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ニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン「オオモノミ」第一話【スロウ・ネオサイタマ・イントゥ・フレイム】リプレイ

本記事はkinoko=サン主催のニンジャスレイヤーTRPGザイバツキャンペイグン、その第一話の中で筆者であるパラがPLとして参加した回のリプレイとなります。


キャンペイグンのストーリー・概要

キョート共和国を支配する恐るべきニンジャ組織ザイバツ・シャドーギルド。アラクニッドの占いをもとにしたロードの勅命により、各派閥よりニンジャを供出した即応部隊【オオモノミ】が結成される。当然のように昇格など望めぬ袋小路の「名誉位階」、ゆえに各派閥は最低限程度のニンジャを出向させるのだった。 マスターや位階無しまで同列位階として放り込まれた、名誉とは名ばかりの愚連隊。彼らの栄光はどこに?

ようするにお前たちは出世街道から転落・・!オシマイ・・!圧倒的マケグミ・・! カラテを鍛え、媚びを売り、苦心してマスター位階まで上り詰めようと・・ここに入れば昨日入ったような輩と十把一絡げ・・・! どんづまり・・・!!名ばかりの誉れ・・・!
それでもここにしか居場所はない。ビガーケージズ・ロンガーチェイン・・・! ガイオンシティを走れ!ただ走れ!

グランドニンジャマスター(主催者)、kinoko=サンより

本キャンペイグンでは初期作成時に固有のルールが定められており、またセッションごとの取得名声・報酬及び成長コストも固定されている。また本編セッション終了毎に特定の名声まで即座に成長させる事が可能なため、キャンペイグン内サイドセッションによる報酬が無い場合や諸事情で毎回参加出来ない場合でもPC間の能力に差が出にくいルールになっている。

出撃ニンジャ/参加PL

ニンジャマスター:kinoko=サン

偉大なる本キャンペイグンの主催者。別のCPにてkinoko=サンがNMを務める卓に参加もしくは見学した事があるが、シナリオ構成やバランス調整も個人的に熟練の領域だと感じており、執筆時点でも実際楽しみだ。企画運営アリガトウゴザイマス!

黒龍(ヘイロン)=サン/PL:まいせるふ=サン

◆黒龍(ヘイロン) (種別:ニンジャ)
カラテ    10  体力   10
ニューロン   5  精神力   5
ワザマエ    5  脚力    5/N
ジツ      0  名声    5

攻撃/射撃/機先/電脳    10/5/5/5
回避/精密/側転/発動    10/5/5/5
即応/緊急回避       5/0


◇装備・スキル・特記事項
◉レッサー戦闘系ソウルの力
◉パイルドライバーver.2、◉ネックハンギングver.2

全身を漆黒のニンジャ装束に包んだ青年ニンジャ。口数が少なく真面目。同じく漆黒のハーフメンポから覗く顔からは若い男であることが伺える。
ザイバツ・グランドマスターきっての武闘派、ダークドメインの下に着く数少ないニンジャのうちの一人であり、オオモノミに送り込まれた意図は不明。
少なくとも、本人はカラテが振るえれば場所は問わない様子だ。
オーソドックスなジュージツの構えからの組み技や投げ技に加え、鋭い蹴り技を得意とするが……
彼のカラテの一番の特徴は、独特の呼吸法を持って大気中からエテルを取り込み、全身のカラテを賦活させる神秘のアーツ、チャドーを扱う点にある。

ダークドメイン派閥から来た、圧倒的カラテ重点のニンジャ。昨今追加されたグラップル系のワザを二種備えており、拘束に成功した場合後続のニンジャに大きな攻撃チャンスを作る。説明文からその出自に"あの"教えが微かに感じられる…


まいせるふ=サンによる黒龍=サンのイラスト
記事冒頭のオオモノミのエンブレムもまいせるふ=サンが作成なさりました

トロイダル=サン/PL:つっきーくん=サン

◆トロイダル (種別:ニンジャ)
カラテ     8  体力    8
ニューロン   3  精神力   3
ワザマエ    4  脚力    2/N
ジツ      0  名声    5

攻撃/射撃/機先/電脳    8/9/4/5
回避/精密/側転/発動    8/5/5/3
即応/緊急回避       1/0


◇装備・スキル・特記事項
▶生体LAN端子LV1、▶サイバネアイLV1、▷高性能赤外線ターゲッター
E:レールガン
◉シャープシューター、◉疾駆
◉知識:重工系メガコーポ、◉知識:サイバネティクス

「えッ!?私が左遷!?オムラなのに!?!?」
ザイバツでは非常に珍しいサイバネ重視ニンジャ。背部に後光めいた形状の円形電磁加速器を背負っている。なお、オオモノミへと左遷された理由もそのせい。
元オムラ・インダストリ キョート支社の社員であり、例に漏れずオムラ精神が強い。オームラー!
どのグランドマスターなのかは不明だがスカウトされザイバツへと編入されたものの、その悪い意味で特異な振る舞いのせいで
派閥に所属できずフラフラしていた結果、気付いたらオオモノミに編成されていた。
半ばシマナガシめいてやってきた謎の部隊。派閥同士の諍い。キャリアアップのドン詰まり、格差社会の底の底……絶望の中、トロイダルはこう思った。
「まあいいか!!インダストリをザイバツの皆さんにも受け入れてもらうチャンスだ!!!」

サイバネを嫌うザイバツの中では非常に珍しい、オムラを源流とするニンジャ。この段階で既に強烈な火力を誇るレールガン(2D3+1ダメージ)を採用しており、雷神紋のパワーを感じる事が出来る。外れ物のオオモノミにインダストリをもたらす事は出来るのか…


ストイックな男メーカー2nd | Picrew (https://picrew.me/ja/image_maker/249262)により作成された
トロイダル=サンのイメージ

インレット=サン/PL:水戸のパンダ=サン

◆インレット (種別:ニンジャ)
カラテ     5  体力    7
ニューロン   3  精神力   3
ワザマエ   10  脚力    5/N
ジツ      0  名声    5

攻撃/射撃/機先/電脳    5/10/3/3
回避/精密/側転/発動    10/10/10/3
即応/緊急回避       4/1

◇装備・スキル・特記事項
E:カタナ、タクティカルヘルム、ニンジャレガース
◉◉タツジン:イアイドー、◉ヒサツ・ワザ:ムーンシャドウ
◉トライアングル・リープ
◉知識: 伝統的アート(カタナ)、◉知識: ストリートの流儀

ハカマ装束の男性ニンジャ。キョート共和国のウェストエリア(ガイオンの外)の出身。
笑顔めいて目が閉じられているように見えるが、細目なためこの状態で既に開いている。このため常に笑顔でいるとしばしば誤解される。
ディセンションと同時に無数の目が自らに侵入してくるようなコトダマイメージに狼狽しているところをザイバツニンジャのスカウトを受けた。
非貴族出身のため日々ガイオン流の伝統的プロトコルを学んでいるが、複雑怪奇なルールやマナーに表情には出さないが戸惑いが多い。
派閥の後ろ盾がない現状打破の為一縷の望みを賭け自らオオモノミに志願した。キンボシを上げグランドマスターに自らをアピールすることが目的である。

初期作成段階にして冴えわたるワザマエを誇り、イアイドーによる強力な「強化精密攻撃」に加えヒサツ・ワザも扱える。◉トライアングル・リープによって機動しながらの攻撃力も確保されている。非貴族出身の重いマイナス要素を上回るほどのイサオシを上げる事は出来るのか…


妖男子メーカー(作成者:yunomoto氏) | Picrew (https://picrew.me/ja/image_maker/695783)
により作成されたインレット=サンのイメージ

アグリーエッジ/PL:パラ

◆アグリーエッジ (種別:ニンジャ)
カラテ     7  体力    7
ニューロン   4  精神力   4
ワザマエ    4  脚力    4/N
ジツ      3  名声    5

攻撃/射撃/機先/電脳    7/4/4/4
回避/精密/側転/発動    7/4/4/7
即応/緊急回避       4/0

◇装備・スキル・特記事項
▲▲醜い刃と顔(読替元:戦闘用バイオサイバネLv1)、△紫の毒(読替元:コブラアーム)
E:醜い刃(読替元:バイオ武器LV1)、トロ粉末
☆シャーペン・エッジ・ジツ(読替元:ヘンゲ・ヨーカイジツLv3)
☆◉シャーペン・エッジ・ジツ(読替元:ヘンゲ時武器銃器習熟)
◉交渉:理路整然、◉知識:貴族の流儀

アッパーガイオンに住むリキシャー運営会社の御曹司であったが、自らが乗ったリキシャーで事故が起き、右腕と顔面が見るも無残な有様となった。
元は端正な顔立ちだったらしいがディセンション後はそのシコヅラによりソウメン(総面)・フルフェイスメンポを常に着ける様ザイバツ編入時から圧を掛けられた。
それだけではなく右腕も悍ましい紫色の毒を帯びた刃の様になってしまい、「醜い刃」として爪弾きにされるようにオオモノミへ送られた。
ディセンションの経緯からモータルを信用しなくなっており、必要とあれば鬱憤晴らしを兼ねて踏み台にしていくだろう。

筆者が作成したニンジャ。至極単純なバイオ武器+ヘンゲを活用するビルド。このセッション後に☆◉弾き飛ばしと◉叩き伏せを習得する気でいるが、脆弱な精神力を突かれる前に無事生還出来るのか。そしてオオモノミに居場所を見出せるか…


筆者が手描きしたアグリーエッジ。コピックはいいぞ。

本編開始!

kinoko=サン(以下NM):点呼!!

まいせるふ=サン/ヘイロン:
(オオモノミエンブレムスタンプ)
つっきーくん=サン/トロイダル:
(オオモノミエンブレムスタンプ)
水戸のパンダ=サン/インレット:
はいよー
パラ/アグリーエッジ:
ガンバルゾー!

NM:ヨシ!それではザイバツCP第一話!◆スロウ・ネオサイタマ・イントゥ・フレイム◆を始めていきたいと思います! バンザイチャントせよ!

PL一同:ガンバルゾー!

◆◆◆◆
キョート城、謁見の間。
邪悪なる古代ニンジャヘレニズム様式のレリーフ彫刻と没薬の煙、奴隷ゲイシャが一心に爪弾くオコトの音が、ザイバツ・シャドーギルドの心臓部たるこの広間に、退廃的で謎めいたアトモスフィアを形作る。 巨大なニンジャファラオ像に挟まれた玉座はこの日も紫のヴェールで覆い隠されていた。
玉座の傍らでかしこまる数人のニンジャ達、すなわちグランドマスター達は互いに目配せを交わし、謎めいた何らかの符丁で言葉なく会話する。 そこから玉座に遠ざかるように控える選りすぐりのマスター、アデプト、アプレンティス達。そして壁際の空白を埋めるように整列する無数のオカメ・オメーン装備のクローンヤクザども。 居並ぶニンジャ達の中にはキミの姿もある。
銅鑼を叩く奴隷ゲイシャ、オーガニックの猫、カマユデされているシーホース、ドゲザする奴隷バンガシラ、奴隷スモトリ。ニンジャ千年王国の新たな門出を祝うべく、謁見の間は多くのニンジャ、モータルが集められていた。

定刻。小柄で陰気なニンジャ、すなわち大参謀パラゴンが奥ゆかしい所作で進み出て、オーガニックワ・シの巻物を広げる。

「クアドラプルガトリングガン=サン」
「ハイッ!」
名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

「セパレートオーガ=サン」
「ハハーッ!」
名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

「ゴウランガクリティカル=サン」
「はい」
名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

「バレルポイズン=サン」
「ハッ!」
名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた

NM:「アグリーエッジ=サン」
アグリーエッジ:
「…ハイ。シゴズラ故、ソウメン(総面)でのアイサツをお許し下さい」

名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、片手を額の前で組み、頭を垂れた。 もう片手は…既に刃となっていた。

NM:「ヘイロン=サン」
ヘイロン:
「……ハ」

名を呼ばれたニンジャが進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

NM:「トロイダル=サン」
トロイダル:「ハイ!!!」

名を呼ばれたニンジャがよく通る返事を上げ進み出ると、まずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

NM:グラマスの何名かが眉を僅かに顰める
「インレット=サン」
インレット:
「はい」

インレットは先に呼ばれたニンジャ達の所作を見よう見まねでなぞる。ニューロンで他のものの振る舞いを再生しながら進み出てまずは玉座に、そして高く掲げられた「ニューワールドオダー」のショドーに、そして他のニンジャ達に、オジギを行う。そして片膝をつき、両手を額の前で組み、頭を垂れた。

キミたちが進み出た後もまた、次々とニンジャが呼ばれ、儀式プロトコルはしめやかに進行する。
謁見の間の中央に位階も派閥も(当然、派閥などというものは表向き存在しない)バラバラな数十名のニンジャ達が跪く。 彼らは如何なる集まりか?

やがてパラゴンが巻物を懐に仕舞い、深々と玉座にオジギしたのち、後ろに下がる。
「フォー、フォー、フォー」
ノレンの向こうで気だるげな笑い声が発せられた。
「クルシュナイ」

ロード・オブ・ザイバツ。

ザイバツ・シャドーギルドの頂点にして、偉大なるショーグンオーバーロードの再来。キミたちの主君。
「皆も既に聞いておるだろう。今日、この日。余はギルドに、アラクニッドの占いの元、ギルドにもたらされる不吉を払うイチバンヤリとして、新たな部隊の創設と、名誉位階を設けることとした」
アラクニッドの占いは絶対だ。疑問を挟む余地はない。
ロードが二度、小さく手を叩くや、天井より巨大掛け軸が広がる。
【オオモノミ】
「ギルド、そしてニンジャ千年王国到来のため、余はここに『オオモノミ』の設立を宣言する」
一斉に万雷の拍手!奴隷オイランたちは必死の形相でドラを3度叩く!最敬礼を表しているのだ。作法を少しでも誤れば即、死である。
「期待しておるぞ……フォー、フォー、フォー」
両脇から巨大フスマが玉座を遮るようにスライドし始めた。謁見の時間は終わりだ。
大参謀パラゴンが儀式めいて両手をバンザイし、叫んだ。
「ガンバルゾー!」
他のニンジャ達、クローンヤクザどもも同様の仕草で一斉に唱和する。
「「「ガンバルゾー!」」」
ナムアミダブツ!何たる禍々しい光景か!

NM:キミたちもチャントしよう。しない奴はカマユデだ

<実況チャンネルでは>
:しないやつはカマユデだ
:トロイダル=サンのチャント、姿勢や腕上げる角度その他が完璧に決まってそうだ
トロイダル:「練習はバッチリです!ハハハ!」

トロイダル:「ガンバルゾー!!」
キビキビした動きでバンザイ・チャント重点!

アグリーエッジ:「ガンバルゾー!」
アグリーエッジもまたバンザイ・チャントを行った。新しい居場所だ。

ヘイロン:「………ガンバルゾー」
ヘイロンも両手を上げ、バンザイ・チャント重点!

インレット:「ガンバルゾー!」
周囲を真似でチャントする

「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」「ガンバルゾー!」

◆◆◆

キョート、アッパーガイオン。
オミヤゲストリートよりやや近い通り、モチヅキ・ストリートは、華やかな表道とは打って変わり静かな住宅街だ。
条例で保護され、景観を維持する奥ゆかしい伝統的キョート建築の屋敷が並ぶ。それはバイオ松の美しい庭園と、それを周囲から隠す漆喰の高い塀を持つこのホナミ屋敷もまた同様だ。
屋敷内も広く、タタミ敷の室内には新しいバイオイグサの香りがする。またUNIXなどの電子設備も十二分。
地下には広大な秘密ドージョー、茶室もいくつか存在する。
日本人ならばこの屋敷の見事さとリラクゼーションの高いミニマルな箱庭に安らぎのアトモスフィアを覚えるだろう。
ザイバツのニンジャであっても、このような屋敷を与えられればそれはすなわちギルドからの覚えめでたい証左。
問題は。

ここが『オオモノミ』の詰め所にもかかわらず、キョート城から離れた場所に設置されていることだ。

表向きはデイリをしやすくするための措置とあるが、その実、重くのしかかる無言の断絶と閉塞を、エンガワから遠くに見えるキョート城から感じる。
キミたちは儀式の後、この屋敷に詰め込まれた。ザシキから月見ワビ・チャを、あるいはそんなことなどせずそのまま思い思いに過ごしていることだろう。

NM:(何してます?)

インレット:茶菓子を食べながら他のニンジャを観察してます。
ヘイロン:「………」チャッチャッチャッチャッ…… ザシキのザブトンの上に腰を下ろし……流麗な手付きでマッチャを点てている。手元には茶菓子のワサンボン。
アグリーエッジ:「…これは、体の良い半端物払いという訳ですかな」 アグリーエッジは不敬な発言をエンガワで言い放った。
トロイダル:「ヨロシクオネガイシマス!ヨロシクオネガイシマス!ドーゾヨロシクオネガイシマス!  トロイダルです!ヨロシクオネガイシマス!」
辺りのオオモノミ・ニンジャたちに名刺を配って回っている。うるさい。
実際、数名の礼儀に欠けたニンジャたちは、露骨に追い返したり逃げたりしている。
「名誉位階、オオモノミ!実に目出度い!セールスにもキアイが入るというものです!  一体何の任務が下されるのでしょうか……!ハッハッハ!」
「ヨロシク」
「オネガイ」
「シマス!」

アグリーエッジ:「これはこれは…ヨロシクオネガイシマス、トロイダル=サン。生憎私はこの身体故、サイバネが馴染むとは…」その目線は己の刃と化した右腕にあった。
インレット:「ドーモ。こちらこそよろしゅうお願いしますわ〜」

ヘイロン:「………」チャカチャカ……チャカッ!
「………ドーゾ。茶菓子があるなら、チャが要るだろう。」
マッチャの入ったチャワンをスッとインレットへ差し出す
インレット:「ドーモ。おおきにな〜」
インレットはチャノユの作法にまごつきながらチャを飲んだ

ヘイロン:「……」「………飲むか」
次のチャワンにカメから汲んだ湯を注いでいる
トロイダル:「いえ結構です 悪いです」
急に奥ゆかしくなり、お断りした。こういった礼儀作法はキョートでセールスを行うにあたり必修事項だ。
ヘイロン:「……そう言わず。コチラの手前を見てクダサイ。」
一度断ることで奥ゆかしさが付与され……そこに、此方から評価を請うことで水を向ける……複雑なるキョート式の仕草である。
「………スゥーッ…ハァーーッ……」
……チャチャッッ!「………ドーゾ。オアツイです。」
それから、トロイダルに点て終わったマッチャのチャワンを差し出す
トロイダル:「それでは」
椀を受け取り、手元で茶器を2度回す。 そうしてチャを一息に飲み干す……ことはなく、三度に分け茶器を傾け、タタミに置いた。
そこにはわずかにチャの緑が残っている
「結構なお手前で。ハハハ……普段はあまり嗜みませんが、チャも良いものですねえ!」

ほんのりと身体が軽くなったような気がする。暖かいマッチャで緊張がやや解れたか………?

ヘイロン:「ドーモ」
恭しく一礼を返し……ヘイロン自身も、マッチャの器を傾ける。
「………」カリ…
ワサンボンを口許へ運び、一口かじって……
……ズ…… チャを啜る
「(………美味い)」ホワ……


NM:えー、トロイダル=サンとヘイロン=サンにオクユカポイントを差し上げます
筆者注:オクユカポイントに今の所意味は無い模様。貯めて自慢だ。

NM:さて

奥ゆかしくもチャを交え、出撃の時を待ち、静かに憩うキミたち。

グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン! グワーン!グワーン!グワーングワーングワーン!
キミたちの耳にだけ聞こえるドラの音!
これは地下ドージョーに繋がれた奴隷ゲイシャの鳴らすレリック、ドラ・オブ・ネコチャンの音だ。ニンジャでなければ聞こえまいが、キミたちはニンジャゆえに地下より響くこの音を聞きつける。
何らかのミッションが発令されるとこのドラが鳴らされ、その後、完全な抽選で対応する戦士が選ばれる。 これは位階の高低に関わらず、ザイバツに貢献するチャンスを平等に与えるためだ。

NM:行きたい人は地下に行こう。 なお、別に地下に行かなくてもキミたちに支給された漆塗りのハンドヘルドUNIX(オオモノミの紋章入り)に連絡は回ってくる。

ヘイロン:「………ム」
インレット:「仕事やな」 立ち上がる
トロイダル:「アイエ」 肩を跳ねさせ、小声でそのドラの音に反応した。 「……ハハハ!早速ミッションのようですね……ハハハ!」
アグリーエッジ:「…その様かもやしれませんな。私は地下に参ります」
ヘイロン:「………抽選……なのであったな」 残りのチャを、僅かに残して飲み干すと……スッと立ち上がり、特に誰に声を書けることもなく地下へと向かう。
インレット:積極性アピールのためにインレットは地下にすぐ向かいます

『ニューワルドオダー』『不如帰』『大物見』『拙速』といったショドーが掲げられた地下ドージョー。
その奥には天井ほどまである伝統的かつ荒々いアトモスフィアを与える謎めいたレリックが鎮座している。
それを奴隷スモトリが4人がかりで回転させ、オオモノミの所属員の名が刻まれた球体を排出。
刻まれた名前のニンジャにミッションをタイピング奴隷がUNIX伝達し、該当者はミッション地域に直接向かう。
これにより従来に比較し破格の速度で戦力を派遣できるようになったのだ。
地下に赴けば入れ替わるようにニンジャが飛び出していく。抽選レリックでは既にいくつもの球体が奴隷スモトリによって抱えられ、タイピング奴隷に向けられている。
だが抽選が終わらぬ。その数は30は超えようか。
「ドッソイ!ドッソイ!ドッソイ!」奴隷スモトリが抽選レリックを回転させる。排出。

ヘイロン:「……………多いな」 「これほど大規模とは。」
ヘイロンがメンポの下で独りごちる
トロイダル:「ムムム……」
冷や汗を一筋垂らしながら、威圧的に回転する巨大抽選レリックを眺める。
インレット:「(ガラガラかぁ)」

掲げられた玉には……キミたちの名前!
すぐさまタイピング奴隷がミッションにキミたちの名前を登録、メッセージが伝達されてくる! キャバーン!

ヘイロン:「………ム」「………出番のようだ。」
インレット:「(これは上に良いとこ見せるチャンスやな)」フンス

届けられたメッセージの内容は、ザイバツという組織からすれば異様なまでに簡素なもの。
『奸賊ラオモト、死す。すぐに指定のポイントからポータルをくぐりネオサイタマへ侵攻せよ』
ゴウランガ……!ついにアラクニッドの予言の日がやってきたのだ!

ヘイロン:「………ネオサイタマ。」「"アレ"を使うのだな。」
命じられたのであれば、向かう。ただそれだけだ。
トロイダル:
「ア!……やはりクロームハートだけでも導入したほうが効率的な……  エッ!?
UNIXの表記を見て、素っ頓狂な声を上げる。
「し……侵攻。侵攻……ですか。イクサですか?  イクサ、でしょうな。ハハ、ハハハ……」
インレット:「ハイヨロコンデー」 同じく名前を呼ばれたメンバーをそっと確認してからポータルへと向かう
アグリーエッジ:「…果たして、東に向かう訳ですな」

ここからはまさに電撃的速度が求められる。 準備に割ける時間は少ない、指定のキョート城奥のポイントにすぐに向かわねば。

何する?全員、どれかひとつ選ぼう。
充分な準備を行う。即応、または緊急ダイスを合計3つ得る。
ザゼン集中、あるいは奴隷モータルを虐げ精神を充足させる。精神力をD3増やす。
腹が減ってはイクサは出来ぬ。スシを食べ体力を充足させる。体力をD3増やす。

ヘイロン:ごはん!

1d3 = (1)
体力+1

ヘイロン:……ちょっと!

この後トロイダルは緊急回避ダイス+3個、インレットは体力+3、アグリーエッジは精神力+3という結果になった。

出目が良かった。

黒龍:
「………」もぐもぐ
「………」もぐもぐ
「………」もぐもぐ
「………」ゴク……
「………」プハ
「………(美味い)」ホワ

インレット:
「イタダキマス」モグモグ
「(ん〜脂ののったサバに酢が良い塩梅やわ〜)」〜

アグリーエッジ:
「ふむ…となれば、急ぎつつも落ち着く必要がありますな」
アグリーエッジはやおらアグラ・メディテーションを行った。

トロイダル:
「アイエエエ……こ、こんな早くイクサだなんて聞いてない!マニュアルにもなかったぞ……!  え、ええと!グリスヨシ、ドライバーヨシ、コンデンサ、予備基盤、マルチメータ、それとハンダ……!」
トロイダルは随分と慌てている。先程の溌剌とした様子が嘘のようだ。
ヘイロン:「………」ポン、と肩を軽く叩き
「まだ時間はある。ニンジャなら間に合うはずだ。落ち着け。」
「……作戦に支障があっては困る。」
トロイダル:「は、ハイ……シツレイしました……」
ヘイロンの言葉に少し平静さを取り戻したが、それでも少し落ち着かない。一体なぜ……?

NM:それでは準備は整った!指定されたポイントへキミたちは色付きの風となり向かう!

キョート城奥にある小さな御堂、そこに物々しいアトモスフィアを携えたニンジャ達が集結している。 彼らは次々と御堂に入り、しかし出てくることはない。明らかに収容人数オーバーにもかかわらずだ。
キミたちの前、特徴的甲冑姿のニンジャがイーグルとともに御堂に入っていく。出てこない。

ヘイロン:「………ム」その姿に、ピクとヘイロンが小さく反応
「(………"ヤツ"も行くのか。ネオサイタマに。)」
インレット:「これが噂のポータルかぁ。生で見るんは初めてやわ」
トロイダル:「……あ、あれは……デスナイト=サン、でしたか……?」 大きなフロシキ・シートを抱えている。

御堂の中に入れば、ザゼン集中したディプロマットが両手を拡げ、目の前の空間に、渦巻く黒い穴を開いている。 「ザゼンにてシツレイ、ポータルを開きました。ご武運を」 ディプロマットの額に浮かぶ汗を奴隷オイランがふき取っている。この規模の部隊の転送は初めてだろう。

インレット:「ドーモ。オサキニシツレイシマス。」 あえて己を強いて真っ先にポータルへと踏み出す。
ヘイロン:「ドーモ、ディプロマット=サン。オツカレサマデス。シツレイシマス。」 ディプロマットにオジギ。簡潔にアイサツを済ませると、特に躊躇いもなくポータルへと足を踏み入れる。
アグリーエッジ:「…ドーモ、ディプロマット=サン。オオモノミのサキガケとして、その御力お借りします。」 アグリーエッジもまたポータルへ踏み出した。
トロイダル:「……ど、ドーモ!ディプロマット=サン!  貴方のお力、そしてザイバツとオムラのために報いられるよう頑張りますとも!ハ、ハハハ……!」
NM:後ろが混むゆえキミもそろそろ逝こう。
トロイダル:「……ヨシ……ヨシ!行くぞ、行くぞ……  ヨシ行くぞ!ヨシ!ヨーシ、ヨシ!よアイエエエ!」
後ろから気性の荒いニンジャに蹴り飛ばされ、落ちた。

010010100……キミたちの身体が0と1に瞬時に分解され、消滅!
010010010101000100100010010001……
010010100010001キミたちは流星めいたノイズの流れるトンネルを高速で飛行している010001000100010001スピード・チューブの内部めいた0010001さまざまな影0100101遥か遠く、黄金の立方体00100000101

NM:D100を振ろう。

◆ロール結果◆
ヘイロン:80
トロイダル:93
アグリーエッジ:7
インレット:42

ヘイロン:……ム
どっちだこれは…
トロイダル:
ア!
インレット:
極端!
NM:
なるほど。

010010100010001透明だが明確に実在するノイズの輪郭、その巨大な鉤爪が0100010001を掴み取ろうと伸び来たる。0010001その斜め後ろでは別の意識体が悲鳴を010010100010001
一瞬のことである。
トロイダルとヘイロンは0101010111の巨大な腕に捕まった!!
(((ドーモモモモ、インクィジタタタターターターターターターター……)))鉤爪、腕、肩、鎖骨、顔がズルズルと壁の中から這い出す。(((インクィジターは許さささははないないないででですすすす)))巨大で禍々しい両手!脱出できぬ!

ヘイロン:「!」
「……スゥーッ……!!ハァーッ…!!」
咄嗟にヘイロンは全身にカラテ賦活……両腕に力を込める、も……
「………!!(重い……!!いや、これは………)」
トロイダル:
「ア、アイエエエエエ!」
トロイダルは悲鳴!背部に背負ったヘイローめいた電磁加速装置が、握りしめられミシミシと悲鳴を上げる!
「な、ナンデ!?ナンデ私……ザイバツでオムラなのに!?な、ナンデ……」
巨大な怪物が触れたフロシキが01分解され、散らばった中身がポータルの中に霧散していく……
アグリーエッジ:「…これは!トロイダル=サン!?ヘイロン=サン!?」
NM:いけない、これでは二人は3割になってしまう!?

インレット:助けれませんか?なんかサポートとか
NM:インレットは何らかの攻撃ダイスを振っていいぞ!
インレット:強化精密いきます
アグリーエッジ:同じく何らかの攻撃でインタラプトを試みて良いでしょうか?
NM:GOGO!

◆インレット:強化精密攻撃→二人を掴む手◆
5d6>=4 = (5,6,4,5,4 :成功数:5)
5d6>=4 = (4,5,1,1,6 :成功数:3)

◆アグリーエッジ:バイオ武器Lv1+コブラアーム素殴り◆
4d6>=4 = (4,1,1,2 :成功数:1)
3d6>=4= (6,1,1 :成功数:1)

両者とも成功!

インレット:「この…離せや!イヤーッ!」
イアイ抜刀し2人を掴む手、親指と人差し指の間の水かき部分を過たず切りつける
ヘイロン:「……ッッ!!イヤーッ!!」 インレットのイアイに合わせて瞬間的にカラテを込める!
アグリーエッジ:「その手を放して頂こう!イヤーッ!」 インレットに続けて右腕の刃を振るう!

インレット、アグリーエッジのインタラプト!当たれば二人を解放できる!! ―――当たればの話だ。
(((インクィジタタタターターターターターターター……)))
インクィジターの身体から人間サイズのインクィジターが分離!二人の救助をインタラプトし01分解!

アグリーエッジ:「ヌゥッ!?在り得ん!このままでは!」
インレット:「……ッ!!ブンシン…!?」

だが無駄ではない!キミたちの救助はインクィジターの注意を正面に引きつけた!
「アブナイ!イヤーッ!」 その時だ!背後から クアドラプルガトリングガンとゴウランガクリティカルの意識体が連携ケリ・キックでインターラプト!巨大な手を蹴りこじ開ける!

ヘイロン:「!」
「御二人………!!イヤーッ!!」
瞬時に巨大な手から脱出!ジュージツを構える!
「………感謝、する…!」
トロイダル:「アイエッ!?」
ケリ・キックの勢いでくるくるとポータル内部を飛んでいくも、姿勢を立て直す!
「た、たすかった!?助かった!ア、アリガトウゴザイマス!」
アグリーエッジ:「何と…クアドラプルガトリングガン=サン、ゴウランガクリティカル=サン、アリガトウゴザイマス…!」
インレット:「2人とも!早よ、こっちや!」 わずかに緩んだ拘束の隙間から腕を掴み引き寄せる

NM:えー皆さん。彼らは皆さんのユウジョウある相手です。 D4を2回振ってください。

◆ロール結果◆
ヘイロン:(4+2)
トロイダル:(2+1)
アグリーエッジ:(1+2)
インレット:(2+3)

NM:なるほど

筆者注:ここで先程の出目が、それぞれクアドラプルガトリングガン=サンとゴウランガクリティカル=サンへの親密度であると告げられた!

ヘイロン:ウワ親密度4

NM:では。

見事なインタラプトでキミたちを助け、彼らの意識体はすり抜けるように速度を―――もう一体巨大なインクィジターが突如出現!!スピードチューブの内側めいた空間の壁に叩きつけられ0と1のパーティクルとなって砕け散る!
「「バカナ!?101バーッ!サ010110101!」」
一瞬のことであった。

ヘイロン:「!!………………ッ」
……振り返る時間はない。ここで捕まっては、先程の二の轍……ヘイロンはインクィジターを振り切るようにポータルの出口を目指して加速する……!!
トロイダル:「エ?」
先輩を……先程まで先輩であった01ノイズの流体を視界の端に見る。 意味も分からぬままその光景をニューロンに刻み、男は出口へ向かって流されていく。
アグリーエッジ:「(益々在り得ぬ…かの御二方が斯くも…!)」
しかしアグリーエッジは、自身の安全を確保しつつも出来る事がない…!
インレット:「ゴウランガクリティカル=サン!クアドラプルガトリングガン=サン!……そんな…」

ネオサイタマ

戸惑う暇はない、前方の闇へキミたちの意識体はスピードを上げ飛び込んで10101101011101010
◆◆◆◆
飛び出した先はどうやら廃テンプルのようだ。天井には蜘蛛の巣が張り、奥には申し訳程度のブッダウォーリア像がひとつ。ボロボロの首なし像だ。長い年月の中、品のないモータルどもに荒らされたのだろう。
振り返れば、背後の壁にはキョートのそれと対になるようなマンダラ・ペンタクルが直描きされている。紫色に脈打つそれはアンバサダーのポータルを補助するマントラであり、儀式である。
目の前には白緑色の装束を着た若いニンジャがザゼン集中しながらポータルを維持していた。 先行したデスナイトは既に到着している。

室内に待機していた数人のニンジャたちがキミたちにアイサツする。
「ドーモ、アンバサダーです」
「ドーモ、ワイルドハントです」
「ドーモ、ウェンディゴです」
「ドーモ、デスナイトです」

インレット:2人が3割か……

ヘイロン:「………」
「……… ………」
「……ドーモ。ヘイロンです。」
やや長い沈黙の後、ヘイロンが拳を合わせてオジギをする。
トロイダル:グワーッ!?
ポータルから吐き出された男はウケミも取れず、廃テンプルの床にゴロゴロと転がった。 それに追従するように、欠けたドライバーやハンダの破片、グリス缶の切れ端などが散らばる。
「ゴボッ、ゲホーッ!ど、ドーモ……グワッ、と、トロイダルです……」
フラフラと立ち上がり、先輩2人のことを思い出しながらアイサツする。
アグリーエッジ:「…グゥッ!」
ポータルから放り投げられた様に飛び出たアグリーエッジが、しかしウケミを片手で取りながら、アイサツした。
「ドーモ、アグリーエッジです。クアドラプルガトリングガン=サンとゴウランガクリティカル=サンが…その…」
インレット:「ドーモ、インレットです。」
いつもなら朗らかにアイサツするインレットだが意気消沈している。

「……どうやら3割が出たようだな。だが悲しみに浸る暇はないぞ!」ワイルドハントが声をはり上げる。

ヘイロン:「………スゥーッ、ハァーッ………」
ニューロンのヘイキンテキを取り戻すセッティング。ルーティンめいたチャドー呼吸がゼンを巡らせる。
「………ヨロコンデ」

「ニューワールドオダー!」
ワイルドハントがホロコマンド巻物を広げながら口を開く。
「状況は、外を見ての通りだ」

廃テンプルの外に広がるのはアビ・インフェルノであった。
断続的な爆発、拡がる炎、朱色に染まった雲に火災の黒炎が混じり、やがて夜明けの太陽の光がじわじわと滲みだす禍々しき光景。 ヒケシの鳴らす「火の用心!」のサイレンがけたたましい。 交差点で衝突する車と車。銃声、悲鳴。ジゴクめいた有様だ。

ヘイロン:「……派手なことだ。」ぼそりと呟く
トロイダル:「……あ、アイエエ……」 昼夜すら分からぬ烈火の海に小さく悲鳴を上げる。 死。破壊。イクサの香り。何もかもこの男には初めてのもの。……そう、ニンジャとしての諸々の経験は、ほぼ無いのである。
アグリーエッジ:「ニューワールドオダー。…成程、此れは分かり易い事この上無いですな」
インレット:「確か休戦中のソウカイヤのボスが死んだとか。ほんで俺らは何するんです?残党狩りの人員ですか?」

「駐屯組、並びに先行組は既にネオサイタマ制圧に展開中だ。貴様らの担当はマネキストリート方面……今UNIXに地図を送った」

ピボッ!電子音とともに地図が手に入る。 ここから少し離れているがニンジャならば地上の地獄を無視しすぐにたどり着くだろう。
マネキストリートのソウカイヤ系列事務所は4つ。ニンジャ戦力は無し。 散開し、ひとり事務所ひとつずつ潰せばすぐに終わる。

NM:ようするにキミたちは事務所をひとりひとつ潰してもらう
インレット:
生き物を殺すのは得意だ!まかせろー

アグリーエッジ:「…そこに向かい、皆殺し…で宜しいですかな」

「無論だ!捕虜も必要ない」

アグリーエッジ:「捕虜不要。ヨロコンデー…」
アグリーエッジはソウメンの奥で、悍ましい憎悪を浮かべていた。
ヘイロン:「……ニンジャはいないのか」 やや落胆の色
「ヨロコンデ」
だが、すぐに一礼を返し……指定のポイントに向かって庵を出て駆け出す!
トロイダル:「……は、ハハ、ハハハ……ハイヨロコンデー……!」
トロイダルは乾いた笑いに顔をひきつらせながら、遠くの空を見る。 輝かしき栄光のオムラ雷神紋は、黒煙に遮られどこにも見えない。
インレット:「ハイヨロコンデー」
地図に目を落とし、心の中で犠牲になった2人のニンジャに手を合わせてマインドセットすると力強く返事をした

「よし、では任せたぞ。私たちはポータルを引き続き確保しつつここから指揮を執る。事務所の掃除が完了次第、クローンヤクザ部隊を展開する故な」

ここからRPタイムだ!

ソウカイヤ残党狩り

「千円以下」「いいえ未来です」「実際合法」……煩雑なネオンサインの海広がる繁華街マネキ・ストリート。そこにドクロキンギョ・ヤクザクラン事務所はあった。
「どうなってッダコラー…!何が起きやがった」
オヤブンはチャカとドスダガーを手に事務所内をうろつき、窓からネオサイタマの喧騒を装甲シャッターを薄く開けて覗き見る。
「オヤブン、実際あちこち大混乱で」「イッキウチコワシとか…」「アイエエ…!オキナワに逃げたほうが」
舎弟ヤクザたちも不安げに顔を見合わせる。

「お前らに逃げ道は無い。ここで死ね、屑共め!」 アグリーエッジが窓を右腕で切り裂き、次いでヤクザ全員を過剰に切り刻む! 「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」

「ダッテメアバババーーッ!!?」「ニンジャ!?ニンジャナンデアバーーッ!!」「アイエエエー!!アバーッ!!」 舎弟ヤクザゼンメツ!ゴア!!
「ザッケンナゴラー!て、てめえここがどこのケツモチか知ってんのか!」
オヤブンは失禁!しかしチャカを向け怒鳴るだけの気力は僅かにあった!

「ケツモチ…それが、貴様の身を護ってくれると思ったか?オロカモノメ!」 紫の毒を纏った右腕の刃が、オヤブンを両断!断面が酸で無残な有様に!

「アババババーーーッ!!」オヤブンは絶命!ゴア!!

アグリーエッジの事務所潰し。彼はモータルに無慈悲なので遠慮なくズタズタにするぞ

「千円以下」「いいえ未来です」「実際合法」……煩雑なネオンサインの海広がる繁華街マネキ・ストリート。そこにドクノネコ・ヤクザクラン事務所はあった。
「どうなってッダコラー…!何が起きやがった」
オヤブンはチャカとドスダガーを手に事務所内をうろつき、窓からネオサイタマの喧騒を装甲シャッターを薄く開けて覗き見る。
「オヤブン、実際あちこち大混乱で」「イッキウチコワシとか…」「アイエエ…!オキナワに逃げたほうが」
舎弟ヤクザたちも不安げに顔を見合わせる。

ガチャ
混乱渦巻く事務所内……突然!入り口の扉が開く!見張りは何をやっているのだ……!!オヤブンがそちらを振り向くと
「……ドーモ、ドクノネコ・ヤクザクランの皆さん。」
「ヘイロンです。カチコミに来ました。」
そこに立っていたのは……右手のチョップで見張りヤクザの心臓を貫き……それを無造作に床に放り投げてから丁寧なアイサツをする
ニンジャ!

「「「アイエエエ!?ニンジャ!ニンジャナンデ!!??」」」
舎弟ヤクザ一斉に失禁!
「ザ、ザッケンナコラー!!」BLAM!オヤブンは失禁をこらえ発砲!

だが
パシッ
……グシッ!!
パラパラ………
ヘイロンは飛び来た弾丸を掴みとり……握り潰す!重金属の破片が床に落ち……
「フム……やはりニンジャは居ないか。」
「では手早く済ませよう。サヨナラ

「「「「アバッ……」」」」

数秒後、そこには全員一様にチョップで左胸を一突きされ床に倒れ伏すヤクザたちの姿が。一瞬のことであった。ゆえに、ヤクザどもは悲鳴を上げる暇もなく絶命。恐怖に歪んだ顔で死んだ。

「……スゥーッ……」
「………ハァーッ………」
「……」ごしごし
ヤクザクロスで腕の返り血を拭き取り、生体反応が消えた事務所を後にする。
「つまらん」

ダークドメイン=サン派閥出自らしいヘイロン=サンの事務所潰し

「千円以下」「いいえ未来です」「実際合法」……煩雑なネオンサインの海広がる繁華街マネキ・ストリート。そこにドクノミタラバガニ・ヤクザクラン事務所はあった。
「どうなってッダコラー…!何が起きやがった」
オヤブンはチャカとドスダガーを手に事務所内をうろつき、窓からネオサイタマの喧騒を装甲シャッターを薄く開けて覗き見る。
「オヤブン、実際あちこち大混乱で」「イッキウチコワシとか…」「アイエエ…!オキナワに逃げたほうが」
舎弟ヤクザたちも不安げに顔を見合わせる。

「ドーモ、インレットです。カチコミに来ました。ま、恨みは無いんやけど死んでもらうわな」 音もなく事務所にエントリーし、一方的に告げる。

「アッコラー!デイリだ!」 「ザッケンナコラー!」「チャルワレッケコラー!!」 ヤクザたちが一斉にチャカを抜く!
BLAM!BLAM!BLAM!BLAM!
発砲!!クローンヤクザのような統一感はないが力強い!

インレットは弾丸の嵐の中で何事もないように静かにカタナに手を置き、わずかに腰を落とした姿勢をとる…
「イヤーッ!」
ーーカチンーー
納刀の音が静かに鳴る。直後ヤクザ達の首が右から順に0.5秒の時間差で転がり落ちる。

「ヤス、ワレ首飛んどらんけ?!」「お、オマエもじゃけえ!」「アイエエ!??」
生首が飛び噴水めいて血が噴き出す!事務所はブラッドバスめいた有様!

ザンシンするインレットは最初の立ち位置から全く動いておらず、上半身を僅かにスウェーし紙一重で銃弾を避けきっていた。
「ナムアミダブツナムアミダブツ…成仏してな〜」
ブラッドバスに軽く手を振りながら背を向けて事務所をあとにした。

ワザマエが涼しいインレット=サンの事務所潰し

「千円以下」「いいえ未来です」「実際合法」……煩雑なネオンサインの海広がる繁華街マネキ・ストリート。そこにドグサレカラス・ヤクザクラン事務所はあった。

「どうなってッダコラー…!何が起きやがった」
オヤブンはチャカとドスダガーを手に事務所内をうろつき、窓からネオサイタマの喧騒を装甲シャッターを薄く開けて覗き見る。
「オヤブン、実際あちこち大混乱で」「イッキウチコワシとか…」「アイエエ…!オキナワに逃げたほうが」
舎弟ヤクザたちも不安げに顔を見合わせる。

「……やらねば……やらねばいけません……モーターヤッター……」
事務所の窓に、カンカンと硬いものが当たる音がする。
どうやら誰かが石を投げつけているようだ。誰だこんなふざけた真似をするのは?

「アッコラー!?どこのバカダッテンデス!?」
舎弟ヤクザが窓から覗き込み、見た物は…

「ドーモ、ドグサレカラス・ヤクザクランの皆さん。トロイダルです……  本当に、本当にスイマセン。」
…背部に奇妙な鉄の輪を背負った男。その背からは、薄紫色のパルス放電めいた輝きが漏れる。そしてその手に開いたサイバネ様の穴からも……同じ輝き。

インダストリ!!

カォン、と奇妙な音が鳴った。
それは、レールガンで過剰加速された飛翔体がヤクザクランの事務所へ向けて射出された音。 もっとも、それを聞いたものは事務所の中には誰一人として居ないだろう。

「ナ」
断末魔にも満たない言葉、それを最期にドグサレカラス・ヤクザクランは血の霧になってこの世から消えた。

「モーター、ヤッター……  ……これが……これが、イクサ場か……」
男はフラフラとその場を後にした。

ギャップで株価急上昇なトロイダル=サンの「オムラ営業」。モーターヤッター!

◆◆◆◆
「安全を……安全を…確保…チクショウ!!」
ソウカイヤ所属のニュービー、ロングドゥアはマネキストリートを駆ける。
彼は実際つい昨日カラテトレーニングを終えたばかりのニュービーであった。
「ハァ!ハァ!確かこのあたりにはソウカイヤ系列の事務所が4つはある!」
ひとまずそこで安全を確保し……

NM:ブッ殺せ!!!!!!!!!!!!

筆者注:無慈悲なキルRP宣告。ここからは判定を交えてそのオーバーキルっぷりをご堪能頂きたい。

「おっとっと。お兄さん急いでどこ行くん〜」
「…ドーモ、アグリーエッジです。貴様、ソウカイヤか?
「……ドーモ……トロイダルです……!」
ロングドゥアの目の前に現れる三人のニンジャ!そして!

◆ヘイロン=サンのカラテが唸る!◆
10d6>=4 = (2,3,4,1,5,2,5,2,1,6 :成功数:4)

ヘイロン:チ サツバツ出ず では首を掴むので次任せます

ガシッッ!!
背後から……首を鋭利な鉤爪付きテッコで掴まれる!
「……ドーモ、ヘイロンです」
気配もなく背後へ……なんたるアンブッシュか!

「グワーッ!?グ、ニ、ニンジャ!?」首を掴まれロングドゥアがもがく!

「……弱いな」
ブン、とイアイを構えたインレットに向けてロングドゥアを投げ棄て…

◆インレットの鋭いイアイだ!◆
10d6>=4 = (2,1,2,2,4,3,6,6,3,4 :成功数:4) サツバツ発生!
サツバツ: 1d6 = (3) 急所破壊!

「ドーモ、インレットです。俺らザイバツ・シャドーギルドやねん。ま、そうゆうことやから。ほなな〜」
「アイエエエ!!」状況を把握し切れておらぬロングドゥアは無防備な状態でインレットの方へ放り投げられていた!
「イヤーッ」
「ア、ア、アバババーーッ!!?」脇腹から血!?いや、内臓が!!内臓が!!
「………良いワザマエだ。」 インレットのイアイに、ヘイロンは目を薄く開く。

「……オムラ……イクサ……ザイバツ……いや、オムラ……!  覚悟はあったはず……せねば……!」
アワレなニンジャ、ロングドゥアを見て……トロイダルは拳を握りしめる。 イクサはイクサだ。恐ろしいが、ザイバツのため、オムラのため。モーターの未来と、千年王国のため!
「せやでトロイダル=サン。長く苦しんだらかわいそやろ。トドメ刺すんが慈悲ってもんや」
インレットが耳元で囁く!

◆トロイダルのレールガン近接超大型武器運用!◆
8d6=6 = (2,4,1,6,2,6,5,6 :成功数:3) ナムアミダブツ発生!
サツバツ: 1d6 = (2) 頭部痛打!

「カイシャクしてやれ」
ヘイロンが言い終わるか終わらぬかのうちに………
イヤーッ!!
鋼鉄を埋め込んだ拳が、ロングドゥアの頬を突き破って口内に突き刺さる。 嫌な感触だ。

「ゴボーッ!!」痛烈な右ストレート!首が180度回転し倒れ込む!

◆アグリーエッジの毒刃!◆
7d6>=4 = (2,4,2,5,1,2,4 :成功数:3)  コブラアーム効果有効!

「ア、ア、……」
「…成程、オムラも悪くないですな。イヤーッ!
一閃の後、アグリーエッジの酸性の毒がロングドゥアの首を…溶かして斬った!
「サヨナラ!」 ロングドゥア爆発四散!

キミたちは見事な手際でマネキストリートを制圧した。

トロイダル:「ウウ……これがイクサ……正直甘く見ておりました……」
すっかり意気消沈している。いくらカラテがあるとて、まだまだニンジャとしてはニュービーも良いところだ。
アグリーエッジ:ロングドゥアの爆発四散を見やり、アグリーエッジは声を掛けた。
「御三方とも、無事に済んだ様で何よりですな」
ヘイロン:「……三人とも良きカラテだ」
「やはり……肩を並べるのであればな。」
インレット:「皆オツカレサン。ナイス連携やわ〜」
インレットはハイタッチしようと手を上げるが、貴族的な行いではないと思い直し気まずげに下ろした。
ヘイロン:「………」ス……
拳を突き出す
インレット:「…!」✨✨🤛

NM:ヘイロン=サンにオクユカポイント進呈。

実際リーダーとして相応しい奥ゆかしさだ

アグリーエッジ:「お見事なカタナ捌きです」
左手でアクシュの手を差し出した。
インレット:「オオキニ〜。アグリーエッジ=サンもワザマエで感心したわ。」🤝
ヘイロン:「……俺たちの仕事はこれからだ」
「引き締めろ」
拳を軽く突き合わせ……す、と引いて。再び、目を細める

ヘイロンの言葉の通りだ。
ピボッ!電子音が携帯UNIXから。
ワイルドハントからのメッセージだ。

トロイダル:「アッハイ引き締めます」
UNIXを見る。まだイクサが続くというのか!

「そちらの方面に装甲ヤクザベンツが向かっている。おそらく、ラオモト家に連なる人間を乗せている可能性が高い。確保せよ」
「逃走先にクローンヤクザ部隊による封鎖を貼った。そこで待機していれば確保は容易」
端的で無骨なメッセージ。
シツレイポイントをワイルドハント=サンに進呈。

アワレ、ワイルドハント=サン

アグリーエッジ:「…どうやら、ヘイロン=サンの仰せの通りですな」
アクシュを終えた手でメッセージを確認した。
トロイダル:「……そのう、皆さんはイクサには慣れておられるので……?  ああいえ、今は任務ですな、任務。任務……ガンバルゾー、モーターヤッター……!」
インレット:「そうそう、集中。ミッション終わったらゆっくり話そな〜」
トロイダルの表情から何かを察しリラックスさせるように肩をポムポム叩く
アグリーエッジ:「非ニンジャ・ザイバツに靡かぬサンシタとのイクサなぞ序の口ですな。…ガンバルゾー!」

ヘイロン:「………!」
ラオモト家の文字に反応し……素早くワイルドハント=サンに返信。

[Heiron]:承知しました。早急に指定のポイントに向かいます。ワイルドハント=サンにおきましても、カラダニオキヲツケテ。また後程顔を合わせましょう。

「………向かうぞ」

トロイダル:
「ハイヨロコンデー……」
アグリーエッジ:「…ヨロコンデー!」
インレット:
「はーい」

装甲ヤクザベンツ 衝突地点

キミたちは速やかに指定ポイントへ向かった。人気のないストリート、車線を無視し強引に横一列に並んだ黒塗りヤクザベンツ軍団、全てザイバツの手勢!待ち構えていると、凄まじい速度で突っ込んでくる装甲ヤクザベンツ!
キィイイイイ!!
慌ててハンドルを切ったのか、ドリフトし建物に激突するように停車!

ヘイロン:「………(轢きに来てくれれば楽だったのだが)」

……
重金属酸性雨がしとしとと降り始めていた。不穏な遠雷の音。
と、装甲ヤクザベンツの運転席から誰かが下りてくる。
その男が手にもった布を広げる。上等な紫布に金色の糸で刺繍されたクロスカタナの紋章、「キリステ」の文字。
―――ソウカイヤ旗だ。
包帯とサラシの巻かれた剥き出しの上半身をそれでマントめいて覆った。
だが明らかにその男は満身創痍であり、三本足の犬めいてよろめきながら向かってくる。
男はキミたちの前に、立ち塞がる。

インレット:ネヴァーモア!このシーンすごい好きなんですよ。感動的だ味方になってあげたい。だが今回はザイバツなので殺す

ヘイロン:「………ム」
ゆっくりとヤクザベンツとの距離を詰めていたヘイロンがジュージツを構える。
アグリーエッジ:「(…フム。間違いない。ヤクザらしい下卑た旗よ)」
アグリーエッジは右腕の刃を構えた。
トロイダル:「あ、アレがラオモト家の……?それにしては随分」

「ドーモ、ソウカイヤのオニヤス・カネコです」
狂犬はキミたちを睨み、背を向けて無礼なアイサツを行った。旗を見せつけるためであろう。 サツバツとした風が吹き、ソウカイヤ旗を威圧的にはためかせる。

ヘイロン:「………手負いか。よくその傷で立つ。」
「ドーモ、オニヤス・カネコ=サン。」「ヘイロンです。」
油断なくジュージツを構えたヘイロンが先頭に立ち、アイサツを返す
トロイダル:「アッ全然違う人でした……ドーモ、オニヤス・カネコ=サン。トロイダルです。  恨みはありませんが、それを掲げられては……我々としては……」
アグリーエッジ:「ドーモ、アグリーエッジです。その様な旗を掲げるとは、余程死にたい様ですな」
インレット:「ドーモ、インレットです。見たとこ護衛ニンジャやろか。」
カタナに手を置きイアイ姿勢に入る。

ヘイロン:「ソチラの車に乗っている御人は我々が確保させてもらう」
簡潔かつ威圧的なアイサツだ!
オニヤス・カネコ:「ザッケンナコラー……テメエらどこの組織のテッポダマだッコラー……!」
ヘイロン:「我々はザイバツ・シャドーギルド」
「それ以上話すことはない。カイシャクしてやろう。頭を垂れろ。」
ヘイロンが鉤爪付きテッコを構える!
インレット:「ザイバツ・シャドーギルドから来ました。そゆことやから、な?」
アグリーエッジ:「然り。オニヤス・カネコ=サン。護衛を続けるのであれば死んで頂く!

「坊ちゃん、ええと……ザイバツってのは……」誰かと携帯IRCで通信しているようだ。おそらく、装甲ヤクザベンツの人間。
……何かをIRCの向こうから聞いたのか、オニヤスの眦がつり上がる。

オニヤス・カネコ:「テメッコラーザッケンナコラー……!不可侵条約破って不意打ちとか汚ねぇぞ…!!」

ヘイロン:もうアイサツしたので仕掛けて良いですか?
NM:もうちょいまって!
インレット:はい ヘイロン=サンがけっこう手が早く好戦的だ。普段がクールなので整います
ヘイロン:フフフ フラフラで可哀想なので さっさと楽にしてあげたい

逸るPLの皆さん

トロイダル:「……ああ、そういうことですか……  不可侵条約は、あくまでソウカイヤ……ラオモト・カンとザイバツの間で交わされたもの。と、聞いております。  ……ラオモト・カンが死去した以上……ええ、ハイ。お気の毒ですが……」
ヘイロン:「両者が揃っての条約だろう………そう言うことだな。」
アグリーエッジ:「主無き者共との盟約なぞ意味が有りますまいて」

オニヤス・カネコ:「ザッケンナコラテメッコラーオラー……!舐めたこと抜かしやがって……ソウカイヤをナメんじゃねえぞ……ソウカイヤはまだ死んじゃいねえ……!」
オニヤスは獣染みた唸り声とともにこちらに向かってくる!

アグリーエッジ:「戯言を!骸に未だ縋る気か、見苦しい!」
アグリーエッジが右腕の刃にカラテを集中させ始める!
ヘイロン:「ならば見せてみろ。お主のカラテを。ソウカイヤのカラテをな。」
「……ニンジャとは。カラテよ。」

◆オニヤス・カネコ (種別:ニンジャ)
カラテ     8  体力   12
ニューロン   3  精神力   6
ワザマエ    6  脚力    4/N
ジツ      0  

攻撃/射撃/機先/電脳    8/6/3/3
回避/精密/側転/発動    8/6/6/3
即応/緊急回避       5/5

◇装備・スキル・特記事項
◉滅多打ち、◉頑強なる肉体、◉捨て身の警護、◉◉忠誠心:ソウカイヤ
◉マーク・オブ・ソウカイヤ
●狂戦士化4(敵から1ダメージ受けた場合回避ダイス-4、近接攻撃ダイス+4)
●プロットアーマー(PCはこのスキルを持つニンジャを爆発四散させる事が出来ない)
●即死耐性、●ボス属性(今回は緊急回避ダイス+5)
●HYPER不如帰("NMに都合がいい不如帰"


配置は以下の様になった。
黒:ヘイロン、⚡:トロイダル、醜:アグリーエッジ、江:インレット
オ:オニヤス・カネコ

遂に始まるイクサ。疲弊があるとはいえいきなりオニヤス・カネコが相手とは!ここからは戦闘・ロールの順番が前後します。

戦闘開始

1ターン目

◆手番:ヘイロン◆
ヘイロン:(オニヤスの)カラテ8か……プロットアーマー 草
アグリーエッジ:絶対防御!
NM:オニヤス死んだら哀しいから
ヘイロン:ではP12から◉ネックハンギング
トロイダル:
ヤレーッ

筆者注:◉ネックハンギングについては以下のリンクを参照して下さい。

◆ヘイロン:ネックハンギング
5d6>=5 = (3,4,6,2,6 :成功数:2)
5d6>=5 = (4,4,2,2,6 :成功数:1)

2連続成功!命中すれば『拘束状態』に出来る!

ヘイロン:うし 回避HARDが二回です

◆オニヤス・カネコ 回避 Hard2連続 緊急回避2個使用(残3)
2d6>=5 = (4,5 :成功数:1)
2d6>=5 = (4,5 :成功数:1)

両方回避!

NM:わお
アグリーエッジ:なぬっ
トロイダル:ヌウウーッ
NM:NM驚いてる
ヘイロン:やるではないか
インレット:なんと!さすモア!

「スゥーッ、ハァーッ………」
「トロイダル=サン インレット=サン アグリーエッジ=サン」
「仕掛ける。」
三人に簡潔に声をかけたヘイロンの姿が消える!
「イヤーーッ!!」
直後!オニヤスの背後からカラテシャウト!脚払いを狙った鋭いケリ!
「ザッケンナコラー!イヤーッ!」
オニヤスは愚直にケリを受け、耐える!ヤクザタフネス!

◆手番:トロイダル◆
ヘイロン:トロイダル=サン! 巻き込んで良いよ♡
トロイダル:コロス!集中します
シャープシューターが乗ってダイス12になります

◆トロイダル:レールガン射撃、集中状態
12d6>=5 = (2,5,3,4,6,5,5,3,3,4,1,6 :成功数:5)

難なく成功!

トロイダル:はっしゃぁ 回避UHの単発
NM:オムラの!技術!!

◆オニヤス・カネコ 回避 U-Hard1回
2d6=6 = (4,1 :成功数:0)

直撃!

NM:だめだよな…
アグリーエッジ:DIRECT HIT!

◆レールガン ダメージ判定
2d3 = (3+3) +1 = (1)  合計値:7
オニヤス・カネコ 体力12→5 ●狂戦士化4発動!

NM:最大値!!
インレット:最大値!オムラの破壊力です
ヘイロン:ワアオ!さらにプラズマ爆発するぞ♡
トロイダル:申し訳ないがヘイロン=サンにもHで1点飛ぶぞ

◆ヘイロン:プラズマ爆発回避 Hard1回
2d6>=5 = (2,1 :成功数:0)
ヘイロン 体力11→10

事前ボーナスがあるので実質ノーダメージ

ヘイロン:ム だが問題なし

「トロイダル=サン!躊躇うな!!」
ヘイロンが叫ぶ!オニヤスにカラテを仕掛けたのはヘイロンだというのに……既にクロスアームガード姿勢!これは!?
「ア!?」オニヤスが見れば明らかな敵陣に危険砲撃の用意!

「ハ、ハイ!……ヌウウーッ……!」
バチバチと周囲の重金属酸性雨の雨粒が紫色に輝き、弾けていく。 未知なるジツとオムラのテクノロジーが融合し……

インダストリ!!

暴威となって、解き放たれる。

「イ……」オニヤスは即座に回避を……出来ぬ!己の背後には装甲ヤクザベンツ!!
「イヤーーッ!!」オニヤスもクロスガード!受ける!!
KRATOOOM!!
「グワーッ!……ザッケンナコラー!!」吹き飛ぶ!全身焼けこげ、しかしまだ倒れぬ!吠える!
「エエ!?避けない!?ナンデ!?」
撃ったトロイダルが逆に驚愕!避けられないのならわかるが、意図して避けずに受けるとは!?

「!!」

爆風に巻き込まれ、ヘイロンが宙に!……だが!
「イヤーーッ!!」 スパァン!
見事な回転ウケミで衝撃を地面に逃し、軽傷!即座に跳ね起き、ジュージツを構える!
「……良い狙いだが。」 「飽くまでも我々の目的は対象の確保だ。誤射には注意せよ。」
ヘイロンはトロイダルを一瞥した。
「ハ、ハイ。スイマセン……次は撃ち下ろしに……」

◆手番:アグリーエッジ◆
NM:コロセー!
アグリーエッジ:
手番開始:ヘンゲ・ヨーカイジツLv3
移動:N12へ通常移動
攻撃:オニヤスに二連撃、ヘンゲ武器習熟があるのでバイオ武器Lv1Withコブラアーム使用
インレット:ヤッチマエー!
ヘイロン:ワンキル!ワンキル!

◆アグリーエッジ:ヘンゲ・ヨーカイジツLv3発動判定
7d6>=4 = (6,3,3,2,4,1,6 :成功数:3) 成功
◆アグリーエッジ:バイオ武器Lv1(コブラアーム付)2連撃
5d6>=4 = (1,4,5,6,6 :成功数:4) サツバツ発生+毒属性ダメージ発生!
5d6>=4 = (1,4,1,4,5 :成功数:3) 毒属性ダメージ発生

両方ぶち当たれば4+3ダメージだが…?

ヘイロン:わっ
インレット:ヒューッ!!
トロイダル:イイゾー!
NM:アドレナリン!

◆オニヤス・カネコ:アドレナリンブースト使用回避
緊急回避ダイス2個使用(残1)
2d6>=3 = (2,3 :成功数:1)
2d6>=3 = (2,4 :成功数:1)
両方回避!

アドブが無ければサツバツが刺さっていた!

NM:セーフ!
ヘイロン:有効!
トロイダル:ヌウッ有効アドブ!
インレット:ぐぬぬ

「ンンンッ…!」
凝縮したカラテが紫の毒に塗れた右腕の刃を…伸ばす!そして跳躍し、オニヤス・カネコの両断を狙う!
「イヤーッ!!」
「イヤーッ!イヤーッ!」

オニヤスは刃を、チェーンを巻いた拳で弾く!重く愚直なカラテで弾く!
「ヌゥーッ!?」
刃が弾かれた!しかしその酸性の毒が、チェーンを蝕むかもしれぬ!

◆手番:インレット◆
ヘイロン:では、やっておしまい!残り回避2か
NM:YES(筆者注:狂戦士化4の反映と思われる)
アグリーエッジ:アドブを吐かせた時点で御の字!

インレット:リープ側転します

◆インレット:連続側転判定
10d6>=4 = (6,4,1,1,6,5,4,1,5,1 :成功数:6)

ダイス10の安定感

インレット:11Oに移動して即応4強化精密します

◆インレット:強化精密攻撃2連 即応ダイス4個全て投入!
7d6>=4 = (3,4,5,3,2,2,2 :成功数:2) トライアングル・リープで痛打+1
7d6>=4 = (6,3,3,3,5,5,2 :成功数:3) イアイドー効果で痛打+1

ここぞで仕事しない即応ダイスめ…

インレット:2,2
NM:もしもしブッダ?
インレット:うう……すまぬ どう足掻いても足りない
トロイダル:ダイスブッダすやすや
ヘイロン:マアマア…
アグリーエッジ:ブッダお前なあ…即応をなあ

NM:ここは片方受けて緊急1吐いて回避

◆オニヤス・カネコ 初撃回避 緊急回避ダイス全使用!
1d6>=4 = (5 :成功数:1)
2発目は回避せず オニヤス・カネコ 体力5→3

トロイダル:ヌウーッ
ヘイロン:やるじゃないの

「確保するんはあの中やんな?」
インレットはオニヤスに向け、あからさまにヤクザリムジンへと向かおうとする仕草を見せつける。
「テメッコラー!」
オニヤスは即座に反応しインレットに向かう!
「冗談や。…今はな。イヤーッ!
インレットは近づくオニヤスの進路上に置くようにカタナを振るい切りつける!
「イヤーッ!しゃばい真似してんじゃネッコラー!!」
毒のせいか、錆びが浮き始めた鎖を巻いた拳でこれも弾く!

◆手番:オニヤス・カネコ HYPER不如帰の為2回行動◆
NM:さてどうするかな。
トロイダル:ヤクザ部隊の攻撃もあるしな……
ヘイロン:死合おうぞ!!
NM:インレットとヘイロン両方を殴る!不如帰あるゆえ!
トロイダル:ふにょき!
NM:まぁ私のこれはHYPER不如帰 なので同じキャラを2度殴る可能性もある
アグリーエッジ:まじですか>二度殴り
インレット:ヒエ…実質連続攻撃*2だ!備えよう
NM:さてさて 近場の3人でD3*2だ

◆オニヤス・カネコ ターゲット設定ダイス 
1から順にヘイロン、アグリーエッジ、インレット
2d3 = (3+1) →インレットとヘイロンへ攻撃!

NM:やはりインレットとヘイロンになった
ヘイロン:呵呵!

◆オニヤス・カネコ インレットへの集中状態2連続攻撃
4d6>=3[=6] = (3,6,5,5 :成功数:4)
4d6>=3[=6] = (2,4,3,1 :成功数:2)
◆オニヤス・カネコ ヘイロンへの集中状態2連続攻撃
4d6>=3[=6] = (6,1,4,5 :成功数:3)
4d6>=3[=6] = (1,3,1,1 :成功数:1)

NM:普通に1,1です
トロイダル:そこそこ頑張っている……

◆ヘイロン 回避
4d6>=4 = (3,4,4,3 :成功数:2)
4d6>=4 = (5,4,1,4 :成功数:3) →カウンター!(相手成功数:1)

ヘイロン:カウンター

◆オニヤス・カネコ カウンターカラテ回避
1d6>=4 = (1 :成功数:0)
オニヤス・カネコ 体力3→2

NM:命中!

◆インレット 回避
4d6>=4 = (3,2,1,4 :成功数:1)
4d6>=4 = (4,6,2,6 :成功数:3) →イアイ反撃!(相手成功数:2)

トロイダル:カウンターが走る!
アグリーエッジ:流石黒きドラゴン、カウンターヒット!そしてイアイ!
インレット:イアイ反撃 2点
NM:これまたカウンター イアイ反撃!?

◆オニヤス・カネコ イアイ反撃回避
1d6>=4 = (3 :成功数:0)
オニヤス・カネコ 体力2→0

カウンター撃破!

NM:アー!体力ゼロ!
ヘイロン:フフフ
アグリーエッジ:カウンターKO!
トロイダル:ヤッター!
NM:カウンターで仕留めよ!
ヘイロン:じゃ、ヘイロンが弾くのでイアイで!

「ザッケンナコラー!!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
オニヤスはひたすら愚直に右ストレート!左ストレート!カラテパンチの基本動作にてヘイロン、インレットに襲い掛かってくる!獣めいたヤバレカバレヂカラか!

だが……!!
「イヤーーッ!!」パキィン!!
ヘイロンの肘先が……オニヤスのカラテを弾く!!一瞬の硬直を突き……
「セェイ!!」凄まじい衝撃!!
「グワーーッ!!」オニヤスの強靭なガタイが吹き飛ぶ!
身体全体を背面からオニヤスにぶつける……カラテ技!ボディ・チェック!
「……カラテはあるがそれを活かすためのワザマエが足らぬ
弾き飛ばされた先には………
「……インレット=サン!」

「カッカッしてると足元掬われんで…って遅かったみたいやわ。かんにんな」
インレットが、自身へと弾かれるオニヤスの体へ捧げるようにカタナを構え、刺し貫いた!

「イヤーッ!」「グワワーーッ!!」

「(…力こそあれど、ヘイロン=サンとインレット=サン相手に隙が多い…)」
「これがカラテを修めたニンジャのイクサですか……」
アグリーエッジとトロイダルは油断なくそのイクサを見ていた。

貫かれたオニヤス!だがなおも拳を固め、貫かれたままインレットに叩き込もうとする!
「…その忠誠、捧げる所を誤ったな...」
「な、ナンデそこまでして……?」
アグリーエッジとトロイダルはそのキアイに驚きを隠せない。

「ホウ……根性がある」
その様に呟いたヘイロンと刹那のアイコンタクトを取ったインレットは、オニヤスの胴を蹴りつけカタナを抜いた!
「イヤーッ!」すかさず傷口から血が溢れ出す!
「グワーッ!……ザッケン、ナ…!」オニヤスは仰向けに倒れ、しかしなおも立ち上がる。
「ソウカイヤ舐めんじゃねえ……俺はヤクザだ…!ザッケン、ナ……」
「キアイだけで立っているな。今カイシャクをしてやる。ハイクを詠め
ヘイロンがチョップを構え、オニヤスへと一歩踏み込む!
実際満身創痍、だがオニヤスはなおもカラテを、カラテを……
オニヤスは、カラテを構えたままついに気絶した。
「…………ム………ベンケ・ニンジャのニオー立ちか
ヘイロンは古典の引用をもってオニヤスを称えた。しかし、相手はソウカイヤ。同情の余地無し。後は彼にカイシャクを叩き込み、装甲ヤクザベンツ内部の誰かを引きずり出すだけだ。

「わ、分からない……オムラでもないのに、なぜそこまで命を……? ……アイエッ!?た、立ったまま気絶してる!?」
「…オミゴト!トロイダル=サンのテック、ヘイロン=サンとインレット=サンの連携…学ぶ所が有ります。そしてオニヤス=サン…貴様の負けだ」
「ヘイロン=サンそいつ任せるわ!俺はラオモトの子供を確保に!」

NM:誰がカイシャクする?
ヘイロン:では カイシャクします
アグリーエッジ:オネガイシマス!流れ的に適任な!
トロイダル:トドメヲサセー!
NM:極道車はクッソムテキの装甲で守られており軽減1と体力が100ある。
トロイダル:ムテキすぎる
インレット:草 カギを開けるしかない ムテキの装甲車には勝てなかったよ……
ヘイロン:車のカラテは幾つですか?何回パワーボムしたら開くかな

NM:ではまずはヘイロンのカイシャクから処理だ

「任された。オニヤス・カネコ=サン。」
「カイシャクツカマツル!」
ヘイロンがチョップを振り上げ……

「イヤーーッ!!」

直立姿勢のオニヤスに向け、ボトルネックカットチョップめいて横凪ぎに振るう!!
「惜しいニンジャだ…我々のニューワールドオダーを理解していれば或いは…」
アグリーエッジはヘイロンのカイシャクを見届けていた。

NM:ここで質問。ウキヨエを見るに、もしやヘイロン=サンのこの鉤爪めいたブレーサーは金属製では?
インレット:あっ錆…
ヘイロン:たぶん漆塗りされたチタンとか

NM:罪深い!金属製のものを振り上げた罪で回避判定ハード2回時間差で回避だ! このダイスは直ちに回復する。

ヘイロン:ちなみに漆は絶縁体だぜ
NM:ニンジャ電磁ちからのフシギなのだ
ヘイロン:フシギ!
アグリーエッジ:ニンジャ理論は我々モータルの理論を超越する…

◆ヘイロン 回避Hard 2回時間差
5d6>=5 = (5,4,1,3,3 :成功数:1)
5d6>=5 = (2,6,2,2,1 :成功数:1)

タツジン!

ヘイロン:フッ………
アグリーエッジ:おおっと…!しかし回避!
インレット:回避!

「……ムム?」
トロイダルは辺りをソウルか、テックか……何かを感知し…
「アイエエエ!?何!?テック!?違う!?電気!?」

「―――イヤーッ!」ZZZAAAAAPPP!!
何処からかデン・スリケンが飛来!ヘイロンのカイシャクを妨害!
「ーーー!!シィイイイッッ!!イヤーーッ!!」
ヘイロンは跳躍からの二連回し蹴りで弾き飛ばす!!カラテだ!!
そのまま即座に側転で距離を取った!
「…ムッ!?」 アグリーエッジがデン・スリケンの飛来に気が付き、飛来元を探る!
「………新手か。ドーモ、ヘイロンです。名乗れ。」新たなエントリー者に向け、ジュージツの構え!

「よう、お前最高だぜ」
オニヤスを讃えた新手のニンジャが装甲車の前に立ちふさがる。
まるでホストめいた白いヤクザスーツ装束。手からほとばしるデンの光。
「ドーモ、ソウカイヤスカウト筆頭。インパルスです」

インレット:オニイ……インパルス!(筆者注:別のキャンペイグンにてインレット=サンはソウカイヤ所属とのこと)

「ドーモ、インパルス=サン。インレットです。来るんがちょ〜っと遅いんやない?同僚君ボロボロやで」
「シャラクセー口閉じろ優男。漢の生きざまみて何も感じねーか?」
「おー怖〜…ソウカイヤ=サンはノロマの棚上げが上手くて感心するわ〜」

「ソウカイニンジャ、未だ居たか。ドーモ、アグリーエッジです」
「ど、ドーモ!トロイダルです!  新手ですか!?」
「左様!先程のは撃てそうか?」
「す、スイマセン!まだ射出機構が冷却中でして……  もう数十秒は!」
「お前、オムラか?まぁそこに立つなら殺すだけだよな。テックに頼る時間はネーぞ。もう片方のはそのドスとっとと構えな」
「言われずとも。その自信の程は解らぬが、斬って進ぜよう!」
「アイエ」
本物の……ニンジャとのイクサ!軽薄に見え、しかしその実鋭いキリングオーラを放つ男に背が冷える!しかし、トロイダルはやらねばならぬ!やらねば殺される!死にたくはない!ザイバツの、オムラのためにも!

「ソウカイヤか」「ならば問題なし。お主も纏めてここで殺す」
「上等だ」
「……良いな カラテを感じる」「"ソレ"よりは持つことを望む」
インパルスを挑発するようにヘイロンが指を手招く!
「来い ソウカイヤ」
「さぁて!後輩がキアイ見せたんだ。俺が上等見せてやらねえとな!」
インパルスの拳が帯電!
「行くぜザイバツ。片端から殺してやるぜ」

◆インパルス (種別:ニンジャ)
カラテ     8  体力   15
ニューロン   7  精神力  14
ワザマエ   10  脚力    7/N
ジツ      5  

攻撃/射撃/機先/電脳    11/10/8/9
回避/精密/側転/発動    13/10/10/12
即応/緊急回避       5/5

◇装備・スキル・特記事項
☆デン・ジツLV3
★デン・エンハンスメント(常時発動状態とする)
★強化放電攻撃
◉◉グレーター級ソウルの力
◉◉忠誠心:ソウカイヤ、◉マーク・オブ・ソウカイヤ
◉グレーター・ツジギリ、◉疾駆、◉挑発
●プロットアーマー(PCはこのスキルを持つニンジャを爆発四散させる事が出来ない)
●即死耐性、●ボス属性(今回は体力+5、緊急回避ダイス+5)
●HYPER不如帰("NMに都合がいい不如帰")
 
※★強化放電攻撃
使用タイミング:手番「攻撃フェイズ」
コスト:精神力21行動
ターゲット:術者を中心とした5x5マスの敵全員
発動難易度:ニューロン+ジツ:HARD
効果種別:範囲攻撃、電磁
 
隣接マスの敵全員に対し、電磁属性ダメージ2を与える(回避:HARD)。
電磁属性ダメージ1を与える(回避:HARD)。
 
発動時出目【6,6,6】:このダメージを受けた敵全員は、ターン終了まで移動不能かつ『崩れ状態』となる。
それが「種別:戦闘兵器」のモブ敵ならば機能停止を起こしたとみなし『即死!』する。

ヘイロン:クッ……こいつも(プロット)アーマーを着ていやがる!

盤面の記録を忘れてしまったが、状況としてはオニヤス・カネコと入れ替わりにインパルスが配置された形式となる。トロイダルは直線4マス離れているが、残り3名は隣接状態。つまり★強化放電攻撃の格好の餌食だ!

2ターン目


◆手番:インパルス1回目◆

◆インパルス:集中強化放電攻撃
12d6>=4[=6] = (3,6,5,4,1,2,6,1,3,3,6,4 :成功数:6)
回避失敗時デバフ付与!

NM:はい。隣接してる全員、2ダメ回避ハードです!!
なお全員に不如帰可能性あるぞ!気を付けろ!
トロイダル:
アイエエエ

◆ヘイロン 回避
4d6>=5 = (6,5,2,4 :成功数:2)
◆アグリーエッジ 回避
4d6>=5 = (4,3,3,3 :成功数:0)
アグリーエッジ 体力7→5 このターン『崩れ状態』かつ移動不可
◆インレット 回避
4d6>=5 = (3,2,6,3 :成功数:1)

筆者だけD4を掴まされたようだ(無論そんなことはありません)

ヘイロン:フッ
アグリーエッジ:貰った!移動不可と崩れ! 残体力5!
インレット:セーフ

「そら行くぜキョートのボケども!イヤーーッ!!
ZZZAAAAAPPP!!
インパルスが拳を地面に叩きつけるや否や電気ショックがブチまけられる!!
「グワーッ!?」
アグリーエッジがもろにこれを浴び、片膝を付く!
「…不覚!」

◆手番:ヘイロン◆
ヘイロン:……トロイダル=サン、もしかしてこのターン届かない?
あ、疾駆!セーフだった
(筆者注:トロイダル=サンは装備ペナルティもあり脚力が2だが、◉疾駆で通常移動できるマスは4となりギリギリ届く)
トロイダル:フフフ、対策バッチリです
ヘイロン:じゃあ……掴むね……♡ 死ぬがよい!

◆ヘイロン 集中ネックハンギング
5d6>=4[=6] = (3,2,3,6,3 :成功数:1)
5d6>=4[=6] = (3,1,5,5,1 :成功数:2)

ヘイロン:チィ!Hard2回

◆インパルス 回避
3d6>=5 = (6,5,2 :成功数:2) →カウンター!
3d6>=5 = (6,6,6 :成功数:3) →カウンター!

ラストショット・オブ・モサヨめいた出目が!

ヘイロン:!?
NM:ええ…?両方カウンターです…
トロイダル:なんだあっ
アグリーエッジ:1/216!?

◆ヘイロン カウンター回避
1d6>=4 = (2 :成功数:0)
1d6>=4 = (4 :成功数:1)
ヘイロン 体力10→9

不如帰がある為回避ダイスを温存しなければならない!

ヘイロン:1発!緊急2と回避4か……良いだろう
NM:インパルスくん昨日もだけど絶好調だ
インレット:ワオ!さすがオニイサンだぜ!

「先陣を切る……」
「イヤーーッ!!イヤーーッ!!」
インパルスを中心に迸る雷電!ヘイロンは絶縁ブレーサーでこれを打ち払いつつ肉薄!!
「イヤーーッ!!」
危険な鉤爪付きテッコで掴みかかる!
「お綺麗なカラテだな!イヤーッ!
しかしインパルスはデンによるニューロン加速でこれを見切る!さらに下段ヤクザキックで反撃まで!
「ヌゥッ!!」
反撃のヤクザキックにヘイロンもローキックを合わせて打ち合う!反動で翻り、バックステップ!
「………やる!」
「……どっかでこのワザ見たか?」
インパルスは一瞬呟いたがすぐに思考から消した。油断できぬ相手たちだ。

◆手番:トロイダル◆
トロイダル:まずレールガンを超大型武器化。次のターンまでノダチ扱いに
O13まで歩いて ノダチで攻撃だ!

◆トロイダル 超大型武器2連続攻撃
4d6=6 = (4,2,1,4 :成功数:0) 失敗
4d6=6 = (4,3,6,6 :成功数:2) サツバツ発生!

インパルス 回避
3d6>=4 = (5,4,1 :成功数:2)

ノダチは当てにくい…!

「クソーッ、まだ冷却が……皆さんが……致し方ない!インダストリとは程遠いですが……イヤーッ!!
トロイダルは背部の巨大な円盤を……一時パージ!それをまるで巨大なスリケンめいて振り回し、横一閃にインパルスを薙ぐ!
「舐めてんのか?イヤーッ!!
インパルスは少しのバックステップで容易に回避!
「アイエエエ!当たらない!」
そのまま重量に振り回されてたたらを踏むトロイダル!再度円盤装着!
「トロイダル=サン、リラーックスリラーックス。あんま力まんとぼちぼちやるくらいの気持ちでいこな」
見かねたインレットが声を掛ける!
「ハ、ハイ……しかしこのままではインダストリの力が……」

◆手番:アグリーエッジ◆
(筆者注:ヘンゲ継続かつインパルスが隣接済だったので集中2連撃。デバフが大きく響かなくて安心していた)

◆アグリーエッジ 集中バイオ武器Lv1コブラアーム2連
5d6>=3 = (5,2,5,2,2 :成功数:2)
5d6>=3 = (5,3,6,5,4 :成功数:5) →毒属性ダメージ追加

2,3というこの帯にしては中々のダメージ

NM:ふむむ
ヘイロン:基礎ダメが高い!

◆インパルス 回避
1d6>=4 = (6 :成功数:1)
2d6>=4 = (3,1 :成功数:0)
インパルス 体力15→12

ラッキーヒット!

「…イヤーッ!」
片膝を付いた姿勢のまま、アグリーエッジは紫の毒が付いた刃をインパルスの足元目掛けて振り払う!
回避したとて、飛沫に触れればヤクザスーツは酸で汚れるだろう!
イヤーッ!な、グワーッ!!テメエ、このスーツ高ぇんだぞ!」
刃はかわしたが、実際高級ヤクザスーツが毒飛沫で熔解、肌を焼く!
「ヤクザの悪趣味な着飾り等貴様らには不要!」

「………」
ヘイロンは戦況を俯瞰し状況判断。トロイダル=サンも、アグリーエッジ=サンも、どちらのカラテも破壊力は凄まじい。自分が連携の始点にならねばならぬ。
「………」「スゥーッ……ハァーッ………」

◆手番:インパルス2回目◆
NM:さーてふにょきのじかんだ
よりどりみどりのD4!
インレット:不如帰より遅いインレット…

◆インパルス ターゲット設定 イニシアチブ順
1d4 = (4) →最も遅いインレットに決定

インレット:来た!
ヘイロン:イッタゾ!
トロイダル:アブナイ!
NM:インレット!そこのなんちゃって貴族野郎!
即応5入れてデンパンチ
インレット:
ヒエ…

◆インパルス 集中2連攻撃 デン・エンハンス+即応5個
5d6>=3[=6] = (5,6,4,6,6 :成功数:5)
11d6>=3[=6] = (5,1,6,1,5,3,1,6,1,2,4 :成功数:6)
ナムアミダブツ、サツバツの2ダメージ2連撃!

アブナイ!!

ヘイロン:ウワァ
トロイダル:コワイ!
アグリーエッジ:おうおうおうおう
インレット:うわ!アドブ切ります
緊急も入れます
NM:避けろー!

◆インレット 回避リソース全消費!
4d6>=4 = (1,3,4,1 :成功数:1)
3d6>=4 = (3,5,5 :成功数:2)
回避成功!

アドブがなければナムアミダブツが命中していた!

ヘイロン:ヒュウ!
トロイダル:
ゴウランガ!
アグリーエッジ:有効アドブ!!
NM:素晴らしい!

◆手番:インレット◆
インレット:リープします

◆インレット 連続側転判定
10d6>=4 = (3,4,6,2,1,5,6,6,6,2 :成功数:6)

インレット:N 11から強化精密します

◆インレット 強化精密攻撃 トライアングル・リープにより1発目に痛打+1
4d6>=4 = (3,3,6,5 :成功数:2)
6d6>=4 = (3,4,1,1,2,6 :成功数:2)

2ダメージ2回!

◆インパルス 回避
1d6>=4 = (5 :成功数:1)
2d6>=4 = (4,5 :成功数:2)

NM:回避!

「ノーカラテ・ノーニンジャ!」
インパルスは腰を落とし拳をギリギリと固める。肩、腕、拳をデンの輝きが包む!
「ィイヤーッ!!」そのまま突進!インレットに閃光めいたデン・パンチを繰り出す!
「…!スリケンは打ち止めやろかぁ?イヤーッ!
インレットは身体を沈め拳を避ける。デン・パンチは頭上を通過!
「スリケン?あんなもんは飾りだ。ニンジャなら、カラテだろ!
インパルスは即座にザンシンし態勢復帰!
「それには同意するわ。イヤーッ
インパルスの態勢復帰、その瞬時に摺り足で間合いを測り、しゃがみ姿勢のまま足首を断とうとインレットが斬りつけるが、インパルスはこれを側転空中回避!
イヤーッ!さっきからセコイワザバッカだな!ヤクザに向いてるぜサンシタァ!」

「…インパルス=サンとやら…出来る!」
アグリーエッジは電撃で痺れた身体を漸く立ち上がらせる!
ヘイロンのカラテも、トロイダルのテックも、インレットのワザマエも通じぬとは!

3ターン目

「そらそら、俺はまだやれるぞザイバツども!」 立ち塞がるインパルスはキアイを吐く。そのデンの光はますます猛っているようだ。

「……その通り。ニンジャはカラテよ。」
「気が合うぜ、残念だ」
ヘイロンとインパルスがサツバツとした応酬を行う。
「ん〜スカウトやろか?ボスをみすみす討ち取られる落ち目の組織やなかったら転職も考えたんやけど残念やわ〜」
「既に沈んだ船に乗り込む者はおるまい」インレットの横槍に同調した。
「……お前なんか…ほんとに貴族か?真似っぽい…いやよく知らねえけどよ…」

「…次は当たらぬぞ…!」
「電光見切れるもんならやってみな!」

「ええい、なんたるイクサ……!恐ろしい……!  やらねば、落ち着け、オムラ、オムラだ……オムラ……」

舌戦、ニンジャ同士の極限のイクサは隙を見出すべく時折こうした光景がみられる。だがこれは所詮前座、アトモスフィアはさらに危険な方向へと―――
「イヤーッ!」
インパルスに飛来する小型コマ!
「ッ!?イヤーッ!」
インパルスのデンが空中で小型コマ撃墜!

この時点でセッション終了予定をNMからご提示頂いてました

インレット:コマ!

「フーンク!!」そこへサイバーウマ!無慈悲な斬撃!!
「シマ…グワーッ!!」インパルスを袈裟懸けに一太刀!

「…これは!」アグリーエッジはロードに内心感謝した。
コマの使い手と言えば!言葉を発せぬ猛者と言えば!

「ドーモ、ワイルドハントです。手間取らせてくれる。だがこれでオーテ・ツミよ」
「フーンク!」「そいつはインペイルメント=サンだ。喋れんのだ。オオモノミもよくやった!」

「フィーヒヒ!ドーモ、モスキートです」さらに変態で名高いモスキートまで! 看板に張り付き痙攣!ここで達した。

ノルマ達成

「!……ワイルドハント=サン」
「……」 「増援、カンシャシマス。」
ヘイロンは奥ゆかしくオジギ。
「インペイルメント=サンも。ドーモ。お手間をお掛け致します。」
「……ドーモ、モスキート=サン。」
その後、再びカラテを構える!

「アッ!ワ、ワイルドハント=サン!ドーモ!ゴキゲンウルワ……  じゃなかった!インペイルメント=サンまで!助かっ……  ド、ドーモ、モスキート=サン。」 トロイダルは明らかに困惑!

「ドーモ、ワイルドハント=サン、インペイルメント=サン、モスキート=サン!お手を煩わせてしまいスミマセン!」 アグリーエッジはインパルスに対し構えつつも、上位位階者の助太刀にオジギ!

「ワイルドハント=サンに、インペイルメント=サン。実際手が増えるんは助かるわ〜」
「モスキート=サンまで。えらい力の入れようや。…そないに大事な任務やったんか」

オオモノミ・ニンジャのリアクション

「ザッケンナゴラー…!ドグサレッガコラー!!」 インパルスは吠える!実際致命傷には程遠い!だが状況はここでさらに混沌としたものとなる!

「……手早く片付けましょう。もはや趨勢は此方に……」
ZZZZZAAAAAAPP!!
突如!凄まじい雷光が落ちてきた!アスファルトが砕ける!インパルスのそれとは比較にならぬ!
「!!イヤーッ!!」
降り注ぐデン・ジツの雨!ヘイロンは連続側転で合間を縫うように回避!

ZZZZZAAAAAAPP!!

アイエエエエエエエ!?
トロイダルは雷撃の間を掻い潜るように回避!回避!回避しきれずスーツの裾が焦げる!

「下劣な言葉を!その口を…ムッ!?
ZZZZZAAAAAAPP!!
「グワーッ!?」
明らかに格が違う!これは…! アグリーエッジは徐々に引き下がる。抗う術が…解らぬ!

「またデン!でもインパルス=サンのよりも遥かに…!」
ZZZZZAAAAAAPP!!
強力なデン・ジツがインレットの声を遮る!包囲網のクローンヤクザたちが端から端まで連鎖的にケシズミに!ナムアミダブツ! なんたる恐るべきデン・ジツか!

「ソウカイヤの残党か!?まさか誘い込みか……ッ!?」
ワイルドハントは頭上を仰いだ。 ストリートを見下ろすビルの上に複数の人影!
雷光はまるでインパルス、装甲ヤクザベンツを守るかのように落ちてくる。 ワイルドハントは即座に状況判断した!

「……撤退だ!」

ワイルドハントらとクローンヤクザ部隊が速やかに包囲ベンツに乗車、引いていく!
キミたちも撤収だ!

「………!」ヘイロンは ワイルドハントの号令にピクリと反応!
「撤退!!」
号令を反復し、殿に立つ!
「ワイルドハント=サンの後に続け!」

「ハ、ハイ!皆さん早く!!」
号令を聞いたトロイダルがどたどたと撤収を始めた。判断が速い!ニンジャのイクサにおいて引き際を見極めるのはイクサそのものより難しいであろう! 頼もしい指揮官に追いすがるように走る!

「…撤退!承知致しました!」 上位位階者の命令は絶対だ!悔しさをソウメンの奥で滲ませながら、右腕の刃を縮めて機動性を少しでも稼ぎつつアグリーエッジは距離を開け撤退した。

「イヤーッ!」 インレットがカタナを地面に突き立て、やや離れた位置に姿勢を低く構える。即席の避雷針だ!その直後である!
ZZZZZAAAAAAPP!!
即席避雷針無残!

オオモノミ・エキストラクション。それぞれのRPが光る!

◆◆◆◆
後日。ヤクザクランの談合によく使われる料亭、トンボ・アカイにて。 ネオサイタマ駐留部隊のアンバサダー、ならびにワイルドハントによって、新興組織「アマクダリ・セクト」との調停が行われた。
内容は二人の交渉術により、ザイバツに有利な形で結ぶことに成功。キミたちもまた料亭のブレイコ(という牽制)を大いに楽しんだ。
そして何よりも。
ニューワールドオダー。キミたちの活躍により、ニンジャ千年王国到来のための偉大な計画は次の段階に進んだのだ……!
だがそれは早すぎるマッポーカリプスの到来、そしてキミたち『オオモノミ』の苦難の道の始まりを意味していた。

◆◆◆◆
「チィ!なんだってこんなところにニンジャスレイヤーがいるんだよ!」
ドリアンスポーツは連続バク転で距離を取るや背中を向けて走り出す。
ともかくこのままではジリー・プアー(訳注:徐々に不利)。
とにかくまずは態勢を立て直して―――
「AARRHHHHGGG!」
「グワーッ!?」
逃走先にアンブッシュ!直撃を喰らう!
「アバッ……な、仲間がいたのか…」
「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
「エ……?」
そのニンジャは赤黒のハチマキを額に巻いている。
鋼鉄の鉢金には「忍殺」の文字
獣めいたヘンゲのニンジャ。
「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、ニンジャスレイヤーです」
背後、追跡者が姿を現す。
そのニンジャは赤黒のハチマキを額に巻いている。
鋼鉄の鉢金には「忍殺」の文字。

「横取りか?」「グルルル……違う、サポートのカネだけ欲しい。あとニンジャの肉」
「フン、カイシャクはもらうぞ」「ドーゾ」
「アイエエ……!?」
何を、何を言ってるんだこいつらは…?
ドリアンスポーツは恐怖し、絶叫を上げようとして
そのまま路地裏で爆発四散した。

NM:◆スロウ・ネオサイタマ・イントゥ・フレイム◆
以上で終了!

PL一同:オツカレサマドスエ!

以下筆者の蛇足

以上、kinoko=サンが企画運営を行うNJTRPGザイバツキャンペイグン「オオモノミ」の一話目のリプレイでした。
実は「折角のザイバツキャンペイグンだしプレイ中にリプレイを書けばいいのでは…?」と思ったのが本記事作成のきっかけなのですが…処理が追い付きませんでした。
PLとPCが集い各ニンジャのスレイト・ウキヨエが飛び交い、ローリングスタート状態での開始となりましたが…流石皆さん慣れていらっしゃるというか、兎に角カッコよさや個性がある!同シナリオの別日実施なので、PC次第で流れと雰囲気が変わるのも良いですね。
二話目以降も気力体力の充実がある限り、何とかリプレイ作成を続けていきたいと思います。果たして「オオモノミ」は何を見るのか…!

2024/09/08 Paraxion(パラ)


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