愛すべきクソ契約
おはようからおやすみまで
あっ君チャンネルです。
先日、とある方とのやりとりで「クソ契約クラスタ」というホットワードを頂き、舞い戻った次第。
とある方というのもストブー仲間なんですが、話を展開するにあたって刺激的なワードではあるので、片棒を担がせるのも心苦しく、ご本人のプライバシーにも考慮してダイハクリョクさん(仮名)としましょう。
そもそもクソ契約とは?調べたところ広辞苑には載っていませんでしたので私の独断と偏見で「極端にコストパフォーマンスの悪い契約もしくは極端にチーム作りが制限される契約」とします。
ここからもわかるように、選手の実力どうこうではなくチーム首脳陣が提供してくれるエンターテイメントな訳です。
更に持論を展開しますと、クラブの強さは以下の2要件によると考えています。
①土地
お金が集まりやすい土地かどうか、選手が集まりやすい土地かどうか。これで7割決まる。知らんけど。
②フロント陣
しかしそれだけじゃあんまりだよドラえもん。という事で残りの3割、スモールマーケットの一筋の希望としてフロント陣の手腕が有ります。契約、育成、戦術などなど様々な創意工夫で資本主義に立ち向かう訳です。
フロントが優秀なチームは多少の浮沈こそ有れど、閉塞感や絶望感は無いと思います。限られた資源を有効に活用し、短期的、中長期的に最善の判断をし続けてくれるだろうという信頼の為せる技ですね。
しかし一転、我々素人ファンの甘い妄想や儚い願望をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、予想だにしない一手を打ってくれる所も有る訳です。
例えば数ヶ月の確変ブレイクを果たした選手と大型契約を結んだと思えば実際は打ち上げ花火のような一瞬の輝きだったり、ベテラン選手と長期契約を結んだ途端にアンタッチャブルな聖域と化してしまったり、思い描いた通りに事が進まず自らの首を絞めてしまう事なんて珍しくありません。
しかしそんな自縄自縛に魅入られてしまった男たち、クソ契約クラスタがこの地球には存在します。僅かに、でも確かに。
男たちはファンタを片手に夜な夜な語り合うのです、あと何年だっけ?数年はタンクじゃない?こんなトレードなら有りだと思うんだけど。いや、こうすれば絶対復活できるよ。そういやあんな時代もあったよね?あったあった、でも今思えば楽しかったよね。
決して馬鹿にしたり、憎んでいる訳じゃありません。
楽しいんです。涙がでるほどに。
順風満帆、波風が立たない物語も素晴らしいです。でもね、遠回りしたり道に迷ったり、少し不恰好なくらいが味があると思いませんか?
願わくば、こういう少しネガティブな楽しみ方でも周囲の反応を気にせずにいられる、認めてもらえるようになれば嬉しいなと思います。贅沢かもしれませんが。
褒める、感謝する、清いものしか許されない世界なら、僕の居場所は無くなるでしょう。
また会える日を楽しみにしています。
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