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人の顔がお金に見えたら気を付けて

コロナ禍の今、コミュニティブームが再燃している。
オンラインサロンが盛況のようです。

興味はあるものの、私はオンライン上になかなか滞在する時間が取れないので、一切参加していない。

というより、もうオンラインサロンはいいや、という気持ちが大きい。

リアルタイムで見逃したときの残念感や
知らない間の盛り上がりに乗り遅れたり、といった
その場にいない人達との関わりや
目の前で起こっていない出来事に、
モヤモヤしてしまう自分が、逆に「今この瞬間を大事に出来ない」という結論に達し、今は一線を引いている。

誰が悪いとかじゃなくて、自分の心の声がそういう言うから仕方ないw

もちろん、コロナ禍で、リアルなコミュニケーションをとることが難しいからのオンラインであって、人と人とのつながりの新しい分野だと思う。

だからオンラインコミュニティにいない私は、人と人のつながる機会を自分で放棄しているのかもしれない。

そういう私も、かつてはとあるオンラインコミュニティに7年間在籍していたことがある。

そこでのルールは「メンバーに対して売り込みをしない」ということ。
オンライン上でも、リアルでも。
(ただ、別ルートでの売り買いはあったし、私も利用したり利用していただいたりした。)

何が言いたいかというと、コミュニティ内の人達は、まずは自分のお客さんではないということだ。

そのコミュニティの主がいて、その人の元に集まった人たちだということ。

コミュニティに在籍している=人脈がある=商品を買ってくれる人
という式が頭に浮かんだら、それはちょっと自分勝手なのではないかと思うのです。

「自分がやりたいこと」をそのコミュニティでやろうとするのは、そこにいる人たちに対して失礼ではないか。

自分のサービスがあって、
今それを売りたいと思ったとして、在席しているコミュニティの人数がよぎったら、マナー違反。

ここにいっぱい人がいるじゃないか!
ここで私も売ろう!と思ったら、ちょっとヤバイ。
ビジネスとして順番が間違っている。

仮に、売ったり買ったりがOKなコミュニティであるならば。
まずは「そこにいる人たちが何を求めているのか」
「自分はその人たちの困りごとを解決できるか」から考えてみてほしい。

ビジネスとは、【お客様に価値を提供すること】。

コミュニティとは、そのコミュニティ内で成り立つ目的があって、その目的=コミュニティ内で経済を回す、であればいいのだけれど、
交流や共有といった、ゆるいつながりであることが多いように思います。

だからこそ「コミュニティ」というのであって、その裏で自分の商売につなげたいという目的を、そのコミュニティで果たそうというのはそもそも場違いだということではないかなと思います。(そういう目的がOKなコミュニティなら全然問題ないけど)

人脈がお金になると思っている人は基本的に他力本願というか、自分で人を集めるのではなく、自分のお客様を作るという大事な仕事を端折っているんじゃないかな。

そんでもって、
人の顔がお金に見えるってことは、つまりお金に困ってるっていうこと。
余裕がないんです。

あれやこれやと正当性を並べて、さもビジネスを知っている人のように「人脈はお金に変わる」とか「相手に自分のサービスを伝えないのは、相手の機会を奪っている」とか言うなんてナンセンスだと思うな~

要は、自分の土俵で相撲取れよ!

もちろん、自分が建てたコミュニティで、
メンバーが自分のお客さんだというすばらしい場ならば、こんな心配はいらないんですけどね。

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