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まだ語り足りないタイBLドラマ「Theory Of Love」を語らせてくれ

※’20.5.29加筆

写真を撮るときに自然と「ヌン、ソン、サン!」が出てきそうで怖い今日この頃。今回は(というか今回も)、タイのドラマ「Theory Of Love」について語らせて欲しい。

前回も記事にしたけど、今度はネタバレありで、がっつり語らせてもらう。(超個人的な感想です)12話で一つの物語になっているので、最初はつらくても頑張って見て欲しい。完走した先には、素晴らしい爽快感と満足感を得られるから。まだ見てない人は、見てからまた来てね。

↑こっちの記事はネタバレ極力避けてるので、まだの方はこちらをどうぞ。

※画像は公式の動画をスクショさせて使わせていただきます。無料で良作を楽しませていただき、本当に感謝しております!今度のFMで貢ぎます!

冒頭のモノローグが物語を象徴

Thirdが映画の批評をするところからドラマが始まるんだけど、その数本の映画の批評コメントが、このドラマの全編を通して描かれる2人のストーリーを暗示している。

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このドラマも、途中でThirdの視点からKhaiの視点に移るんだけど、ちゃんとここで匂わせてたのね!と、見直したときは目から鱗だった。

Thirdの切ない恋、2人の心がすれ違ったとき…そんなことが批評を聞きながら走馬灯のように思い出される。Thirdは2人の行く末が見えてたのかな?

言わずと知れた2部構成

一番このドラマの面白かったポイントといえば、やはり視点が変わるところ。前半はずーっとクズでサイテー野郎なKhaiだけど、Thirdへの気持ちがあるかもしれない…と思ったときに、さっと入れ替わるのは上手いなぁと思った。Third目線のままだったら、Khaiに感情移入していくのは難しかっただろうと思うし。

そしてKhaiの気持ちがThirdに向かったことで、視聴者も6話分たまっていた、Khaiに対する「お前!そこ座れ!」の気持ちもちょっとずつ解かれていく。

最初のうちは、「自業自得だよ!今更なんだよ!」ってなるんだけど、だんだんKhaiの気持ちに寄り添っていって、「Thirdよ…ちょっとキツ過ぎない?」とか不本意ながら味方してしまうようになってしまうんだよ…。まぁ、これもKhaiの中の人、Offくんの憂い顔のせいだな。うん。

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でも、Khaiがいきなり態度を変えた時のThirdの心の内も、ちょっと覗き見したかったという気もしなくもない。あれだけ前半Thirdの気持ちが視聴者にグングン伝わってきてたのが、ぶちっと途切れたわけだし、「今Thirdはどう思ってるのかな?」というのを視聴者は推し量りながら見なければいけなくなる。

まぁ、あのThirdの”いぶかしそうな目”が雄弁に物語ってはいたけどね。。。

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↑「どうしたんだ?お前」というお顔。

とにかくおしゃれ!

映像がキレイで洗練されているというのもあるけど、みんなの暮らしがおしゃれ。(Boneを除く…)ThirdもKhaiも住んでるところ、めちゃくちゃおしゃれじゃない!?日本の大学生は、あんないいところ住めないぞ…。

Thirdの車もおしゃれだし、なんですか、タイの大学生はお金持ちなんですか。私の大学は、地方の国立っていうことがあったかもしれないけど、まぁまぁみんな苦学生だったけどな…。映像学科に通うとか、裕福じゃないとできなさそう。

P'Unの扱い

先輩である、P'Un。最初はThirdを狙って当て馬的な役割かと思いきや!一番この人に振り回されたよね…。

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あれ?Third狙い?あれ?Two好き?あれ?でも演劇部の先輩はThirdのこと好きだって言ってるし、あれーーーー??

ってならなかった?(笑)

この人もThirdと同じく3年も片想いしていたということで、実は切ないキャラの双璧として、視聴後は私の中に存在しております…。

Third役の中の人、Gunくんの演技がヤバい

私がTOLにがっつり心を持っていかれている原因の大半って、この人のせい。絶対。涙のキレイさ、顔のキレイさ、釘付けになった。

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↑ Khaiの告白聞いてるこのお顔大好きだ…。

このドラマを見る前は、カップル売りしているもう一人の主役Offくんとのラブラブ画像でしか知らなくて、とにかく可愛い子!っていうイメージのみ。

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↑ 写真撮影中の楽しそうな2人。これが元々の2人のイメージだった。

ので!ですよ。からのこのドラマだからちょっと度肝を抜かれたよね。言葉は1ミクロンもわかんないよ?でもガシガシ訴えかけてくるんだよ。

ギャップすごい…。新人が出ていることが多いタイBLドラマだから、余計感じたのかしら。顔は可愛いのに、演技は可愛くないぞっ!←褒めてます。TheGiftedっていうドラマのGunくんもすごいらしいので、見てまた感想書きます。

OffGunっていうカップルがあってから、このドラマの配役をしたとは思えないほどのはまり役。これ、2人のバラエティとか見て大好きだったファンからしたら、このドラマはフラストレーションたまりまくりだったろうなぁ…。

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↑「こいつこんなに可愛かった?!こんなに可愛い子が隣にいたなんて!」ってKhaiがなってたシーン。「知ってた」←全視聴者の声

告白のシーンが対になっている

Thirdの全然伝わらなかった愛の告白と、最終回でのKhaiの告白の方法が同じ。不発に終わったThirdの告白だけど、最終回のこのシーンで効いてくる。

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Thirdの告白がなければ、またこの愛の伝え方も意味をなさなかったもの。

この中でKhaiが言った言葉が印象的。

「俺は愛が何かを知るために、恋愛映画を片っ端から見た。そこで俺がわかった愛は、3年かけてお前が俺にしてくれたもの、そのものだ。」

かなり要約、私なりのまとめだけどそんなこと言ってたよね。Thirdが決死の覚悟でした告白をちゃんと拾って、2人の愛の結末として語る…。ほんま、ようできてます…涙。

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この涙を拭いてあげる場面大好き。視聴者も報われた瞬間ね。

まとめ

とりあえず思いつくまま、取り留めもなく思ったこと書いてみた。なので加筆・修正は今後かなりすると思われ…。

12話に渡って愛とは何か?Khaiは本当の愛に気づくのか?そんなドラマだったと思う。

最終話のラストは、KhaiとThirdじゃなくて、完璧にOffGunだったよね!?多幸感にあふれる、最高のハッピーエンディングをありがとうございました、そして考察にも感想にもなっていないブログにお付き合いくださり、ありがとうございました涙。

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