便利すぎる今を生きるこつ

自動調理器、自動掃除機、自動運転、自動、自動、自動。
何もかもが自動化の波に飲み込まれようとしている。しかし、人間にはある程度の不便さが必要である。(佐藤卓著ケの美) 身体を動かすことが必要であり、それこそが人間であるからだ。だから、現代では意識的に選択的に不便を自ら選ぶことが大切となる。ぼーっと生きてはいけない。それはそれで面白い時代ではないか。知らず知らずのうちに、便利化された仕組みの中に身を委ねることになっているからこそ、意識的に便利を避ける。そこにちょうど良い生活を送れるヒントがあるように感じる。

電車に乗っていて車内のサイネージに掲載されていた、「私〇〇放題が好き」だからこのサービスいいよねという広告。
便利と同じくしてこの〇〇放題という考え方も広くはびこっているように思う。食べ放題。本当に幸せだろうか。
あと、乱立するポイントサービス。
ポイントなんぞ本当に必要なのだろうか。逆にポイントに縛られてしまうような気がする。1%のために、本当に必要でなかったとしても、買うに至る理由に少しはなってしまう、無意識のうちに買う動機の一つになってしまう。ポイントや割引などがなくても欲しいと思う、お金を払っても良いと思う物こそが豊かにしてくれるものだと感じる。そうすることで、ものを買う際の選球眼、審美眼が自然と鍛えられていくようになると思う。

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