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ボーカル習っている素人だけど歌が大好きすぎるから過去の経験から、歌の上達を目指す人へ勝手にアドバイスする。【超・長文注意】

こんにちは。前回はみきとPさんへの愛を語りました、れるはです。

まず最初に注意してほしいことがあります。
私は専門家でもプロでもありません。なので正しい方法ではないです。ちゃんと丁寧に歌の上達を目指したい方は学校に行ってください。
経験談みたいなものなので参考にする程度でお願いします。
あと、ここからはめっちゃ重要。

この記事は歌の上達を目指す記事です。
カラオケの上達を目指す記事ではありません。
歌が上手くなりたい、と、カラオケが上手くなりたい、は、
全く全く全く違います。
だからカラオケ目的の方は参考になりません。

また、特に参考になる対象は
・すぐ喉が枯れちゃうよ
・腹式呼吸できないよ
・高音が綺麗に出ないよ
・表現力をつけたいよ
・自分に合う曲を見つけたいよ
という方です。
音程が取れないとか、声が出ないという方は申し訳ありませんがあまり参考になりません。すいません。

では、前置きが長くなりましたが本編に入ります。

私が歌の魅力を知ったのは小学生の頃です。
元々好きではありましたが、だんだん本格的にやろうと思いはじめたのはこの時期でした。
しかし、当時は右も左も分からない状態。
あと、ボカロが流行っていた頃。
私は「取り敢えずサビのときは大声を出せばいいんじゃね?」という感じで、喉のことを全く考えずひたすら大声を出すというリスキーな方法を取っていました。
さらにボカロを歌っていたので大声で、しかも慣れない人間外れなハイトーンで歌っていたものだから、3回くらい歌えばもう喉はカッスカスになりました。

でもそれがスパルタなトレーニングになったのか(?)3カ月位経てば全く喉が枯れなくなったのです。どうやら喉が枯れたときは、いわゆる筋肉痛のように新しい声帯が作られ、より強い声帯になるようで。
私は多分そんな感じです。
流石に今でも2時間歌った直後は枯れますが、10分ほど経てばほぼ通常に戻ります。
次の日も全く問題ありません。

元々声は通る方でしたが、こんな調子なのでバッチリ胸式呼吸でした。

私は腹式呼吸ができません。

ずっとそれが悩みで、やはり腹式呼吸のほうが良いのかなと思っていたので、身につけるべく、ボーカルに通うことにしました。

で、先生に衝撃的なことを言われたのです。

「先生、腹式呼吸ができないんですが」

「え?でも…ぶっちゃけできなくてもいいんだよ?」


ぶっちゃけ、できなくても、いいん、だよ…??

目から鱗。なんやねん。今までの悩みは、なんだったんだ。

その先生が仰るに、元々声が通る人は腹式呼吸に頼る必要がなく、むしろ無理にやると鎖骨などに力が入ってしまい本来の発声の良さが活かしきれなくなってしまう可能性があるそうです。

腹式呼吸は横隔膜を上げ下げすることで肺を縦に大きくする方法で、声が通る人は横隔膜に頼らなくても肺が膨らむけれど、通りにくい人は自力で肺を広げられないから、横隔膜に助けてもらうようです。(一説によると、ですがね)

つまり!今、腹式呼吸ができないと悩んでいる人も、もしかしたらあまり考えすぎなくて良いのかもしれません。

ただし、やはりできていた方が喉への負担も軽減します。私もできないタイプですが、一応先生に教わったやり方を紹介します。

《腹式呼吸の練習のしかたの例》

・人差し指を蝋燭に見立て、火を消すイメージで「ふっ」もしくは「すっ」と吹く。人差し指を少しずつ離しながら行う。お腹に手を当てて、意識をしながら。

・風船を少し膨らませて、萎ませるのを繰り返す。好きな曲のリズムに合わせて、なるべく8ビートくらい。

・息を鼻から吸って、限界まで小刻みに息を吐く。「ふっ」もしくは「すっ」
このときもお腹を意識。曲のリズムに合わせて行う。「ふっ」「ふっ」「ふっ」…みたいな。


取り敢えずこんな感じです。やってみてください。

さて、話はまた過去に戻ります。私は中学生になり、音楽の授業で本格的な合唱をやるようになります。私は調子に乗ってボカロを原曲キーで歌っていたくらいなので、3年間ずっとソプラノでした。
人間って自然に学ぶ生き物なんですよ。今思い返せばその頃くらいからミックスボイスができるようになったと思います。

当時はミックスボイスなんてまず知らないので意識はしていませんでした。
しかし、カラオケで歌っているときなど、なるべく喉に負担をかけず、周りの人がキーンとならないように高音が出せないか?と自然と考えていたんだと思います。
しかも、なるべく力強さは残せないか、と。
で、本能的に分かっていたのは、喉を締めて、地声のまま出したら絶対出ない、ということでした。理屈とか抜きで思っていました。
どうすればいいかと考えた結果、合唱のときの発声だ!となったのです。

ざっくり言うと、喉を開く。これをすればできるんだな、と、感覚的に覚えました。

こればかりは感覚的なものだったので上手く説明できないのですが、高音が出ない方はちょっと読んでいてください。

めっちゃ分かりやすいイメージで言うと、凄く極端なイメージはオペラ。
みんなたまにふざけてオペラの真似をするでしょ?(オペラ歌手の方には申し訳ない)
あの太い声って、地声のままじゃ絶対に出せませんよね?試しにやってみ?なんとなく喉開いていない?わからない?多分開いてるんだよ。
要はそれです。その感覚に近いです。ミックスボイスは。
地声でも、完璧な裏声でもない。まっすぐ通る高音。
私が分かりやすいなーと思うアーティストは[Alexandros]のボーカルの洋平さん。ワタリドリのサビなんて一番分かりやすいのでは。

上記でピンとこなかった方に他のイメージを出すとすれば、喉にふっとい鉄パイプが通っている感じ。そのままの状態で声を出す感じです。
あとは、なんていうかな。「おぇっ」って感じ。もうね、感覚的問題。

要はこの喉の開きを実感し、身につけ、自在に操れるようになれば、ハイトーンのときにやればミックスボイスになるんです。
ミックスボイスができればうるさい高音にはならないし、少し高い音が出せるようになるかもしれません。

でも単純に無理な音域も必ずあるので無理しないでください。おすすめは地道にピアノを使って一音ずつ上げていくやり方です。自分はどこまで地声でどこから裏声になるか。地声でも裏声でも苦しい音域はミックスボイスの出番かもしれません。裏声でも出せない超高音、キンキンする音域はそこが限界と考えてもいいでしょう。
頑張りたい方はホイッスルボイスを取得してください。
ピアノがない方はキーボードやアプリでいいと思います。


高校生になり、ボーカルに通い始めたときの話をします。
ちょっと自慢させてください。
気分悪くなる方は読み飛ばしてね。
私は声が元々通る方で、音域も狭くはなかったので基本的なことは教わらなくても自然とパスできました。

そうなってくるとなにを教わろう?って感じなんです。なにを上達させよう…と考えた末、表現力をあげようという結論に至りました。しかし私は技術的な意味で身につけたかったのではなく、感情的な意味で身につけたかったのです。
そこで先生と決めたレッスン内容は歌詞の解釈をする、ということでした。

一言一句残さず出来る限り細かく解釈する。まるで謎解きのような感覚です。分からない言葉はもちろん、知っている言葉でもなにか気になったら調べました。果てには漢字の意味(成り立ち)まで調べることも。
それで一つの物語にまとめるのです。正しいかどうかなんて気にしません。だって作った方が隣にいるわけじゃないから。
基本的に一般的解釈も調べません。有名な解釈が一般的に広まっていれば土台にはします。

あとは、とにかくなりきる。自分の中に落とし込む。もはや歌うのではなく、演技です。
難しいことではなく、目つきを鋭くしてみたり、悲しい表情をしてみたり、声のトーンを変えてみたり、明るく弾けてみたりすれば良いです。
形だけでも作ればあとは感情が乗っかってくれます。

あと、振り付けも大事です。イメージを具現化するために体をとにかく使う。恥は捨てる。もう仕方ないから。

これは技術的な表現を作るときにも使えます。
分かりやすい例だと、クレッシェンドをかけるときは腕を伸ばしたり、手を広げる…みたいな。
発声にも活かせるもので、ちょっと上級向けの話にはなりますが、例えば頭の真上に突き抜けるような高音を出したいとき、維持したいときは手を上げ、天井を指さす。また、重心を落として、安定させたいときは床を押すようなアクションを取る。ロングトーンに回転をつけ、軽くしたいときは腕を外側や内側に縁を描くように回す…など。

Twitterにもありましたが、振り付けをすることで、肺が広がりやすくなるという点もあります。特にステージ上に立つ方は見栄えも良くなるのでおすすめです。恥ずかしい場合はかっこつけてるのではなく、自分自身に指示を出しているというイメージでやればいいと思います。

めっちゃ長くなりましたがついてこられていますか?
最後に、なにを歌えばいいのか分からない方。これは単純。
とにかく色々なジャンルをたくさん歌う。
これしかありません。
周りに聴いて貰わなくてもなんとなく自分に合う歌が分かると思います。
私もそんな感じです。小学生のころからめっちゃ歌ってきて、カラオケもたくさん行ったけど、自分に合う曲が分かったのはつい最近です。

今まで書いたことは参考程度の話です。
最後に言いたいことは、周りの方やプロの方、ネットなどには安全な方法がたくさん書いてあります。しかし結局人によってタイプは違うものです。自分に合う合わないはあると思います。詳しいことは分からなくていいと思うのです。
多少無理なことをしても、その経験から無意識に喉を守ろうとし、正しい発声が身についていくと思います。堅い話は無理、難しい話はわからないという方は自分なりにできればいいかもしれません。

ただし、発声から身につけたい方は私のように声帯をぶっ壊すやり方ではなく、なるべくボイトレを学んで丁寧に身につけた方がいいと思います。こればかりは本当にそう思います。
私の場合は運が良かったのと、時間があったから身につけられたというだけです。あまり真似はしない方がいいかも。

全て本当に、正しいとは言えないです。プロの方が世の中にはたくさんいるため、本当に、鵜呑みにはしなくていいです。ただ、難しく考えないで、意外とこんなもんで楽しくやればいいんだよ、と、
ただそれだけを伝えたかったのです。
皆様の上達を願って応援しています。



(※録音環境がないため自分の歌声も晒していないのに一丁前なことばかり書いてすいません。調子に乗っているだけと思っていただいても結構です。実際、正直少しだけ調子に乗ってます。すいませんでした。)


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