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ピュアな心を取り戻す-韓国BLドラマ「ひかり男子高生徒会」見どころとあらすじ

最近韓国BLドラマの勢いが止まりません。今までの韓国BLドラマは10分8話程度の短いものが大半を占め、さらっとしたドラマが多い印象でした。情緒があるドラマを作るのが上手い韓国ですので、できれば長めのものが見たい、と思っていたところにこのドラマが!しっかりとした話数がある分、登場人物の心情に寄り添える内容になっていました。

※あらすじや見どころを書いていきますが、途中からネタバレあり感想も記載していきます。ネタバレの予告はします。

あらすじと視聴方法

【あらすじ】この中に、僕の初恋の人がいるーーー ぼっちな新米メンバーのストレートな<気持ち>に、カレらのドキドキが大暴走!! 友達ができないまま一人寂しく学校生活を送っていたテギョンは、このままではいけないと担任の先生に相談をする。 彼はそんなテギョンに、自身が顧問をしている “ひかり高校生徒会” への参加を提案する。 生徒会メンバーの面々がテギョンを歓迎する中、一人反対する 副会長の ノ・シヌ。テギョンのことを邪魔者扱いする彼に認めてもらおうと、テギョンは早朝から生徒会室を掃除することに。 その甲斐もあってか期間限定の“臨時”生徒会メンバーとして生徒会活動に参加することになったテギョン。 しかしシヌだけはテギョンのことを絶対認めようとしなかった。 一方、テギョンのことをいつも気にかけ優しく対応する生徒会長のシン・ダオン。 テギョンもそんなダオンの態度に好感を抱き、二人の関係は徐々に近づいていくのだが…。(AbemaTVより引用)

【概要】

英題「Light on Me」。恋愛シミュレーションゲームが原作。

約20分~30分×16話(話数が進むごとに時間が長くなります)

【視聴方法】

AbemaTV:無料視聴期間が終わったのでプレミアム会員(960円/月)のみ視聴可能。2週間の無料トライアルがあるので、初めて登録する方は2週間以内であれば無料で見れます。1話のみ無料配信中。

WeTVタイ:要VPNで日本語字幕はありませんが、全話無料で視聴可能。台湾はEP5からVIP会員のみになるので、タイで見るのがいいと思います。英語字幕、中国語字幕などがついています。英題の「Light on Me」で検索をしてみてください。

登場人物紹介

テギョン

出典:koktv_official Instagram

ウ・テギョン

望んでぼっちを貫いていたが、自分を変えるため生徒会に入ることに。大人しそうに見えるが思ったことはハッキリと言う性格。人の本質を見抜くことに優れた能力を持っている(と思う)。

シヌ

出典:koktv_official Instagram

ノ・シヌ

生徒会副会長。人と関わることが苦手で無口、感情表現も乏しい。なぜかテギョンの生徒会入りを強く拒む。最初素直じゃない分、素直になってからの破壊力は抜群。過去につらい出来事があったようで…?

ダオン

出典:koktv_official Instagram

シン・ダオン

生徒会会長。いつも笑顔で人当たりが良く、頼まれたことは断らないため、周りに人が集まってくる。優しすぎるがゆえに意図せず人を傷つけてしまうことも。笑顔の裏に隠された葛藤があるようで…?

ナムグン

出典:koktv_official Instagram

ナムグン・シウン

生徒会のムードメーカー。一見チャラそうに見えるが、人の心の機微に敏感で、誰よりも周りの状況を把握している。この人がいないと生徒会が成り立たないのではないかというぐらい、陰でのフォローがお見事。

イヒ

出典:koktv_official Instagram

イ・ソヒ

ひかり女子高の生徒会役員。ダオン会長のことが好きでいつも男子高に入り浸っている。気が強く、ダオンと親しくなるテギョンを目の敵にしている。

誰エンドか分からない!

「この中に僕の初恋の人がいる」

テギョンのこの言葉から始まるこのドラマ。だいたいのBLドラマは「この2人がカップルですよ~」というのが最初にアナウンスされて始まりますが、このドラマでは誰がカップルになるかが分かりません。誰と誰が結ばれるか、どこが恋愛関係に発展するのか、それをハラハラしながら楽しむのがこのドラマの醍醐味。

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出典:콬TV Twitter

公式さんが最初に出しているビジュアルですら、どちらと結ばれるか分からないように両方出してきているというのがニクイですね!

私はTwitterの最終話ネタバレを踏んでしまい楽しさが半減してしまったので、ぜひ今から見る方は何も検索しないで最後まで視聴することをお勧めします。分かってても「どうやってくっつくんだろう?」っていう楽しみはあるんだけどね…。

ピュアな初恋物語

このドラマはテギョンの初恋の物語です。だからこそ不器用で一生懸命で、そして切ない。

物語が進むにしたがって人間関係が絡み合って複雑になっていき、素直になれずに誤解を生んだり気持ちが離れたり寄り添ったり…。恋愛に不器用な男子高生の葛藤がゆっくり丁寧に描かれます。

韓国ドラマは質が高いので、BLドラマの短さに毎回残念な気持ちになっていましたが、このドラマは長さもしっかりあるので見応えと心情の描き方が最高!40分12話のドラマと同程度のボリュームがあるので、視聴者の置いてけぼり感が少ない。

特に感情移入してしまうのがシヌ。主人公のテギョンよりシヌの気持ちになってときめいたり切なくなったりしてしまいます。シヌ役カン・ユソク君の可愛いビジュアルと、シヌのバックグラウンドがしっかり描かれていることで、シヌの心に寄り添いながら見てしまった感があります。

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出典:콬TV Twitter

ちょっと影があるというか、憂いを帯びている感じがたまらない。出演男性俳優さんたちの実年齢が25才~27才だというのもギャップにやられる要因です。ぜんっぜん高校生役が違和感ないのはなんでや…。

可愛い以外の語彙力をなくす

私は視聴中にTwitterに感想を垂れ流してたわけですが、6話くらいからずっとほぼ「可愛い」しか言っていない。俳優さんたちのビジュアルが可愛い系だというのももちろんあるのですが、恋愛に慣れていない感じや一生懸命相手に気持ちを伝えようともがいてたりする姿が可愛い以外の語彙力なくしちゃうんです。

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出典:콬TV Twitter

挨拶しているだけで可愛いって何事!デートで可愛いってなにごと!?一体私は何を見せられているのぉぉぉぉぉ!!!

って一人悶えながらニヤつきながらみることができる稀有なドラマだと思います。(私だけが変態なわけじゃないですよね…)

↓↓↓ここからネタバレ入ります↓↓↓




登場人物がキャラ立ちしている

生徒会の面々が全員違うタイプのキャラクターで面白い。それがお互いに影響し合って、最後にはみんなを思いやれる素敵な関係を築ける視聴後感のとてもいいドラマでした。

テギョンは相手の顔色をうかがったりせず思ったことをハッキリと口に出すタイプだけど、その言葉は相手を非難するとか傷つける訳ではなく、全部前向きな言葉なのが良い。意外と核心をズバズバと突いてくるので言われた方としては認め受け入れるのはしんどいでしょうが、テギョンの言葉を素直に受け入れられる人はいい方に自分を変えていけそうだな…そんなことを思わせてくれる子でした。

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出典:콬TV Twitter

ダオン会長は、自分の感情を押し殺し周りに認めてもらうことで自分の存在意義を感じていたタイプで、そうしないと生きてこれなかったということが、見ている方も苦しい気持ちにさせられるキャラクターでした。最終的には自分の気持ちを出すことを学んだけど、時すでに遅しだったのが切ないですね…。恋愛もタイミングが大事ということを実感しました。

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出典:콬TV Twitter

私の中でのシヌは、このドラマのMVP!最初のイメージが悪かった(?)分、後半の巻き返しが半端なかった。過去に男性を好きになったことで傷ついた経験がありなかなか素直になれない部分もありましたが、途中会長を一途に想うテギョンに影響を受けてなのか素直になっていくシヌが最高でした。恋のライバルであるダオンのことも助けて、自分の気持ちよりテギョンの気持ちファーストでいたのがテギョンの気持ちを引き寄せた要因ですよね。そのシヌの真っ直ぐ自分を想ってくれる気持ちに気づいたテギョンも、きちんと物事を見つめられる目を持っていて素敵だと思いました。

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出典:콬TV Twitter

距離が近づいてからの2人の破壊力がヤバい。ゆっくりと距離を詰めてテギョンの特別になっていくシヌが良かった。

ナムグンは何でもお見通し!チャラけてるだけかと思いきや、エスパーかっていうぐらいみんなの気持ちに気づいて、ふざけてる感じで真剣に寄り添ってアドバイスする友達に欲しいタイプですね。一家に一ナムグン!高校生とは思えないほどの成熟した考えを持っているので、彼の家庭環境もちょっと気になってしまいます。

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唯一の女の子キャラのソヒは、BLドラマあるあるの嫌な女の子で終わるのかと思いきや、悪い印象がないまま終わらせてくれたのが良かった。恋愛は早い者勝ちじゃないんですよね。自分の思い通りに行かないからって誰かを傷つけていいわけじゃないというのを最後にはちゃんと理解できる、根が悪い子じゃなかったのが良かったです。ソヒが傷つき悪い印象のまま終わらなかったというのも、視聴後の爽快感に繋がっている気がします。

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出典:콬TV Twitter

ナムグンはソヒのこと好きなのかと思っていたけど、結局そういう雰囲気じゃないまま終わりました?花贈ったのはにおわせかな…。

このドラマはピュアな少女漫画的なBLドラマというだけではなく、男性を好きになることへの葛藤や偏見に対することにも少しだけど触れられていたのが良かったです。やっぱり尺がちゃんとあると、細かいところの描写があるのでいいですね。

色々気になった集

①それは一体何!?問題

1話から出てきたアダルトグッズ。転んだからってそこに刺すか!?このドラマ最大にして一番の謎。男子高の保健体育で使うのかしら…。

②どうしてそこまで拒むの…問題

最初のシヌのテギョンの拒み方が半端ない。恥ずかしいことされたからっていってもあそこまで拒む!?と最初は思っていましたが、シヌの気持ちを分かってからさらに良く分からない…。だって好きな子と近づけるチャンスなのに、なぜにあそこまで拒んでたのかなぁ。照れ隠し?

③プレゼントのセンス問題

誕生日プレゼントに微妙な言葉がプリントされた服が贈られるのは韓国あるあるだったり…しませんよね?

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出典:콬TV Twitter

④シヌがかわよ…問題

不器用だけど一生懸命なシヌが可愛くてたまらない。このドラマを視聴中の私のTwitterTLは「シヌや…シヌうぅ!!!」「かわ…くぁあいいいいい!!!!!」に溢れておりました。

⑤イツメン問題

生徒会の役員って4人だけなの…?合宿で現れてくるモブたちは委員会の委員長とかなの?そして女子高の子がいつでも出入りできる環境って大丈夫なの?

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出典:콬TV Twitter

⑥みんないるよ!問題

周りを気にしないテギョンと、どこか吹っ切った感じのあるシヌのお付き合い。堂々としているのはいいけど、あまりにも堂々とし過ぎてて笑ってしまった。

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出典:콬TV Twitter

みんながいるところで手を繋ぐわ、キスするわ、見つめ合うわ…。

⑦先生のあれは何!?問題

先生の元に誰か知ってる人?が現れて、続編がありそうな終わり方をしました!原作の恋愛シミュレーションゲームでは先生の続き?もあるそうなので、人気が出れば続編が作られるかも!?シヌテ2人のラブラブっぷりも見たいし、ぜひ続きが作られて欲しいですね。

まとめ:久しぶりに夢中で見たドラマ

ラブになるまでけっこう時間がかかっていたので、最初英語字幕で見ていた私は脱落しておりましたが、6話くらいからは物語に厚みが増して夢中で見進めていました。あんなにTwitterのタイムラインに感想垂れ流したのは久しぶりでしたし、やっぱり日本語字幕付くっていうのはいいですね…。

これからもこれぐらいしっかりとした長さのある韓国BLドラマを見たい!と思える作品でした。最近韓国BLの人気も上がってきたし、どんどん作られることを期待しています。

※トップの画像は콬TV Twitterより引用させていただきました。


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