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暴かれていく真実-中国ドラマ「陳情令」41話-45話個人的雑感-

ここまで来ると耐えきれず5話ずつブログを書くことを放棄し、最後まで一気見してしまいました。未だに陳情令沼から抜け出せず…。なるべく初見の感想を思い出しながら書いていきます。

※ネタバレのみのブログですので、視聴済みの方かネタバレ気にしない方のみ先に進んでください。

↓EP36-EP40の感想はこちらから

思った以上のことをしている孟瑶

最初からどこか薄気味悪い感じはしてたし、ちょいちょい「いや、絶対狙ってやってるやろ」ってこともぶっこまれて来てた孟瑶。やっぱり、いや、思っていた以上にやっていることがゲスい。

どんどんと暴かれていく真実は爽快感もあり、完全に謎解き探偵ターンになった感があります。現代パートは謎解きミステリーですね。33話かけて撒かれた謎と伏線を回収していく17話。後半はどう頑張ってもポチっと先を再生する手が止まりません。

孟瑶は口も上手いし善人面も上手いから、沢蕪君もにわかには信じられない悪事の数々。まさか聶宗主を傀儡にしようとして失敗して首をはねてそれを保管しているとは思ってもおるまい…。

最後に誰かの差し金で現れてきた女性2人の証言もあまりにもな内容過ぎてドン引き。自分の父親に対する恨みも深いし、権力に固執して手に入れるためなら手段を選ばない感じも寒気がしてきます。えくぼがさぁ…笑った時のえくぼが…余計何か怖いんだけども。

父親に関してやったことは腹上死させたってことなんですか?それとも薬か何か盛ってて、行為の最中に死ぬように仕向けてた?とにかく女好きの父親に対する仕返しがそれか…とびっくりしましたよね。

魏嬰を守り共に戦い抜く忘機

全50話あって一番グッと来たのがこの5話の中に詰め込まれた忘機の想い。16年前に魏嬰と一緒に戦わなかったこと、最後まで守り抜けなかった後悔が16年後の忘機を突き動かしているんだと思うと胸が熱くなります。

完全に仙家すべてを敵に回したとしても一緒に戦う、「引き返すなら今だぞ。本当にいいのか?」と尋ねた魏嬰に「愚問だ」と答えた忘機。ブロマンスの真骨頂がここに!という感じですね。

現代パートに入ってから何かあったら飛んで来て魏嬰を庇うし守るし…。温寧と共に完全に魏嬰専属のセ○ム状態を維持しています。

そんな忘機を見て魏嬰は感謝を口にします。あそこの雪見酒のシーンは40話ちょっと見て来たからこその胸に来るものがあって、初めて2人の心が通い合ったときだと思いました。忘機は魏嬰を好きでたまらないのが分かっていましたが、魏嬰の気持ちはあやふやで…。感謝はすれどどこかで信じ切れてないのかな?とも思ってました。サブタイトルが「重なり合う心」になっていましたが、まさにそう!ようやく同じ思いで向かい合えた2人です。「自分を信じてくれる人が1人でもいればいい」魏嬰は自分を信じてくれる忘機の存在だけで満たされていて、他の誰になにを言われても平気な強い心を得られたんですね。

こぼれ話:43話のここのシーンですが、魏嬰が静室に入る瞬間に腰帯を自分からほどいている…と指摘されてる方がいらっしゃって、よく見たら確かに!と思ったのでぜひ目を凝らして見てみてください。次の日の魏嬰がすごく眠そうにしてるのも何かの暗示…?(ブロマンスは妄想力が命ですw)ここで魏嬰の口が赤いという人もいましたが、私的にはそこはよくわかりませんでした。でも制作陣がこの一連の演出を意図してやってるのだとしたら、その心意気に感謝が止まらない。

忘機が魏嬰を連れて帰ったこの静室ですが、忘機の母親が夫から軟禁状態にされていた部屋だったようです。いなくなってしまった恋しい母親の部屋に魏嬰を寝かせる…。いつぞや「雲深不知処に連れ帰って隠したい」と言っていた忘機が、この部屋を意図的に選んで魏嬰を今隠してるのだとしたら、すごく私の心に刺さりまくります。上手く言語化できないのが悔しいけど…陳情令の魏嬰と忘機には、なんとも言えないエモさが特に後半は感じられて胸がいっぱいになり、何だか涙がじんわり浮かんで来ちゃうんですよね…。(重症)

もう一人の策略者

陰虎符を手に入れて世の中を意のままに操ろうとしているのが孟瑶で、その片腕が蘇宗主というのは暴かれました。では、莫玄羽をそそのかして(たのか?)夷陵老祖を復活させるように仕向け、行く先々で魏嬰たちを事件解明に立ち向かわせようとしているのは誰なのか?孟瑶の悪事を暴くために女性二人をタイミング良く雲夢に送り込んで来たのは?

もう最終回まで見てしまったので答えは知っていますが、ここの時点では温情がまだ生きていて、色々やっているのかと思っていました。温情ならそんな回りくどいことしなくてもいいよな…って今になったら思います。

孟瑶のうすら怖い感じに気を取られ過ぎて、最後の最後までこの人物についてはノーマーク。最後までいって1話2話を見たら「あー!」ってなるんですけどね…。すごいドラマよ。

色々気になる集

①綿綿!

どうなったのか気になってた凛とした女性の綿綿。商人の男性と結婚して幸せに暮らしている…そして今も魏嬰のことを信じているというのが良かった!「一生忘れない」という伏線がここで回収されましたね。魏嬰は微妙に忘れてたのに綿綿はしっかり覚えていて、それに対して微妙な顔をする忘機という図が良き。

②可愛い温寧

魏嬰のことを一生懸命守ろうとしているのに魏嬰の温寧に対する扱いが悪くて可哀そう。葉っぱになって先回りして傀儡を撃退したり、真っ先に戦いに出たり…。忘機も温寧も本当に魏嬰大好きだね。

③必殺!掌返し!

またこれでもかというぐらい夷陵老祖を責め立ててたかと思えば、孟瑶のやったことが明るみになると孟瑶を責め立て魏嬰には一緒に戦えと媚びてくる…。本当に人って言うのは厄介な生き物ですね。

④ほんまに刺すんかい!

金陵は口だけではなくて本当に行動に移しちゃうんだよなぁ。好奇心を持ったら進んで自ら飛び込んでいくし、魏嬰を恨みに思う気持ちで刺しちゃったりするし。でも致命傷にできなかったのは、どこかで情もあったのかなぁ…。

⑤味方になってくれる藍兄

予想以上に孟瑶のことを信じている藍兄。きっと弟のことも信じていて同じくらい孟瑶のことも信じているからこそ、色んな迷いが生じているんでしょう。でも私はこの時点でかなりお兄ちゃんのことも疑ってますからね!(笑)

⑥姑蘇藍氏最強じゃない?

琴の旋律で人を殺したり魔力を封じ込めたり人を惑わせたりできるなんて、忘機がその気になって習得したら向かうところ敵なしなんじゃない?藍氏の中(宗主になる人)に金氏みたいに野心溢れた人がなっちゃったりしたらますます大変やん…。しかも禁室の存在とそんな系譜があるのばれちゃったし!

⑦転んでもただでは起きない魏嬰

孟瑶の部屋からちゃんと切り取られた乱魄抄を持ち帰っていた!いつの間に…えらいぞ。

フィナーレはすぐそこに!

泣いても笑っても残り5話!ここからは謎が気になって止まらなかったので一気見してしまいました。その後2日間泥のように眠ったのは言うまでもありますまい…。

最終回はどういう形で終わるのか、孟瑶の悪事はバレたからその後にどう決着がつくのか、魏嬰と忘機は平和になってもずっと側にいるのか…。そういえば金丹の謎も解明されていないぞ!魏嬰を蘇らせた策略家は誰?

↑初見の頃はこんなことを思ってました。残りはブログ1本、頑張って書きます!

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※トップ画像は「陳情令」ドラマ公式HPから引用させていただきました。

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