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劇場版ウマ娘 新時代の扉を見て簡易的お気持ち表明

《注意》若干のネタバレ含む

 3期のモヤモヤを全て吹き飛ばしてくれた。ありがとう。

 レースの演出、音響の迫力は実際のレースを超えてるぐらいの大迫力で何度見ても鳥肌が立つ。カメラアングル、観客の映し方もウマ娘視点で描かれていて感情移入しやすく最後まで興奮しっぱなしだった。"ウマ娘の速さの限界"という研究にしか興味がない。勝負事に全く興味がない。理性で動いていたタキオンが、最後のジャパンカップのポッケの走りを見て「自分自身の憧れ、幻影、夢は自分自身の手で掴まなければ意味がない」と思い知らされる。それはウマ娘にとっても、そして我々人間にとっても本能的な欲望。そんな本能を呼び覚ましてくれたポッケの走りを生で見て怪我にも関わらず思わず走り出してしまうタキオン。「僕らは、1人では強くなれない。」という語り文句がある(2011年 JRAのエルコンドルパサーのCMより)ように、ウマ娘の世界は一生一度の夢を叶えたい少女たちが本気で凌ぎ合う世界。たった1人の勝者を目指し、彼女らが本能を刺激し合い鎬を削る姿はもはやスポ根の枠を超えていて、彼女らの覚悟ある走りを見ると我々もつい、本能的に走り出したくなってしまう。これは「ウマ娘」というコンテンツでしか表現できない、感じられないものであり、まさにこの映画、一言で言えば「思わず走り出したくなる映画」である。これはウマ娘というコンテンツでしか味わえない(大事なことだから2度言う)。本能をくすぐられたい、夢を追いかける覚悟を決めたい、ライバルとの圧倒的勝負を見て目を覚ましたい、のであれば劇場版ウマ娘を"必ず"見るべきである。

 ほかにもアグネスフライト匂わせ、「新時代の扉」というタイトルの意味、史実と照らし合わせて思うことなど、書きたいことは山ほどあるからいずれ書きたいね。


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