読書記録:ケーキの切れない非行少年たち
・著者は児童精神科医
・文章が淡々としているので読みながら感傷的にはならないけど、内容はかなりショッキング
・知能が発達しきっていないため犯罪行為を行なってしまう層が一定層いる
・当人は犯罪だと思っていない
・先を見通す力が弱い
ムカついたから殴る
→相手を殴ったら怪我をさせてしまうところまで考えが及ばない
お金がないから強盗する
→継続的に働いて賃金を得ようという思考がない
・現在の知能テストでは問題ないと判断される人でも、知能が発達しきっていない場合がある
→見逃されて大人になってしまう
社会に出ても仕事が続かず困窮し、犯罪に手を染める
・親も発達しきっていないまま子供を育ててしまい、負のループになる
・学校では手に負えない問題のため、問題児としてスルーされてしまうことが多い
・犯罪を犯して収容されている間、年間300万程度の費用がかかる(国の出費)
→社会復帰して納税義務を果たせるようなってほしいが、現在収容所でそこまでの更生プログラムは実施できていない
・知能の発達を促すようなトレーニングもある
(小学生向け?)
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