ポーランド国立放送交響楽団 Japan Tour 2022 9.14 ー岡山公演ー

はじめに


2010年 『のだめカンタービレ最終楽章』でショパンピアノコンチェルト1番に出会う。作品(コミックス版・アニメ版・テレビ・劇場版)と共に楽曲の虜になる。
2020年 12月13日サントリーホールソロリサイタル(配信)ハン狂カデンツァで打ちのめされる。ここからかてぃん沼へ突入する。
2021年 7月~10月ショパンコンクールが開催される。
2022年 3月8日NOSPR日本ツアーが発表される。 


 かてぃんさんのショパンピアノコンチェルト1番が聴ける。城陽のチケットをやむなく手放した経験も加わり、待ちに待っていたこのツアー。家族の協力(温かいものではない)や勤務シフトの幸運、ファンの皆さんの後押しがあり、急遽大阪公演・予定通りの岡山公演、と本当に本当に有難いことに2公演に参加できた。
 こんな貴重な経験はもう2度とできないだろうと思い、レポートの類が死ぬほど嫌いだった過去を封印、文章化を決意した。文字で表現しきれない部分や、個人の感想ばかりだが、折れそうになる心に鞭をうちながら、加筆・修正を繰り返し、あの感動・ツアーを通じで感じた事・かてぃんさんの魅力を何とかnoteに残しておきたいと思い拙文を投稿するに至った。

前回大阪公演では、極度の緊張と興奮と2階最後列であった事もあり、視覚情報がほとんど残されていない。
それに対し、岡山公演は2回目、大阪公演よりは落ち着いて参加できた事、座席が1階9列であった事から、視覚から得られる情報量が飛躍的に増えた。解像度は、ドット絵から一気にCGへ

注1:岡山公演中心に記載してあります。大阪公演の感動はTwitterに。
注2:のだめファンのため、関連した記載・引用が散らばっています。
     かつ、かてぃんさん強火ファンにて、ご理解ください。
注3:クラッシック音楽の知識は、『のだめカンタービレ』60%・かてぃんラボ・ファンの皆様から15%・『厳選クラシックチャンネル』10%『題名のない音楽会』10%・遥か彼方の吹奏楽部時代5%・ピアノレッスン5%で構成されています。


パツェヴィチ/オーケストラのための序曲

NOSPRの皆さんが舞台に上がる。それだけでめちゃくちゃアガる。そして、マリン・オルソップマエストロ登場、凛々しくブロンドショートが美しい。
海外オケの生演奏を目前でなんて、初めての経験だった(大阪公演はドット絵にてビジュアル面ではカウントせず)。それに加えてこの序曲、高揚しない訳がない。ティンパニ+弦楽器で始まる冒頭に金管が加わり、ついに始まる!と胸が高鳴る。もうこの時点でマエストロとオケの皆さん最高。

ここでのだめファンのスイッチが入る。
マルレ・オケメンバー(のだめカンタービレ新装版9巻表紙参照)など、作中のキャラを彷彿とさせる方々に気づいてしまった。
長髪ウェーブの黒髪を束ねた活きの良さそうな男性。作中キャラ同様コンマス席の直ぐ後ろにノースリーブ(注キャラ名)、まさにその方がいらっしゃる。他にもトマス・シモンノエミエリーゼ妖精アンミカ(実在する方・のだめキャラではない)(敬称略)などなどを発見するが、長くなるので割愛する。

のだめファンによる幻覚と序曲の高揚感が相まって、楽しくて仕方ない幕開けだった。


ショパン/ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11

ピアノの大屋根が開けられる。この座席ではマエストロがほとんど見えないと気付く。オケのチューニングが終わり、ついにかてぃんさんとマエストロ登場。
蝶ネクタイだ、髪伸びて左目封印がちだな、などこの時点では比較的落ち着て観察する。いつものあのお辞儀をされる。かてぃんさんだ、近い、視覚情報がすごい。slowly slowly…

第1楽章 Allegro maestoso
ピアノが登場するまでの冒頭オケパート、弦楽器の切なく荘厳な音。かてぃんさん、オケに何度か目を向ける。ピアノソロが始まる直前、スッと呼吸音が聞こえる。もっと前の席であれば、フジロック配信ぐらい大きな呼吸音が確認できたのではないだろうか。奏者の方が今から音にエネルギーを注ぐ、この息遣いがとてつもなく好きだ。
話が逸れるが呼吸音といえば、初めて生音を聴いたSingsジブリで菊池さんと弾いてくれた《Maddnessを思い出す。曲のラストでブワッと大きい吸気音が聴こえた後、エネルギーを放った音が忘れられない。

最初のピアノソロがホールに響く。弦楽器に支えれたり、ホルンと掛け合いながらtuttiの所まで。ピアノを弾きながらも、何度かオケに鋭い目を向ける。オケに渡した後、マエストロの方を向いてうんうんと軽く頷く。この動きは第1楽章で少なくとも2回は確認された。マエストロを見る時は、マエストロの頭(残念ながら頭しか見えない)もかてぃんさんの方に傾く、まるで磁石のNS極が吸い寄せられるように。マエストロは頭しか見えないが、きっとアイコンタクトを交わしているんだろうと想像する。
第1楽章が終わり、拍手をしそうになる所を抑える。

第2楽章 Romanze.Larghetto
ヴァイオリンで始まりホルンから次ぐ冒頭ソロ、ずっと目を閉じピアノを奏でる。9連符の所辺りで上を見る。なんと優しく美しい音。
「美ししい月明かりの夜」「楽しい無数の追憶」やはりこのワードを浮かべずにはいられない。追憶の最後に入れてくれていたフレーズ(101小節目八分休符の後)ここの旋律がたまらなく好きで、どうしようもなく良い。月を思わせる硬質な、それでいて岡山公演では少し温もりを感じる優しい音だった(大阪公演では空気が変わり温度が下がったように感じる音)。
「2回もここの生音を聴けただけで十分です」そんな気持ちになった。

ただ、大阪公演で感じた特別な感覚、あれだけの人や楽器が会場に存在するにもかかわらず何も音を発しない一瞬、皮膚にかかる圧が全て消えたような瞬間は、第2楽章全体を通して岡山公演で感じる事はなかった。
初めて生で聴く、第2楽章への想いが作り出した幻覚だったのかもしれない。音源としてリリースされたものにあの感じは入っていないかもしれない。しかし、大阪公演での忘れ難い体験として自分の中に残っている事に間違いはない。
2022.10.18追記)音源の音質やLive感、最高だった。ただ会場の空気感は、その場でないと感じられない事を再認識した。できる限り、コンサート会場に足を運びたいと思った。

第3楽章 Rondo.Vivace
かてぃんさん、リズミカルに前後左右に、時に跳ねるように体を使う。しかし、体幹の支持性が本当に高い。多彩な音色をコントロールする源は体幹にあるのか、まさにアスリートだな。ジャズやポップスを弾くときとは異なる姿勢の良さを、改めて間近で拝見できた。

ポーランドの民族舞踊を基にした高貴で華やかなロンド 繰り返される主題は様々な装飾を施され 次第に技術的な難所へと向かっていく

のだめカンタービレ22巻 P98-101

千秋先輩の声(アニメ版:CV関智一さん)で脳内再生される。
色彩豊かなピアノとオケの音で高揚しながらも、フィナーレに近づく緊張感と寂しさが入り混ざる。

第3楽章でも何回もマエストロとオケの方に鋭い視線を向けながらの演奏、笑顔は確認できない。職人…?ソリストというよりメンバーとしてオケの中に意識が入っているようなかてぃんさん。マエストロとオケの皆さんと、最高のショパンコンチェルトを作り上げる、そのストイックさが伝わる。

終わってしまう。
最後上行するスケール…ああ終わってしまった。

万雷の拍手を送る客席に向け、深々とお辞儀をする。ここで今日初めての笑顔が見られる。なんと良い表情、これが見たかった。良かった。
マエストロと並んでお辞儀(たしか手を取り合っていた)。客席の奥や上の方まで、感慨深げに大切そうに見渡すかてぃんさん。マエストロの合図でオケの皆さんも立って下さる。とてつもない感動をありがとうの気持ちを込めて、精いっぱいの拍手を舞台に向けて送った。


カプースチン/トッカティーナ 8つの演奏会用練習曲作品40第3番

日替わりのソリストアンコールが話題になっており、かてぃんさんも喜んでいる様子がこの日の昼、Twitterから投稿されていた。これまたファンとしては嬉しい。


コンチェルトを聴き終えた満足感と軽い脱力とで、今日は何かな?とワクワクしながらも少し気持ちが緩んでアンコールを待つ。かてぃんさん再登場、
すぐにトッカティーナが始まる。よしトッカティーナ来た!これかっこいいよなー、しかし速いな、と知った風な体で聴き始めたのがいけなかった。
この時の自分に忠告したい。

生のトッカティーナ侮るなかれ

耳と目と肌と内臓で感じるトッカティーナは、とにかくすごかった。冒頭からもっと気を入れて聴くべきだったと後悔する。

音の圧に圧倒される。胎動(配信でしか聞いたことがない)は心臓と脳にくる感じだが、生のトッカティーナは心臓と胃・腸管を圧迫し振動させる力を感じた。「グルーヴ」ではなく、「うねり」。同義かもしれないが、オシャレさはなくもっと生々しい感覚。うねりがすごかった。

そうだ、オケの方の反応は?と、かてぃんさんから視線をずらすとチェロの方が軽くヘドバンしながら手でリズムをとっている。オケの方ものってる、楽しそうだ、とホクホクする。
「パチッ」
しまった、指パッチン見逃した!

2回目の音が厚く豪華になる所(左手低音のビートに、右手の厚みのある和音までもが16分音符で細かく刻みながらグワーッと進む所。52小節目~)、うねり以外に何とか言葉にするとしたら、音が質量を持って押してくる、そんな感覚。
圧倒されている間に、かてぃんさんの髪の毛がブワッと舞って、最後死の舞踏のようにサラリと終わってしまった。
もう一回聴きたい。

この公演終了後、オケとピアノの最高の音を浴び、あまりの興奮に信号無視を2回しそうになる。命の危険を感じたため、一旦熱を吐き出さなくては、と下記をツイートし興奮を鎮めてから高速道路に乗る。結局、興奮は鎮まらなかったが事故や迷子にならず帰宅できた。



ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調《新世界より》作品95 B.178

大阪公演の《ブラームス交響曲1番》が思わず涙する程、あまりに良かったので岡山公演の《新世界より》も心から楽しみにしていた。
オケの皆さんが舞台に再登場される。金管が多い!交響曲用の大編成となっている。チェロのアンミカ様、黒髪ロングを束ねておられる。気合いの表れだろうか?

チューニングが始まる。
コンマスさんが変わっている?!前半コンマスさんだった方がお隣の席へずれている。ダブルエントリーシステム??(エヴァ13号機参照)
家に帰って気づくのだが、プログラムの巻末にメンバーリストに、ビオトル・タルホリクさんとラファウ・ザムブジツキさんお二人のお名前がコンサートマスターとして並んでいた。

第1楽章 Adagio-Allegro molto
ゆったりと始まる冒頭から、弦楽器と管楽器が交互に突然荒々しくなる。
中学生時代、FMを録音したカセットテープ(CD移行期ぐらいだったと思う)がぐちゃぐちゃに巻付くまでこの曲を聴いていた、当時の勉強部屋がフラッシュバックする。やっぱり新世界はカッコいい。
何回も同じ旋律を繰り返しながら、低中高音の弦・管楽器が入ったり抜けたり。美しいソロを奏でながら、最後ワーッと盛り上がってジャン!と決まる所まで、本当にカッコいい。これだけの数のプロ奏者の方が、これだけの種類の楽器・音色を使ってマエストロに導かれているのだから当然だけど、オーケストラの音の厚みと美しさに感動する。楽章間で拍手をしたくなる。

第2楽章 Largo
誰もが知っているあのメロディー、コールアングレのソロが始まる。
9列目のため、金管も木管もほとんど座席からは見えなかったが、奇跡的にコールアングレの方だけを視界にとらえることができた。冗談や誇張でなく、まさにその姿は妖精だった。美輪明宏さんを彷彿とさせる、自ら光を放つ存在に見えた。あの美しいメロディーと共に光っていた。

本当にハーモニーが美しい。ソロのコールアングレとクラリネットのハーモニー、弦楽器の低音部がゆっくり下降する所、木管全体で奏でた和音に加わる金管、短調へ転調、コントラバスのピチカート、何もかもが泣きそうになるほど美しい。
とりわけ感動したのは、冒頭の調へ戻った後の弦楽器のハーモニー。ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス2人ずつになってのアンサンブルが何とも美しい。コンマスのお2人、ダブルエントリーシステムはこのために採用されたのか、と妙に腑に落ちる。そしてその後のコンマスさんとチェロのたった2人のハーモニーから、弦楽器のtuttiへ。調和が素晴らしかった。ここだけを切り取りたいぐらいだった。

第3楽章 Molto vivace
切迫感のあるリズムに心躍る大好きな楽章。新世界はどこを聴いても本当にカッコいいが、3楽章のカッコよさはグルーヴ感にあり、体が思わず動き出しそうになる。ドヴォルザークは天才だと改めて言いたい。
ドヴォルザークにショパン、ブラームス。現代の人にも未だに愛され、こうやって脈々と演奏されたり、現代の映像の背景に流され続ける名曲を生み出してきた作曲家達は偉大だ。こうやって生のオーケストラの音で聴くと、偉大な作曲家・演奏家に感動と感謝を感じるばかりだ。

第4楽章 Allegro con fuoco
4楽章の冒頭もめちゃくちゃカッコいい。カッコいいしか言っていないが、新世界は本当にカッコいいのだから仕方がない。バシッと揃った弦楽器のボーイングは、見ているだけで心地良く、心まで揺さぶってくる。あの巨体を揺らしながら揃えてくるコントラバス群は低音もビジュアルも圧巻である。金管の突き抜けた音が、否応なく高揚させてくれる。

マエストロとシンクロしてどうしても指揮者気分を味わいたくなる(自宅のラジカセの前で、何かの棒を振っていた元ティーンエイジャー)。しかしマエストロカッコいいな。
周りの方の気が散らないように、音に反応する体を極力動かさないよう堪える。横の列を見ると、膝の上でこっそり指揮をしている女性を見つける。同志よ、と嬉しくなる。

ファサッッ」何だ今の音?
シンバルだった。
自宅に帰宅し調べてみると、《新世界より》においてシンバルは第4楽章のこの箇所しか出てこないとの事。こういったニッチ?な使い方が他のクラシック曲にもあるらしく、知っていると知らないとでは、やはり楽しみ方が断然違う。超有名曲であって、いくら学生時代ヘビロテしていたとはいえ遥か彼方の記憶しか残されておらず、きちんと楽曲について調べておけばよかったとまた後悔する。

この後、2楽章のあの「遠き山に~」や、各楽章で聴いてきたメロディーが登場しながらクライマックスへ。ティンパニの盛り上げがすごい。全員で4分音符と三連符を刻みながらフィニッシュ!
ブラボーと叫べないのが悔しい。代わりにスタオベと根限りの拍手を送る。


マエストロ、ダブルコンマスさん、スタオベの会場を見渡してとても嬉しそうだった。今年2月の角野隼斗全国ツアーファイナルで、英ポロを弾き終えたかてぃんさんの表情と重なる。感無量、そんなお顔のお2人だった。NOSPRの皆さん笑顔で会場の拍手に応えて、アンコール2曲
歌劇《ハルカ》第1幕:マズルカ、第3幕:高地の踊り
を演奏して下さる。

再びスタオベで温かい拍手に見送られながら、舞台袖に下がる皆さん。手を振る会場に、ニッコリ手を降り返しながら退場してくださるメンバーの方も(コールアングレの妖精、アンミカ様など)。一瞬の交流であったが、NOSPRの素晴らしい演奏に対する、観客席の感動が伝わった気がして、とても嬉しかった。

夢見心地でホールを出ると、ロビーには制服を着た学生さんが10数人ずつぐらい、何グループかで集まっていた。そういえば、岡山公演は学生さん300名を本番に招待・リハ風景を公開する企画があった、とこのツイートを思い出した。

我が子と同じ年頃の学生さん達に、「かてぃんさんの演奏聴いてどうだった?」と、我が子の友達感覚で話しかけたい衝動を抑えて、会場を後にした。こういった主旨のプロジェクトを目にする度、後進達や音楽界へのかてぃんさんの熱い想いを感じる。


おわりに

今回、どうしても角野隼斗版ショパンコンチェルトを聴きたかったのは、やはり昨年のショパンコンクールの出来事が大きい。暫くは、かてぃんさんのワルシャワでのショパンコンチェルトを求めてコンクールファイナルの演奏を彷徨っていた。ぶっちゃけると、ワルシャワフィルハーモニーホールでのショパンコンチェルトにかてぃんさんを組込む動画を作るといった、虚しい作業を行ってみたりもした。

全国ツアーファイナルやCateen's Piano Liveなど、ショパンコンチェルト1番のフレーズがかてぃんさんのピアノから流れると

それでもオレはやっぱり 何度でもあいつをあの舞台に連れていきたいと思うんだ
このピアノを聴くたびに

のだめカンタービレ第23巻 P108-109

何度も千秋先輩の言葉が頭をよぎり、辛気臭いセンチメンタルBBAの王道を突っ走っていた。しかし、目まぐるしい活躍の一年が過ぎ、この気持ちも少しずつ顔を出さず、痛みも伴わなくなってきていた。

かてぃんさんは今回のツアー前の記者会見で「今回のツアーは自分の中でのショパンコンクールが完結する機会と考えています」と話していた。
そして、ツアー後の毎日新聞記事(10月7日)で、「あんな事を言っていましたが、忘れてください。辛気臭いので。1年前にとっくに終わっています。」とも答えている。
はい、辛気臭いBBAは忘れます。



いざツアーが始まってみると、かてぃんさんの華麗なSNS使いや、ファンの皆さんのツイートやnoteによるレポート共有で賑わい始めた。かてぃんさん自身は盛り上げてやろうと意欲満々な発信ではなかっただろう。軽いノリでアップしたインスタの写真やツイートから、ツアー自体やオケの皆さん・マエストロとの交流が深まっていく様子、何よりかてぃんさん思いっきり楽しんでいる様子が自然と伝わってきた。
ソリストアンコールが話題となり、最終日前日には「アンコールなんだと思う?」といったクイズとも半ばリクエストも取りたくなるようなIGSを投稿している。「Cateen's Piano Liveの前日か!」と突っ込みたくなるような流れだった。ファンとしては心から楽しませてもらったから良し。
最終日のソリストアンコールはオケと一緒に《Ca(teen)ndide Overture》

こんなことになったら、それはもう泣いてしまう。良かった、本当に良かった。最高の形でツアーは終了した。
そして、実際にホールに足を運ぶ事で、会場で生の音を全身で感じる素晴らしさ、オーケストラの音の豊かさ魅力を思い出させてくれてありがとう。
感謝してもしきれない感動と幸せをありがとうかてぃんさん!心からお礼を申し上げます。

2022.10.17追記)大阪公演での音源がデジタル音源としてリリースされた。こんなだったか、こんな凄い演奏だったか、と自分の当日の感覚と記憶を疑いたくなるほど素晴らしい音源だった。これだけで充分だった。
しかし、21時にはかてぃんチャンネルから、この音源の動画がプレミア公開でアップされるとの告知が上がる。
何てことだ、かてぃんさん。あの日のショパンコンチェルト1番を無料コンテンツとして、個人で立ちあげたかてぃんチャンネルからアップロードしてくれるとは。薄っすら期待はしていても、あくまでも夢の範疇だった。
誰もが、世界中から、いつでも、無料で堪能できる、何回でも。しかも動画だ、静止画ではない。1年前自分の作った動画はかてぃんさんは動いていなかった(笑)
何てことだ、かてぃんさん。華麗なSNS使いどころの話ではない。
角野隼斗やばい。

おまけ)のだめカンタービレ新装版(KISSコミックス)購入迷っている方がいれば、少し無理をしてでも買った方がいいです。特に13巻。二宮先生の、絶妙なユーモアとのだめ&千秋に対する愛の詰まったエンディング書下ろしが入っています。二人の物語が最高の形で完結します。

とっ散らかった文章を最後まで読んでくださってありがとうございます。
コンサートレポはもう書かないと思います(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?