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僕にできること。

オリバジ1位獲得。
まずは応援してくれた皆さん、
本当にありがとうございました。
ここでは僕がずっと考えてた話を、ただただ書き散らしていくことになります。
それはそれは、とても長くなります。
興味のある方だけで構いません、もし良かったらお付き合い下さい。


全ての始まりは今年の2/21。
僕が泥酔枠をしていた時に、朝方本音をポロッと零したのがきっかけ。
「自分が悪いのは重々承知してる。」
「放置しちゃったからもう同期もいない。」
「皆の輪に入れずに遠くから見ている。」

「イベントを走らなかったことを後悔してる。」

酔っぱらいの戯言。でも、僕の本音でした。
翌日「やっちゃったなあ」と思いながらも
何事もなく過ごせるかなと思ってた。
あむちゃからDMで「独り言」と称して
「やってやんよ!って言って!」って連絡をもらった時は、実はまだ悩んでて……。
でも、あむちゃもそれ以降強く僕を焚き付けることもなく、ずっと返事を待ってくれてた。

いざ「オリバジ走ろうと思う!」って口にした時、たくさんの人が応援すると言ってくれた。
本当に嬉しかった。
優しくてあったかいみんなに応えたいと思った時、初めて「僕にできることはなんだろう」って思った。

大前提として、僕は自信のあることは卑下したり謙遜する方ではない。
得意なことは得意、秀でてるものは秀でてる、好きなものは好き、したいことはしたい。
きちんと胸を張って言える方だと思う。
そんな僕が、イベントを走ることを決めた後で頭が真っ白になった。思った以上に自分になんにもなくて。

経験がない、同期もいない、機材もない、得意な歌では勝負できない、コラボが苦手でできない。
なーーーんにもない。
そんな自分に何ができるんだろう。
4月に走ろうとしていたオリバジにあげはちゃんが出ることを聞いて、僕の気持ちはゆらゆらしてた。
「応援に行きたい」、それと同時に、あげはちゃんと一緒にイベントを走って、上位に並び立てる自信もなかった。逃げ場をなくしたいがために3月に、「5月にオリバジを走る」と宣言した時にも、まだ本当に走れる気はしてなかった。

そうこうしてる内にあっという間にあげはちゃんのオリバジがやってきて、とんでもない衝撃を受けた。
「このバトンを僕が受け取るんだ」と思うと手が震えた。胸を張ってみんなを引っ張っていく姿を眩しく思った。僕は絶対にこうはなれない。

4月のオリバジが終わってから、ずっと考えてた。みんなの言ってくれる「僕らしく走る」ってなんだろう、「僕なりの戦い方」ってなんだろうって。
時間はどんどん迫ってくるのに、ずっと答えが出なくて、5月に入った頃に久しぶりに聞いたアイネクライネに心を奪われた。


「消えない悲しみも 綻びもあなたといれば
それで良かったねと 笑えるのが どんなに嬉しいか」

「お願い いつまでも いつまでも
 超えられない夜を 超えようと手を繋ぐ
 この日々が 続きますように」

「閉じたまぶたさえ 鮮やかに彩るために
 そのために何ができるかな」

聴けば聴くほど、今の自分にピッタリだと思った。こんな風に走れたらいいと思った。
この時まだ3位入賞すらピンと来てなかった僕には、結果がどうあれ「それで良かったね」と笑える走り方をしたいと言う気持ちだった。
不甲斐ない、情けない、意気地ない僕のままだけど、どうか大好きなみんなに一緒に走ってもらいたい。

申し訳なさを抱えてみんなにそんな話をした時、全員が「当たり前」「そのつもり」「手繋いで走ろう」「そう言ってくれてありがとう」って言ってくれた。
本当にみんないい人ばっかりなんだよ。
ほんとに。


やるべきことは決まった。
決まってからは早かった。
「なにも出来ない僕」にも「できること」。
やろうと思えば誰にでもできることを、余すことなく全部全部やりきろうと思った。
半端なことをしておいて、「それで良かったね」とは絶対に言えない。例えみんなが言ってくれても、僕は絶対に言えない。ラスランを終えた時に入賞出来なくても、みんなに「ごめん」って言わないために、全部やろうと決めた。

プレエントリーしている全ての人の枠にギフトを配りながら事前挨拶に回る。
各日のテーマやコンセプトをきちんと理解して全員を巻き込む方法を考える。
企画の運用に関して上手く回らない時のためのリスクマネジメントをする。
自枠は欠かさずいつも通り毎日開く。
人の枠周りにもどんどんいく。
コラボ枠の苦手克服のために、皆の所のチェキ会に進んで参加してたくさんお話する。
ギフト挨拶の薔薇の花言葉を調べる。
海外勢に英語で挨拶できるように練習する。
イベント期間中も他の参加者さんの枠に挨拶に回る。

あげたらキリがないけど、思いつく限り全ての「誰にでもできること」をやり続けた。
これだけは僕、自信を持って言える。
誰にでもできることは全部やりきった。
それでも僕はみんなが来てくれるか心配で、不安でいっぱいで、前日には吐きそうになった。
前日の夜にはしっかり悪夢も見た笑


イベントが始まってからのことは、きっとみんなもよく知ってくれてるね。
初日から思いっきりみんなに愛を傾けてもらって、胸いっぱい浴びてくすぐったくて、笑いが止まらなかった。グズグズしてるのがバカバカしくなるくらい、みんなが背中を押してくれた。

それからは本当に毎日が目まぐるしく過ぎてった。みんなのおかげで毎日ドラマとか映画みたいな展開が待ってて、ずっとキラキラしてた。
折り返しの日が来た時に初めて「え!?もう折り返しなの!?足りない!もっとやろうよ!」って口をついてでてきた。

この一週間ですっかり定着した

「これ、ぜーーーーーーんぶぼくの!」

かつての僕を知ってる人には、この言葉を僕が言うことがどれほどすごいことか伝わると思う。
「僕はみんなの愛の端数をもらって生きてる」。
これが以前の僕の言葉。
みんなにはそれぞれ推しがいて、でもそれは僕じゃない。みんなが推しに渡した愛の端数を少しずつもらって、僕は配信者として生きてた。
そんな僕が、みんなの愛をまっすぐいっぱい受け取って、胸を張って「全部僕の」って言える。
これがどんなに嬉しいことか、わかってもらえたらいいな。

ラスランまで、僕は結局情けないやつだった。
指先は痺れてて、声は震えてて、息もまともに出来なくて……。最後までみんなが手を繋いで走ってくれるのが嬉しくてボロボロ涙が出てきて。
間違いなく、僕はあの瞬間みんなから誰より愛してもらった。今思い出しても胸が熱くなる。
みんなが僕の名前を呼んでくれた。
僕がみんなの名前を呼べた。素晴らしい時間だった。

ネットの世界の繋がりって儚いと思う。
お別れの前に「やめるよ」って教えてくれたり、「最後の配信」ってしてくれたりするのは稀で、そのほとんどがさよならも言えない。
僕も、これを見てる君も、君の周りの全ての人もそう。明日も会える保証はない。

だからこの一週間をみんなと一緒に過ごせたことを、本当に大切にしたい。
大切に大切にギュッと抱きしめて忘れない。
そうして今日一緒にいられる幸せを噛み締めて、いつかお別れが来た時にちゃんと悲しめるようにしたいと思う。

僕と大切な時間を過ごしてくれたみんなに、心からの感謝を送りたい。ありがとう。
この思いの全てを伝えるには、こんなに話しても僕の知っている言葉じゃ足りないけど。
それでもありがとう。

きっとバッジは、あの一週間を過ごすためのひとつのきっかけだった。
みんなと出会うための、繋がるための、笑い合うための、最高のきっかけになったバッジが皆と僕の元に届くのを楽しみにしてる。

ありがとう。大好き。
この大切な記憶、
ぜーーーーーんぶ僕たちの!!!

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