「深夜の電話」第28話

────玄関脇の電話台の傍の床で、横になっていた少年は目を覚ました。辺りはもう明るくなている。握りしめたままの受話器にはっと気づいて、少年はそれを耳をあててみるが「ツー、ツー、」という無機的な音が鳴っているだけだった。……続く

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