VTuberの投げ銭は日本芸能のおひねり文化の流れもある

日本の舞台役者への「おひねり」文化も合流してる。

https://bunshun.jp/articles/-/40372

VTuberの活動は生放送が多くで、これは芸能界のディナーショーや握手会に似て、本人(放送主、VTuber)を近くで感じられるのも大きい。
多くのVTuberは投げ銭(スーパーチャット、略してスパチャ)をすると「名前」と「コメント」を読んでもらえる。さらにコメントへの返事まで放送でもらえることも多い。これはひいきの芸能人との握手や目が合うや、ラジオ番組で投稿はがきが採用されるなどに近い特別感に似てる。

視聴者の「生放送への参加」もある。
VTuberは「ゲーム配信」をよく行う。そのゲーム配信のゲームに参加できることがある。オンライン・マルチプレイのゲームで放送した時に視聴者との対戦を行うことも多く、指定マッチングID(普段はランダムで対戦者が選ばれるが、IDを使うと友人や知人など特定の人と必ず対戦できる)を放送中に生成することで参戦できる。数万の視聴者と数枠を競うから倍率は高い。これもまたNHK紅白歌合戦や民放のミュージックステーションなどの観覧席の倍率が高いように「参加する」こともまた特別感がある。

7か国語を操るVTuberが日本語の習得は漫画・アニメだったり、
算数の約分や文字式ができない段階から積分を解くまでを8時間通しで勉強したり、
動画内容に事欠かない。

VTuberの動画が、テレビでありラジオでありライブ公演である。
VTuberはAKBなど地下アイドル・身近なアイドルのような存在である。
VTuberの多くは何かしらの「オタク」である。

余談。
記事にある「プラットフォームの離脱」は非常に難しく、それは音楽やゲームの著作権問題がある。YouTubeやニコニコ動画は音楽に関して包括契約で許諾されたプラットフォームにある。ゲームに関してはゲーム会社と商業放送契約の有無が機微な問題にあり、特に投げ銭など放送により収益が発生する類は難しい。

余談その2。
記事のVTuberの投げ銭累計が多くても、相撲で言う横綱、長者番付最上位一桁のような存在である。