本性はどれ-中国ドラマ「山河令」EP4個人的感想&あらすじ-
色んな情報が詰まったEP4はとても見応えがあります。そして今見返したら「こんなところに答えあるし!(笑)」ってなった4話でもありました。
※ネタバレのみのブログになりますので、まだの方は視聴後読みに来てください!
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サイコな温様
あっという間に乞食軍団に見つかった成嶺は、街中で連れて行かれそうになります。五湖盟の五哥・沈慎(シェン・シェン)の名前を出し、最初は穏便に連れて行こうとしていましたが、従わないと分かると実力行使に。
何を考えているのか温様は全然阿絮を助けず、「こいつを見ておいてくれ」と頼まれたら本当に成嶺を見ているだけ。(危なくなったら助けてたけど)馬を用意したり手助けしているのかと思いきや、本当に謎な動きをする温様です。
阿絮がいる時はいい子の善人温客行の顔をしていましたが、いなくなったら表情が一変、乞食軍団のリーダーの首をまずひねりつぶし、他の奴らも皆殺しです。
もうここで私はこの温様にゾクゾクしてしまいました。確かに胡散臭かったし怪しかったけど、ここまで非道だとは…。(一応「去るか死ぬか」と選ばせてた…って本人は言ってるけど)阿絮がいなくなった途端に豹変するのが最高です。手についた血を見て「うげっ」って顔してるのも、阿湘にとがめられておどけた感じになるのも、全部ひっくるめて最高でした。
ここの関係は?
鬼谷の十大悪鬼の1人である急色鬼(チースーグイ)がどうやら温客行の侍女である阿湘と関わりがあるようだ…というのは初見でも分かっていた、というか、どうしてここで気づかなかったんだろう(笑)。阿湘が”主人からの命令だ”って伝えていたのに…。多分深く何も考えずに鬼谷の主人(谷主)からの命令だ、という風に解釈していました。いや、多分さらっと鑑賞していて、急色鬼が誰かさっぱり分かってないまま見進めてたな、私。
恐らく今鬼谷から出ている十大悪鬼を招集しているっぽいですね。
そして色ボケ鬼(私が勝手につけたあだ名です)が遊郭から買ったという女性二人を、阿湘は自分の侍女として譲り受けたっぽいです。侍女の侍女って何か面白い。
温様の目的
豪華客船に侍女を侍らせている温客行…似合い過ぎる。どうしてこんなにお金持っているんだろう?という疑問がここで少し。
やっぱりどこまで行っても阿絮を追いかけてくる温客行は、乞食軍団に襲われている時になぜ助けなかったのか?と理由を話します。
四季山荘最後の荘主だと言われている秦懐章(チン・ファイジャン)が使っていたという剣・白衣、これが四季山荘がなくなってから消えてしまった。温様は阿絮の剣がその”白衣”なのでは?と思っていたので、乞食軍団との戦いで剣を抜くところを見たかった、と言っていました。
温様は四季山荘を知っていて、阿絮のことも知っている?だからこそ、阿絮が四季山荘と関係のある人物だという確信が欲しい。
しかし阿絮は頑なに剣を抜かなかった。それだけ特徴のある剣だから、自分という人物を特定されたくなかった(居場所を知られたくない)のでは?と温様は阿絮に対して疑問を投げかけています。でも阿絮は「お前には関係ない」と一蹴。
温様にとって阿絮は、執着せざるを得ないほどの何かがあるようです。(顔が好みというのももちろんあるだろうけど)
毒蠍四大刺客
明らかな悪者っぽいのが出てきました!まず琵琶を弾いて阿絮たちを惑わそうとしていた魅曲奏松(メイチーゾーソン)。
殺人をゲームのようにして楽しむ俏羅漢(チャオルオハン)。
セクシー姐さん毒菩薩(ドゥープーサー)。
人を食らいそうな金毛蔣怪(ジンマオシャンクアイ)。
この4人をまとめる”主人”がいるような話しぶりでしたが、この人たちの立ち位置がこの時点ではよく分かりません。魅曲奏松が阿絮たちを襲っていたということは、きっと瑠璃甲を狙っているのでしょう。というか、あそこで琵琶を奏でてたのってたまたま?…な訳ないよね…。おもいっきり阿絮に返り討ちにされてたけど。
内力を癒す温様の簫(しょう)
魅曲奏松の琵琶で内力(気みたいなものかな?)が傷ついたという成嶺。阿絮はこの曲でというより、乞食軍団との戦いで内力が傷ついてたっぽい。
成嶺は三男だということもあり、全く武術の修行をして来なかったため、あの琵琶の音だけで内力が傷ついてしまったようです。「今から修行しても遅いわ!」って言っちゃう厳しい阿絮に「弟子にしてください」と懇願する成嶺、それをとりなす温様。この3人のいい関係性が見えてきました。
内力を癒している間ずっと簫(しょう)を吹いてあげている温様。詩を好んだり簫を吹いたり、何だか風流な温様は一体何者!?
マメ知識:簫を吹くというのにも隠喩があるそうですね。(下ネタ系)一晩中吹いていた…というのも何かの暗示??
温様の吹いている曲は”菩提清心曲”というもので、内力の修習に役に立つものだそうです。そしてこの曲は心が清らかじゃないと会得できないようで、阿絮も「こいつが吹けると思わなかった」と少し温様に対する印象を変えたもよう。阿絮は久しぶりに安眠できたと言っていたように、温様がすこし役に立ったみたいです。
【2人の距離の変化】
最初温様が隣に座るのを拒否していた阿絮が、この簫を吹いた後は拒んでないんですよね。(すぐ立ち上がっていたけど)ここ大好きです!少し阿絮が温様に心を開いた瞬間。
動き始めた戦い
三哥である五湖盟丹陽派・陸太沖(ルータイチョン)が託した弟子と共に逃げる泰山派の傲崍子(アオライズゥー)の元に、桃ばばと緑じじが襲いに来ました。
そこに現れる五湖盟五哥の沈慎は、泰山派を助けています。泰山派は五湖盟ではないけど、瑠璃甲や弟子を託されたりしているということは、五湖盟とは友好関係にあるのかな?この辺がまだ分かりません。
そして阿絮たち3人もとうとう目的地である五湖盟三白山荘・趙敬(ジャオ・チン)の元に到着します。ここで阿絮の役目も終わりとなりますが、果たしてこのまま無事に成嶺だけを引き渡して終わりにできるのでしょうか。(できたらドラマ終わってしまうw)
色々突っ込み集(今日の温様)
突っ込み集と温様集がいつもごっちゃになるので、今回から混ぜ混ぜでいこうと思います。
①くるみで人やっつけれるんかい!問題
そもそも扇子で倒せるのも面白いのに、くるみかい!ってなったの私だけ?内攻的なものを込めたら何でも武器になる世界なんでしょうか。
②温様の豹変問題
阿絮の前ではかわい子ぶりっ子しているのに、いなくなったら豹変するの本当に大好き!ここからこの可愛い温様とゾクゾク温様に私の心は支配されるのです…。
③豪華客船!問題
一流の料理人を乗せた豪華客船を持っている温様って何でお金稼いでるの?
④生活能力皆無な2人問題
魚の下処理もできない阿絮。死ぬほど強いのに、武術以外のことはして来なかったのね。成嶺は武術も学問も料理もしてないお坊ちゃまですものねぇ。
⑤友達になりたい問題
阿湘もヤキモチ妬いちゃうほど、友達になりたいからって阿絮のために色々やっちゃう温様。阿湘は小さい頃温様に笛吹いてっておねだりしてたんだね。想像しただけで可愛い。
⑥おねだり温様問題
馬車に乗せてって?君のために一晩中簫吹いて疲れちゃって歩けないよ~。ぷくっ。って可愛いか!その後馬車の運転任せられてて笑ったけど(笑)。
まとめ:一区切りから話が進む
最大の目的であった成嶺を趙敬の元に届けるという任務は終了しました。さて、これから温様と阿絮はどうするのでしょう。阿絮も俗世間のことは気にしないと言いつつ、瑠璃甲を巡る動きは気になっていそうだし、天窓の動きも気になっていそうなので、何かと探っていきそうですね。
初見の感想:阿絮の変装いつ取れるのかなぁ~。キレイなお顔をそろそろ拝みたい。
※トップの画像は优酷Youku YouTubeより引用させていただきました。
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