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運命の出会いが世界に彩りを与える-韓国BLドラマ「Color Rush」見どころ&個人的感想-

タイBLドラマを主に見てきていましたが、最近は台湾BLドラマと韓国BLドラマのテイストも好きでハマってます。その中でも今期イチオシのドラマの1つである韓国BLドラマ「Color Rush」。特殊な設定があるせいか、恋愛よりも深い結びつきを感じさせる二人の物語です。

※あらすじと見どころを中心に書いていきます。途中からネタバレありです。(ネタバレ予告します)英語字幕で見たため理解が不十分なところもあると思いますが、ご了承ください。

とにかく映像が美しくドラマの見どころがぎっしり詰まったOST。色がキーになっているだけあって、鮮やかな映像です。↓

視聴方法 ※VPN要、英語字幕

VIUなら英語字幕が最初からついているらしいですが、VPNをつないでも見ることができませんでした。(もしかしたら見る方法があるかもしれませんが、RakutenVikiで見れるので特に試していません。)

私はVPNをつないで「Rakuten Viki」で視聴しています。2021年1月14日現在EP1とEP2は英語字幕で無料視聴可、有料配信から2週間後に無料になるようです。EP3は1月20日、EP4は1月21日から見られます。

RakutenVikiの有料会員(月600円程度)になれば、毎週水曜日と木曜日に1話ずつ配信されるものをリアルタイム視聴できます。英語字幕はだいたい次の日にはついています。

1話15分程度で全8話。来週の木曜日(1/21)には終わってしまうんですね…。もっと長く見たいなぁ。

あらすじ

見えるものがすべてグレーの世界に生きている神経性色盲「モノ」である高校生の”ヨヌ”。同じくモノである母親は失踪しており、ヨヌは叔母と暮らしている。モノには色を与えてくれる存在である「プローブ」がそれぞれにいるとされているが、めったに自分のプローブに出会うことはできない。ヨヌはそんな運命の相手であるプローブ”ユハン”に転校先の高校で出会ってしまう。

”モノ”が”プローブ”に出会う確率は低く、出会ったら誘拐して監禁したり、殺人を犯してしまうことも。そのため、ヨヌは自分のプローブに会わずに平穏に過ごせればいいと思っています。”モノ”であるヨヌの母親が謎の失踪をしているということも、ヨヌの心に暗い影を落とす要因に。ヨヌが転校するきっかけも、モノであることで起きたトラブルが原因になっていました。

出会うはずがないと思っていたプローブに出会ってしまったヨヌ。普通プローブはモノを避けるのに、なぜかユハンはヨヌに興味を示し近づいてくる。そしてヨヌに色のある世界を教えようとします…。

【プチ用語】モノがプローブを見たときに起こる現象を「カラーラッシュ」といい、カラーラッシュが終わり色を失っていく過程を「デカラーリング」といいます。

ヨヌ 色のない世界に生きるモノ。演じるユ・ジュン君は子役から俳優をやっているのだそう!

ユハン プローブであり、なぜかヨヌに興味を持って近づいていく。演じているのはホ・ヒョンジュン君。私…K-POPとか疎いので全然存じ上げませんでしたが、THE BOYZというアイドルグループにいたそうです。

拒むヨヌと近づくユハン

ヨヌはモノが起こす事件を見ては自分もそうなるかもしれない…ということを恐れて、プローブであるユハンを拒絶し続けます。でもユハンはそんなヨヌお構いなしにどんどん距離を詰めてくる。ユハンは出会った瞬間からヨヌに惹かれたようで、最初から「綺麗だ」「可愛い」を言いまくってました。友達もここまで他人に興味を示すユハンが珍しかったようで、驚きを隠しきれません。

最初は拒み続けているヨヌですが、ユハンが見せてくれる色のある世界にどんどん魅了されていきます。

2人の関係が刹那的に感じられる

語彙力なくて「エモい」しか浮かばないんですが、この2人の関係には感傷的なものを感じるんですよね。これは私だけかな…。どう考えたって与える側のプローブがモノの存在を重荷に感じるときは来ると思うんです。自分がいないと相手は色を得られない白黒の世界で生きる…。プローブの中には自分の存在価値をそこに見いだせる人がいるかもしれないけど、結局「自分」という存在に愛を持って接してくれているのか、色を得るためだけに側に置かれているのか分からなくなりそうだな、と。

今はユハンがすごくヨヌに興味を示して自分から近づいていますが、色のある世界にヨヌが固執するようになったら、果たして2人の関係はどうなっていくんだろう…。何だか悲しい結末も想像できちゃうので、ちょっと怖いです。

ある種の「運命の相手」ではあるがゆえに、そこに恋愛感情が生まれるのか、果たしてそれは本当に恋愛感情なのか、そこにも注目していきたいです。

ミステリー要素もある

謎①ユハンはどうしてここまでヨヌに色を見せたがるのか?

このドラマを見始めた時から私はこれをずーっと疑問に感じています。ユハンは一目惚れに近いものがあったのかもしれないし、若さゆえの好奇心みたいなものもありそうな気はしますが、それでもここまでヨヌに固執しているのはなぜなんでしょう?やはりモノとプローブは惹かれ合うものがあって、どうしても吸い寄せられてしまうんでしょうか。でも絶対プローブの方の愛が重くないと成り立たない関係だと思いませんか?

謎②母親の失踪

これは「15分全8話の中で書き切れるか?」と心配しております。ここは謎のまま終わらせるとか、そんなに大した事件とかではないよ?とかあるのかな…。

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ここからネタバレ入れていきます

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色々突っ込み集

①カラーラッシュが起こるときの演出もうちょっとどうにかならんか問題

情緒的な雰囲気が漂っている作品なのに、カラーラッシュが起こる演出だけSFチックというかなんというか…。音楽もなのでなおさら違和感があります…。でもヨヌがカラーラッシュに慣れてくるにつれて演出も控えめになってきたので、だんだん見やすくなってきました(笑)。

②笑うと可愛いユハン問題

顔立ちがクールなユハン。いつも黒いマスクで顔を覆っているので分かりにくいですが、ヨヌに対しては可愛い笑顔見せてくれるので癒されます。

③布団にくるまるヨヌがかわよ…問題

ずーっと仏頂面のヨヌ。ユハンに言った言葉を後悔して布団にくるまって「どんな顔して会えばいいんだー!」って言っている姿が可愛かった。ドラマ全体がしっとりとした雰囲気の中に、たまにこういったコミカルな場面があるので余計なごみます。(EP4)

④手の演出が色っぽい問題

とにかくヨヌの手を握るユハン。普通に手を取ることももちろんあるけど、けっこう最初の方から恋人繋ぎなんですけど!指をからめるのなんで?いや、いいんですけど、なんで?(笑)

⑤基本バックハグ問題

ユハンはすぐヨヌに抱きつくし手を握るし…それがだいたいバックハグ。正面から向き合ってくれないからなんだろうなとは思いますが、これもなんだか感傷的な気持ちにさせます。まだヨヌが心を開いてない感じがすごく分かるバックハグ。

EP6まで見ました!

EP5の美術館(?)のシーンがすごく美しかった!色を教えようとしているユハンがヨヌを連れてきて、2人で大はしゃぎ。その後2人でヨヌの家に行ってお母さんの絵をようやく色つきで見れて…。EP5はぐっと2人の心が近づいた回でした。その終わり、ユハンと別れたことで自分の視界からどんどん色が消えていき絶望していくヨヌ…。ユハンがいないことで生気までも失ってしまったヨヌが、とうとう一番恐れていたことに手を出そうとしています。

EP5では楽しい未来を予感させましたが一転、EP6はホラーのような雰囲気に。ヨヌは理性を取り戻すことができるのでしょうか。

もう来週終わるのか…。ハマってから終わるまで早すぎて悲しい。残り2話を見て最後に全体の感想ブログも書けたらと思います。

※画像はHS STUDIO YouTubeと、STORYWIZ FILMのYouTubeから引用させていただきました。

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