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親子の関係に涙が溢れる-台湾BLドラマ「HIStory4 隣のきみに恋して」EP9個人的感想-

ドラマ沼の先人たちが言った「最終回前には気を付けろ」…かなり構えて見ていましたが思ったより重くもなく、感動とラブが主で最終回につながってすごく安心しました。

サブタイトルは「仕組まれた罠」。間違いなくあのゲスい副社長のことですね…。

※ネタバレありまくりの個人的感想ブログですので、まだの方は見たらまた読みに来てください!

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安定のリーチェンとムーレン

付き合い始めて順調にいい関係を育めている2人。そして最初の方から争っていた「受け攻め」の話をここまで引っ張っています。あの最初の喧嘩を見た頃には、笑いから真面目な性の問題にまで流れていくとは思わなかったよ…。

真面目なムーレンは色々調べてローションやら必要なものを購入!ドラマで準備している過程まで見せているのは初めてな気がします…。(コンドームとかのくだりは見てきてた気がするけど。爆弾発言「ローションあります」はあったけどねw)

あんなに攻めを譲らなかった2人が、いざ恋人同士になったら相手を思いやり、受け攻めにこだわらないっていう描写があってすごい素敵だと思いました。腐女子の頭ではこういうのきっちり分けたがるんだろうけど、実際そういうの曖昧な気がするんですよね…。(実際を知らないので何とも言えませんが)どっちでもいいというリーチェンと、いざとなったら覚悟ができているというムーレン。その二人の話を聞いて「本当に愛し合っている」と微笑ましく見ているシンスー。この構図がとても素敵です。このドラマは友人や家族との関わりをすごく素敵に描いているところに好感が持てます。

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出典:HIStory Global Official FaceBook

相変わらずやることが汚い副社長

勝手にムーレンを襲っておいて、それを助けたリーチェンをこれでもかというぐらい逆恨み。そもそもやったことを考えると、副社長から降格だけでも足りないぐらいの重罪ですよね。警察沙汰になってもおかしくないぐらい。

温情で会社辞めずに済んでるのに、どうしてもリーチェンを許せないらしく、汚職の汚名を着せて会社を辞めさせようと目論んでいるようです。でもこんな副社長のことを信じて放置している会社もどうかと思うんだけど…。簡単に売り上げデータとか捏造できる時点で、こんなブラックな会社に価値あるのか?社長はどこじゃい!

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出典:HIStory Global Official FaceBook

最初は心配かけないように明るく振る舞っているリーチェンだったけど、陰でこっそり何とか汚名を返上できる方法を模索しています。最初はふざけていたリーチェンに怒っていたけど、落ち込んでいる姿を見せないリーチェンを心配してムーレンも動き出しました。

ヨンジエにお願いしてるってなんだろう…これが嫌な予感なんだよなぁ。(予告編見ても嫌な予感しかしない…)

親の気持ちで見てしまう

シンスーの父親にとっては、息子がゲイであることを受け入れたばかりなのに、今度はその息子の相手が義理息子という受け入れがたい事実を突きつけられています。お父さん…心臓止まんないかなってめちゃくちゃ心配してしまった。ヨンジエ、そういうところ!

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出典:HIStory Global Official FaceBook

子を持つ親として、シンスーヨンジエの関係は親目線で見てしまいます。私の立場だったらどうだろう…まずはヨンジエのお母さんみたいにすべてを達観しているような見方は絶対できないだろうな。お父さんみたいに受け入れるのに時間がかかることも…なさそう。同性愛者であるということは受け入れられても、その相手が再婚相手の連れ子って!!!ここだけは私でもかなり複雑です…。(だからヨンジエのお母さん本当にすごい。ヨンジエの想いをずっと知ってたからなのか)

ここは親子の関係もそうだけど、夫婦関係も素敵ですよね。子どもの難しい問題に直面したとき、こうやって腹を割って話せて、そしてお互い寄り添い合える…素敵な関係です。お母さんがお父さんに言った「自分が納得する答えを」という言葉が、それぞれの意見を尊重して無理強いすることなく、そっと寄り添っているというのが伝わってきて涙が出ました。年を取って2人だけで過ごすようになったとき…こうやって寄り添い合える2人になるというのは、パートナーがいる人全員が願うことですよね。

【親の愛】

シンスーの父親は本当に子どもに対する愛に溢れた人です。自分の感情よりも息子への愛を優先するって…なかなかできない。年を取ると余計に自分の考えを曲げることは難しいのに、その結論に達することができるお父さんが素敵。(私は多分義理の息子が相手ってなかなか認められない気がする…)

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出典:HIStory Global Official FaceBook

子どものすべてを受け入れて愛するって深い…。そういう親になりたい。BLドラマが親の教科書みたいになってる(笑)。

色々突っ込み集

①会社で受け取りにすな!問題

ローションとか頼むのはいいんだけど、なぜそんなものを会社受け取りにしているの、そしてトイレで開封すな!(笑)EP9は初っ端から大爆笑してしまいました。家で受け取ってしれーっと部屋に持って行くのが一番バレなかった気がするよ。

②ヨンジエ!そういうところ!問題

お父さんには2人で話しようって言ってたじゃん…速攻お兄ちゃんとの約束破ったらあかんって。すぐ許しちゃうシンスーも甘すぎる…もうちょっと厳しく怒ってもいいと思う!

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出典:HIStory Global Official FaceBook

③会社で話す内容?問題

このドラマで毎回思うんだけど、会社のランチタイムになかなか際どい話するよね。こんなところでシンスーの初体験の話を聞くな(笑)。

④副社長の横にいる人…問題

見るからに悪そうな人間!って感じがしたんだけど、副社長もそうなんだけどこんな人が社員としている会社イヤだなぁ…。顔が怖いだけで実は優しいとかならいいけど、副社長の横について絶対何かやってるやん。

⑤頭にネクタイ問題

まさか台湾のドラマで頭にネクタイ巻く酔っ払いを見れるとは思わなかった!日本の漫画文化かと思っていたけど、台湾でもその酔っ払いの描写は普通に描かれてるの?日本の居酒屋でネクタイを頭に巻く男…日本のドラマかい。(諸説調べてみましたが、どうも植木等さんがルーツ?という説が有力みたいですね)

この頭にネクタイを巻くのって、ツボを押されて酒が回るのを抑える効果があるってどこかで見たことある気がするんだけど(だからこの酔っ払いの行動は理にかなっているらしい)本当かな。※根拠のない噂話です。

⑥うっかリーチェン問題

だから頑張ってるところを人に見せないとかさぁ…恋人の前では明るく振る舞っちゃうとかさぁ…恋人が作った不味い料理を食べてくれるとかさぁ…まだときめいてない!(うっかりときめきそうになるリーチェンのことを”うっかリーチェン”と名付けました)

⑦甘いヨンジエシンスー問題

受け入れてもらえたらヨンジエ可愛いなぁ…。狂気の闇堕ちヨンジエはいずこへ。中の人がたったの1才しか違わないのに10才違いの役をしているっていうのが萌えるねぇ。

⑧愛し合う2人問題

膝枕ぁ!自然なキッスぅ!お互いが思い合ってるのがガンガン伝わってくるぅ!台本にないキスを何回もしたって、この朝食シーンのところもきっとそうですよね。あまりにも自然で…。

⑨ヨンジエと母親問題

シンスーとお父さんの関係は素敵だなぁと思って見てるけど、この母子も別の意味でいい関係。あの言い合いでちょっと和みました。そしてそのままエンディングになって「終わり方ぁ!」ってひっくり返ったわ!

⑩4年でいいのか…?問題

家族だから一緒に暮らす…大学を卒業するまでの4年間は親の前でいちゃつくの禁止って、4年経ったらいいの?お父さん、慣れるわよね?って慣れへんってば!!!(笑)

後は最終回を残すのみ!

みんなが心配していた最終回…ハッピーエンドで終わるでしょうか?終わりそうな気がするけど。

ただ副社長をハメるためにムーレンが自分を犠牲にしそうで怖いんだよな…。未遂に終わりますように。そしてどちらのカップルもこれベッドシーンありそう!?HIStoryシリーズは踏み込んだシーンも美しく官能的に撮ってくれるのですごく期待しています。しかも義兄弟CPは家でダメだって言われてるからって会社!?おいおい、やっぱりシンスーはラスボスだったか…。

さぁ、残すところ1話となりました。寂しいけど日曜日の22時から思いっきり盛り上がって締めくくりましょう!那一天の2人の結婚式も楽しみだな~!

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※トップ画像はHIStory Global Official FaceBookより引用させていただきました。

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