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戦いのその後は-中国ドラマ「陳情令」21話-25話個人的雑感-

1週間で50話の半分、25話まで見ることができました。我ながらハイペース。22話の”不夜天の決戦”辺りから面白さが加速!そして主役2人の微妙な空気感も増してきました。この雑感ブログを書く時間も視聴に充てたいのはやまやまですが、せっかくここまで頑張ったので続けます。

※ネタバレのみのブログですので、視聴済みの方かネタバレ気にしない方のみ先に進んでください。

↓E16-EP20の感想はこちらから

名前に関する豆知識

陳情令に出てくる人物には名前がいくつもあり覚えづらいですよね。でもこの名前の呼び方でお互いの関係性が分かる…という面白いブログを教えてもらったので引用させていただきます。とても詳しく説明されていて、すごく参考になりました!

ざっくり要約すると姓、名、字(あざな)というのがあり、名は親や主君しか呼ぶことができない特別なものだったのだそう。だから字があり、ほとんどの人はそれで呼んでいます。

姓:魏(ウェイ) 名:嬰(イン)  字:無羨(ウーシェン)

姓:藍(ラン)  名:湛(ジャン) 字:忘機(ワンジー)

魏無羨と藍忘機はお互い”魏嬰(ウェイイン)””藍湛(ランジャン)”と姓名で呼び合っています。普段、親や主君からしか呼ばれないであろうこの呼び名でお互い呼んでいる。これ知っただけでだいぶ萌えてしまいました。

ちなみに…ですが、子どもとか小さい子には”阿”を付けるというのは中国語の先生に教えていただいたので知ってました!だから魏嬰もお姉ちゃんには”阿羨(アーシェン)”と呼ばれてるんですね。

海外のドラマを観るときはその国のことまで調べてみると、より理解が深まり面白いです。

不夜天の決戦

この5話の中での見どころでもあり一番の山場だったのが、この不夜天の決戦。戦いメインのドラマではないので案外サクッと進んでいきます。

陰鉄の力で作られた傀儡が想像以上に強く、傀儡がまた傀儡を生み出しているという状態。これはどうあがいても勝てないぞ…魏嬰はいつ力使うの?って思いながらハラハラ見ていたら、けっこう引っ張って引っ張って使っていました。もっと早く使ってたら少し被害を抑えられたんじゃないの?とは思ったけど、体力消耗するからあそこで使ったのかな…。その辺の作戦は分かりませんが。

陰鉄が操る傀儡をも操ってしまう魏嬰の力であり陰虎符。完全に無敵です。25話見終わった後に気になって1話に戻ってみたんですが、陰鉄をみんなで追いかけてたのかと思っていたら、この陰虎符でした。やっぱり魏嬰がつくり出したこの力が、自分だけじゃなく人の心も蝕んでいくんだ…。

1人で上に行き、笛(陳情という名になったよう)を吹いて黒い気(邪気?)を集めてる姿が何かしびれてしまいました。心を奪われることはないという己の強い精神力を信じ、闇の力に魂を売ったという感じがしてしまって、この陰と陽の狭間にいて立場がぐらぐらしている感じが私的には刺さります。そして不安そうに眺めている忘機の顔も。

さぁ、ラスボス(中盤の)登場です。自分の思い通りにならなかったら意外とあっさり外に出てきて、あっさりやられてしまいました。あまりのことに私も展開について行けず、「誰が殺したの!?」って思ってたら孟瑶(モンヤオ)!あ、書き忘れてましたが、怪しい怪しいと思っていた孟瑶(モンヤオ)やっぱり怪しかったですね。敵の懐に潜り込んで味方になったフリをして、藍の兄貴に気に入られようとしてる!でも絶対この人は何かある…案外最後の最後のラスボスはこいつだったりして。

戦いの功労者になった孟瑶と魏嬰。魏嬰は相変わらずだけど、孟瑶はいい子のフリして何かたくらんでいる…絶対たくらんでる!内側からジワジワやっていって、最後に世界を自分のものにしようとしてるやつだ。今後の動きに注目していかなきゃいけない人物ですね。

この不夜天の戦いのエピソードは、映像に迫力がありスピード感もちょうど良く、これはWebドラマクオリティじゃないな…と驚きました。残り25話に大きな戦いがまだいくつかあるでしょうから、その映像にも期待しています!

微妙な2人の距離

この5話の間に2人の印象的なセリフがいくつかありました。20話まで唯一洞窟での会話くらいで、あんまり2人の絆とか特別さとかを感じられなかったので、ここへ来てようやくブロマンスの香りが漂ってきた感があります。

①「私に協力させよ」「分かった」

忘機が探していた魏嬰が、無邪気さを失い闇の力をまとって帰ってきました。頑なに力のことを話そうとしていなかったけど、忘機の「協力させてくれ」に静かに「分かった」と答え微笑む魏嬰。今までは魏嬰の方からちょっかいかけていた感じだったのに、いざとなったら近づいて力になりたいと思っているのが忘機というのがいい。あんだけ人の懐に入り込もうとしていたのに、いざ心を開こうとしたら自分が心を閉ざすって、どんだけ忘機の心を揺さぶるんだ…。(だから余計忘機も気になってしまう、というところもあるんだろうけど)

闇堕ちしてしまわないか心配でたまらない忘機。魏嬰の繰り返し言う「分かってるよ」が何か怖いんだよなぁ…。

②戦いの最中に庇う

陰虎符の力を磨いていたという魏嬰は、剣術の方はおろそかにしていたよう。不夜天の決戦で何回も危ない目に遭っているところを忘機が助けてました。守ってるー!って1人盛り上がっていたのは私です…。

③毎日お見舞い

不夜天の決戦で使った力のせいで3日間も眠っていた魏嬰。毎日お見舞いに来ては琴を弾いていた…だと!?なんて風流。いや、違う。めっちゃ愛してるやん。しかもこの琴のおかげで目を覚ますのが早かったと言われたから、魏嬰を癒すための琴を鍛錬してたんでしょ?愛だろ、愛。忘機よ、いつの間にそこまで…。

④「俺はお前の何なんだ?」「私はお前の何だ?」

琴譜を磨いたので試させて欲しいと頼んでこのセリフ。一体何なんでしょうね、友達より深いつながりのある人?忘機はかなり想っている感じ伝わってきましたが、魏嬰はどうなんだろうか。感謝はしてそうだけど、逆に今度は魏嬰の方が鬱陶しく思ってる?

⑤雲深不知処に連れ帰って隠す

とうとう忘機がここまで思い詰めてしまったか…。ある者って言ってたけど、忘機が興味持って接してるのって確実に魏嬰だけだからお兄ちゃんにバレバレ。「彼は望んでないだろうな」と言われての切ない顔…。忘機ぃ…。

この”隠す”という願望には、特に彼を自分だけのものにしたいという意味が今は込められていないような気がして。(もしかしたら無意識で思っているのかもしれないけど)反感を買いつつある魏嬰を守りたい、闇に呑まれないように監視したいという気持ちかな、と私は思いました。感情がなさそうな忘機だけど、魏嬰のことになると別人ですね。お兄ちゃんはだいぶ早いうちから魏嬰のことを特別視していることに気づいてましたが。さすが兄ちゃん。

色々気になる集

①だから江澄の金丹どうやって取り戻したんや

これ今後も分からないってやつですか?誰か知ってる人いたら教えて…気になって仕方ないの。

②陰虎符って…

残り一つの陰鉄で作られたっていう認識でよろしいですか?あんなに血眼で探し回ってたけど、あの亀倒したときの剣がもしかして陰鉄だったの?

③飲んべえ魏嬰

やっぱり1人でいると闇の力に呑まれそうになるから、酒飲んでるんだよね?

④金丹でアルコールが消えるらしい

そんな方法があるなら、なぜ弟に教えてないんだろうね。お兄ちゃんにしかできない特別な魔術?

⑤甘酸っぱい初恋感

結局相思相愛だったんかい!の魏の姉と金の方。金の方、好きなのにあんな態度取ってたって小学生か!漂う甘酸っぱい初恋感…いや、初恋か。しかし好き合っている同士なのにみんな結局この2人にずっと振り回されたよね(笑)。 最終的にみんなの前で告白って、さっさと2人の時に素直になればいいのに…。結婚まで遠回りし過ぎてワロてまいます。

⑥ここで恋が生まれそうな演出

温情と魏嬰って何かむず痒い空気漂わせてません?温情が魏嬰のこと気になってる?

魏嬰が孤立していくか

万能感を漂わせ始めてしまった魏嬰。孟瑶が絶妙に誘導して、金の宗主にも疑われているようです。みんなすぐ敵を1人作ってそこだけを攻撃して安心しようとするから、このままだと魏嬰の立場は危うそう。しかも温情と再会したということはきっと匿うだろうし、温家討伐しようとしている流れからますます魏嬰は仙門一族からは離れていくんだろうなぁ。

過去編も後7話くらい?来週中には見終わるかな…。

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※トップ画像は「陳情令」ドラマ公式HPから引用させていただきました。



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