出会い-中国ドラマ「山河令」EP1個人的感想&あらすじ-
36話ある山河令の感想ブログを1話ずつ書くという無謀な計画をスタートさせました。どこかで何話かずつまとめてになるかも知れませんが…、いけるところまでいこうと思います!
始まりと出会いの1話。1話が面白いドラマはだいたいはずれなしですね。全話視聴後に見直して感想を書いているので、色々な気づきがあります。初見の頃の感想と理解した内容を織り交ぜつつ、先のネタバレはなしで書いていきたいと思います。
※EP1のみネタバレありの感想になりますが、まだ視聴してない方が見ても問題ないくらいの内容だと思います。
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瑠璃甲を巡る戦い
物語の冒頭で説明されるのが、伝説の武器庫を開けるための鍵「瑠璃甲」のこと。手に入れた者が一夜にして無敵になれるというこの”武器庫”は、20年前に大悪党の容炫(ロン・シュエン)が残したもの。この武器庫を開けるために必要な鍵「瑠璃甲」を巡って、今20年の時を経て各派閥たちが戦いを起こそうとしていた…。
出典:YOUKU公式YouTube
「一夜にして無敵になれる」とか、「この書物を読むだけで天下無双」みたいなのは歴史ドラマあるある。山河令も端的に言えばこの瑠璃甲を巡る戦い。北方の晋王までもが狙っているいうところからドラマの幕が開きます。
私は初見で見たとき何気なく視聴していたのでこの内容がすっかり頭から抜け落ちており、序盤何の話をしているのかさっぱり…。なのでここは押さえておいた方がいいです!(みんな普通は頭に残ってるよね…)「瑠璃甲とは?」これがドラマの核です。この鍵のためにみんな命がけです。
主人公天窓首領周子舒
中国ドラマあるあるだけど、説明がほぼない状態でどんどん話が進んでいきます。初見は「どういうこと??」状態。とにかくCGがすごい、そしてなんのこっちゃ?でした。
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「瑠璃甲」を狙っているという北方の晋王が”天窓”という秘密暗殺組織を養成し、朝廷に対する謀反を企てている…という告発文を書いているのは李大人。その晋王が有している「天窓」の首領としてこの物語の主人公「周子舒(ジョウ・ズゥシュー)」が登場します。
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晋王からの命を受け、告発しようとしている李一族を皆殺しにするというのが天窓の任務。圧倒的な強さで暗殺を遂行している黒づくめの男が周子舒(ジョウ・ズゥシュー)です。
この黒周様ですが、この1話以外ほぼ出てこないのでここで見納め。天窓首領の周様好きなので少し残念。見進めている間ずっと「黒周様はいつや…」という目で見ておりました。
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周子舒の虚しさ
晋王の手先として殺戮を繰り返し、それが正しいと思って生きてきていた周子舒。李大人を殺害し、その娘まで毒を飲むように強要した時に初めて、四季山荘の弟弟子が愛した人ということに気づきます。
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81人いた四季山荘のメンバーも畢長風と自分の2人だけになり、その畢長風も七本の釘の刑(※下記用語集参照)を受けて天窓を抜けたいと言う。守りたい人も守れず、自分がやってきた10年間は何だったのか…そう思ったときに自らも七本の釘の刑を受けて天窓を抜けることを決意します。
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世のためになる、大切な人のためになると自分の手を血で染めてきたのに、残ったのは死ぬことさえできない虚しい自分のみ。このまま死んだように生きていくぐらいなら、数年だけでも自由に…と願う心が苦しい。晋王に見つからないように姿を変えて、浮浪人として自由気ままな生活を手に入れます。
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↑変装してもさ…目が可愛いから美しさダダ洩れだよね…。
しかし晋王の周子舒に対する執着はすごいものがありますね。自由にしてやるように見せかけて動向を探らせるとは…。絶対手放してなるものかという執念のようなものも感じます。
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↑ここのこじれた愛もある意味ブロマンスとして私は見守っています。
青崖鬼谷
瑠璃甲を盗んで殺されているのは、鬼谷十大悪鬼である「吊死鬼」。この吊死鬼が後々重要なキーパーソンになってきます。
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ここでは鬼谷のリーダーである谷主の顔は拝めません。当初、私の中では「若いイケメンがリーダーなのね」くらいの認識です。吊死鬼が瑠璃甲を持って逃げたので、3000人の悪鬼総出で裏切り者を捕まえろ、その者を十大悪鬼のリーダーにする、とのこと。
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瑠璃甲を巡る戦いに邪道である鬼谷も参加したということですね。各宗派と悪の組織も総出で瑠璃甲を狙っています。
そして3か月後…出会い
晋王の追手を逃れ自由を手に入れた周子舒は、浮浪者の姿で酒をあおり日向ぼっこを楽しんでいます。ここで物語の重要人物たちが出会います。
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周子舒を見初めた温客行(ウェン・ク―シン)、温客行の侍女である顧湘(グー・シャン)、五湖同盟鏡湖派三男の張成峯(チャン・チェンリン)。※詳しい人物紹介は見どころブログをご覧ください。
周子舒と温客行の目線のやり取りが良かったですね!ここで2人ともお互いにきっと目を奪われている…。浮浪者の姿でいる周子舒に見惚れてしまう温客行はすごい。
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まだ1話は序章です。武力が半分になったけどまだ強さ健在の周子舒と、顧湘の強さが描かれて終わります。
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私的にはこの1話での掴みが素晴らしいと思いました!正義の味方ではなく悪の組織に嫌気がさした周子舒と、謎の美しい男性温客行の出会い。序盤、天窓が戦っているCGとスロー満載のシーンと、顧湘と周子舒が戦っているシーンで心鷲掴みです。始まりは天窓も鬼谷も悪の組織であるため暗く陰なんですが、2人が出会うのは太陽の光の下。この陰と陽の対比も後々に効いて来るんだ…と思うと見返したときのワクワク感もかなり感じられます!
新重要ワードたち
1話にして情報量が多い。四季山荘や天窓も後からすごく大事なワードになってきます。その話ごとに重要だと思ったワードは拾っていこうと思います。
【四季山荘】周子舒の師匠である泰怀章が組織していた。(詳しい説明はないけど、武術を継承していく組織?)師匠が亡くなり周子舒が現在の荘主。
【天窓】周子舒(ジョウ・ズゥシュー)は四季山荘の81人を連れて晋王の元で天窓という秘密組織を設立。この天窓は一度仲間になると抜けることができず、抜けるためには死ぬか七本の釘の刑を受けて廃人の状態で3年だけ生きた後死ななければならない。
【七本の釘】天窓を抜けるための罰則として設けられている周子舒が作った刑。七本の釘を打つと五感全てを失うが意識がはっきりした状態で3年後に死ぬ。作った周子舒だけが知る秘密「七本の釘を一度に打たず3か月おきに打つと、武力は半分になるが五感は徐々に失われ、3年かけてゆっくりと廃人になり死に至る」。周子舒はこの技を使い天窓を抜ける。
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【瑠璃甲】一夜にして無敵になれるという”武器庫”の鍵。この鍵を手に入れるための戦いが起きつつある。
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【青崖鬼谷】正道から外れた者たちが集まる邪道集団。(悪の組織ともいう)十大悪鬼を筆頭に3000人ほどの鬼たちを抱え、こちらも謎の谷主の命で瑠璃甲を巡る戦いに参戦することに。
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今日の温様集
いつもの突っ込みに代わり、私の大好きな温様”ウェンさま”(温客行のことを愛を込めて私はそう呼んでいます)特集を各話ごとにしようかなと思っていますが、1話はほとんど出ていない(笑)。今後盛り上がっていくと信じて、新しい項目にします!
①舐めるような目線
顔は美しい…というより私にとっては可愛い温様。侍女である顧湘にも優しい顔を向けていますが、周子舒を見る目はどこかじっとり。ここで温様にハート鷲掴みにされたような気がする。
出典:YOUKU公式YouTube
②不敵な笑み
何考えているか分からないし、善悪が分からない謎の男感が出ています。この後もずっと温様から目が離せなくなってしまったのはきっとここから…。
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その手は温様!?
中国ドラマ見てるといつも思うけど「そこ!?」ってところでブチっ!っと終わりますよね(笑)。恐らく温客行(ウェン・ク―シン)が阿湘(アシャン・顧湘のこと)のムチを止めているだろう…という終わり方。ようやくここからブロマンスの2人が絡んでいきそうです。
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1話は主人公の周子舒の境遇と物語の軸となる”瑠璃甲”の話でした。2話では知己となる2人が出会い、物語が動き始めます!
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※トップの画像は优酷Youku YouTubeより引用させていただきました。
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