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山田かまちについて_なだいなだの言葉

1977年の夏、エレキギター練習中に感電死した少年_
山田かまち・17歳。彼の残した1千枚近い鮮烈な絵と、
青春の悩みに満ちた数多くの詩から選りすぐって編む、
青春へのメッセージ。
かまちの残した絵や詩は、かけがえのない17歳の
圧倒的な誇示だった。__なだいなだ

他に何があるというのだ。
他にぼくの言いたいこと
    言いたいことを言える場所が。
どこにあるというのだ。
ああ、くらい地平線に、
    ぼくはたくさんの灯、
       ダイアモンドをみつけても、
  ぼくは何ひとつできない。
道などない。
  ただ暗い偽りがどこまでも続いている。




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