く藍色】を勝手にぼんやり解釈する記事だよ。

こんばんは。お久しぶりです。
(今回の記事は長くてめっちゃ読みにくいです。
読む方は覚悟して。)

別にネタがなかったので暫く執筆していませんでした。

さて、昨夜、人気ロックバンドのサカナクションさんがツアーの一部公演延期・中止を受け、かわりにYouTubeライブ配信で2010年のツアーファイナルの模様を配信しておりましたね。
(嘘やん、見逃したという方、残念ながらアーカイブは残していないとのことです。しかし恐らくDVDのものだと思われるのでお買い求めすれば観られるはずです。)

私は以前から記事に書いている通り、中学生(約7年前)からのサカナクションファンです。
なので昨夜の配信もフルで観ました。
やばかった。最高だった。語彙力無くてすいませんね。

このライブではアンコール前、最後の曲に
『目が明く藍色』を演奏なさっていました。

この曲はタイアップなどではありませんが、ファンの間では人気が高い曲で、私も大好きな曲です。
約7分もの大作で様々な展開があり、聞き応えがある作品となっています。
MVもYouTubeにあるので是非聴いてみてください。綺麗な曲です。

では早速歌詞を解釈しますか。
この歌詞も他の曲と同様に、非常に文学的な歌詞になっています。
私は今までなんとなく、言葉の響きを楽しんで聴いていたのですが、なんか今話題になっていたので解釈してみます。え?タイミングを利用している?
…そうだよ。

まず肝心な歌詞本文ですが、こちらも前回記事のamazarashi『月曜日』の歌詞解釈の際に記した理由に基づき、各々で調べていただけたらと思います。この記事では今回も
「(あるフレーズ)〜(あるフレーズ)まで…」
というように抜粋させていただきます。
ご了承ください。


怖いな。何故ならまだ全解釈できていないからだ。


まず最初から。
【制服の 〜 君を感じて】 までの部分です。

これは「制服」というワードから単純な解釈をさせていただきますが、仮設定として主人公は
「中学生の男の子」とさせていただきます。
あくまでもイメージです。これについては皆様に任せますが、説明しやすいのでこう仮定させてください。
ちなみに「中学生」というのは理由があっての設定ですが、今は説明を省きます。多分後々分かります。「男の子」というのは私が単純に
歌詞に出てくる《僕》というワードから先入観で設定しました。

内容の解釈に入ります。ここでは中学生の男の子である主人公が、あることをきっかけに傷ついていると読み取ります。ほつれた糸を引きちぎる…とは中々穏やかではありませんね。
何があったのかはそれぞれの解釈によりますが、私はそれはそこまで重要視していません。
しかし、《変われない僕》とあるので、今の自分にもどかしさを感じるきっかけがあったのでしょうかね。
「藍色になりかけた空」とは、まず情景描写から言うと、黄昏時でしょう。黄昏時とは夕日が落ちてから夜になるまでの、あの、僅かな時間帯のことです。(確か)
あの時間帯の空はまあ、藍色ですよね。
「藍色の空で君を感じる」
このニュアンスをみなさんはどう取るか分かりませんが、私は「藍色の空=君」というニュアンスで取りました。このわけもいずれ分かると思いますが、要は空が、君を比喩している感じです。(伝わっている??)

ちなみに藍色は簡単に言うと暗めの青です。
まあちょっと、それなりに大事なことなので記しておきます。

次のフレーズ。
【制服の染み 〜 探して】

ちょっと長いですね。だから特に重要な
【藍色 〜 探して】辺りを解釈します。
まず、いきなり「青い色」って出てきますね。
私が解釈したのは、この青い色というのは主人公を指しています。
何が言いたいかというと、君=藍、僕=青 で、これは(いきなり飛躍しますが)2人の成長を表しているのでは…ということです。
詳しく言うと、一般的に青から連想するのはたくさんありますが、青春だってその一つでしょう。また、青二才という言葉があるように、
《青》という単語には若々しさを感じます。
少し悪く言えば《未熟》です。
僕=青と仮定していますが、つまり僕はまだ未熟。純粋さが残っていて、知らないこともたくさんあるのです。
対して《藍》は、少し深い青。人って大人になるほど多くを経験し、複雑な思考になります。
君=藍と仮定していますが、つまり君は僕と比べて、少し深いところいる、大人に近い思考や感性を持っているのです。
そんな君と関わる中で、「知りたいけど知りたくない、少し深いこと」を知って、僕はショックを受けているのです。そして、大人になりたいけど、ショックを受けてしまい簡単にはなれないもどかしさに涙しているのです。
(わかる??)

で、「ずれて重なる光 探して」
なんですけど…これ、難しいよね。
解釈しきれませんでした。
まあでも軽く考えている解釈としては
「なんとか今のままで君と分かり合えないかな」と思っているのかなと。
つまり、君は大人で、僕は子供だけど、なんとか共通の何かが欲しい…みたいな。
この辺りでぼかしておきます。ごめん。

次のフレーズ
【光は 〜 気づくはずもないんだ】

一気に解釈します。
ここの部分、聴いているとバラードがいきなりリズミカルになるので楽しいですよね。

さあ。
まず「光はライターの光 つまりは単純な光」
なので、前段からヒントを得ると、この光とは
前フレーズの「ずれて重なる光」のことと考えるのが妥当でしょう。
ここも正直あやふやですが、雑な解釈で失礼しますと、「めっちゃ共通のなんか探してるけど意外と単純なんだよ〜(だから焦んな〜)」という感じかと。
ユレテルというワードはすいません。解釈できませんでした。

大事なのはそのあと。
「ここで待ってるだけじゃ何も言えない」
「すれ違っていく人も何も言わない」
割とそのままだと思いますが、つまり、主人公は自分を変えようとしていないのです。
君の方からアクションを起こしてくれるのを待っているのです。でも自分がアクションを起こさないと何も変わらない。
すれ違っていく人(大人になっていく周り?かな?)も気にかけてくれないよ。という意味かと。
そして似たようなフレーズがそのあとにもあります。
「立ち止まっているだけの僕らしさ」
「すれ違っていく人は気づくはずもない」
これもつまり同じように、変わろうとしない自分の存在意義など、変わっていく人たちにとっては関係ないということでしょう。

次のフレーズ(繰り返し部分は省きます)
【この藍色 〜 メガアクアイイロ】

ここでは今までの解釈をヒントにすると、
藍色の空=大人の世界と解釈し得ます。
つまり主人公は受け身になるのをやめ、大人の世界を知り、受け入れることを決心するのです。そして目を明けると大人になっているのです。

次のフレーズ。
【制服は 〜 いつか】

「制服を捨てた」はつまり大人になった証拠です。
「悲しみの終着点は歓びへの執着さ」
名言ですね。ちょっとこれ、今解釈思いついたのですが、都合上、最後にとっておきますね。
問題は次。
「藍色の空が青になる そのときがきたら」
これは…今までの解釈からすると逆戻りですね。
結構私はこのフレーズについて色々考えているのですが、例えば「またあの純粋なころに、もし、戻れるとしたら…」みたいなif的な意味があるのではとか。
もう一つは、このあとに来るフレーズとの関連性から、「もし君が純粋さを取り戻したときは…」と、君主体なのではとか。
どちらにせよ、まだ《青》の頃に未練があるのではと思いますね。

さて、最後。
【君の声を聴かせて〜】

前フレーズとの関係性と、前述の解釈からいくと、まとめると
「君の純粋な声が聞きたい」ではないかと思います。悩みや、押し込めていた感情、我慢していたことを聞かせてということだと解釈します。
そして「息を吸って」というフレーズは
君の声を全て受け止めるという意味だと解釈しています。
しかし"聴" かせて という表記については正直疑問です。一般的にはこの字は音楽に関係していません??調べておこう。

で、先程とっておいた名言。
「悲しみの終着点は歓びへの執着さ」
これは今の解釈と結び付けさせていただきます。
君は悩みや苦しみから逃れながら大人になっています。しかし全てが解決したわけではありません。そのような悲しみを抱えている者は、一つでも多くの歓びを得ようと、嘘をついたり、我慢したり、誤魔化したりするようになります。君はそれをずっとしていたのです。
主人公である僕は、君とわかり合おうと必死で、勇気を出してその世界に踏み込みました。
しかしそこで初めて、君の抱えきれないほどの苦悩を知るのです。
「執着」という言葉、みなさんはどのような印象がありますか?少なくとも私はあまり良いイメージを持っていません。
つまり僕は大人の世界、そして君が持つ闇を知ってしまい、また軽いショックを受けたのではないでしょうか。

しかし、以前と違うのは、僕もまた大人の一員であるということ。君がどれだけ苦悩を抱えていても、同じ身になった以上、それを簡単にこぼせないことは分かっているのです。
だからこその「藍色の空が青になる そのときがきたら」なのではないでしょうか。

と、まあ解釈をワー!っとやったわけですが、最後に「中学生」という設定について。
これは単に、一番ぴったりな年代だからだと思ったのです。子供でも大人でもない時期。
それだけです。


ついて来られてます??(笑)
大変でしたね、お疲れ様です。
蛇足が多かった気がしますが多めに見てください。

この曲は2010年のアルバム『kikUUiki』に収録されています。確かサカナクションさんが上京して行かれたのもその前かその辺りだった気がします。
これは余談ですが、彼らは北海道から出て来られているので、北海道と東京の違いをこの曲の僕と君で擬えているのかなと、勝手に考えていたりします(笑)。
確か、記憶が正しければ「メガアクアイイロ」というフレーズは《ク》と《ア》を繋げたら
「メガアカイイロ」になってどうこうという話もあった気が…
あと、確かボーカルの山口一郎さんの夢の中で
女性が繰り返していた言葉だと言っていた気も…。
とにかくまあ、私が解釈しているのはこんな感じです。
あ、あと、「君の声を聴く 息をすって」
というフレーズの「聴く 息」ってアルバムタイトルの『kikUUiki(気空域)』と同じ音ですよね。狙っているか分からないけど。前から思っていました。

というか、すごく長くなっていますね。
まあ簡単に言えば「大人になりたい少年の歌」だと解釈したということです。

今、夜中の3時に執筆してます。馬鹿ですね私。寝ます、流石に。
何故か眠くないけど。
あ、これスマホだから…ブルーライト浴びているからか…。なるほど…寝よう。

最後に、この記事が、願わくば山口一郎さんに見て頂けますように…なんてね。

寝る!おやすみ!!!
コロナに負けるな!!!!!!!!




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