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裏shinjiko sunset

前々から綴ってましたが、先日発売になった楽曲「shinjiko sunset」の制作秘話というか、裏話でも軽く綴ってみようと思います。

今回は無料記事にしております。


まずはもうご覧いただいた方も多いと思うのですが、こちら。

この曲のMusicVideoを公開中です。



MVはMVなんだけど、感覚的には世の中にたくさん出回ってるMVっていう感覚ではあんまりなくて、うーん、、、、なんて言うんだろう。。
うまく表現できないけど、シンプルで美しい映像と共に聞くことで曲の良さをより伝えられたらいいなっていう気持ちの映像作品というか。。。

まぁそれを結局MVというのか!(笑)

難しいけど、このニュアンス分かる人分かってーー!😭

今回もMVは竹下さん( https://twitter.com/ystkblack )


超短時間で美しい作品を仕上げてくれました。
やっぱすごいわこの人。

この映像と共にこの作品に触れてくれる人が増えていくことを心から願っています。
ジワジワ、ジワジワと、長くね。

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この曲自体は2019年の1月には出来ていて、2019年2月の中旬には歌詞も載ってたように思います(歌詞が最終的にいつ載ったかは記憶が曖昧)。
つまりちょうど1年くらい前に出来ていたんです。

ほら、そのときにこんなツイートしてる。


noteには去年からずっと綴っていますが、2019年の頭から作曲方法にピアノを取り入れまして。
別に特別弾けるわけでもなくて、ただただコードを右手で押さえて左手はルート音を押さえるぐらいしかできないのですが、それまで所謂ギターの「手グセ」で作ってたような部分とか、ギターでは本当に見えにくい分数コードとかがすごく見えるし聞こえるようになったのですごく作曲の幅が広がったのです。

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だからこそ今後俺らが世に出していく曲は今までとはそういう意味でも違うと思うし、「新たなフェーズに入っている」という表現を最近よくしているのはそこの意味合いが強いからです。
(曲を超量産したので、楽しみにしていてほしい。)


このshinjiko sunsetは、ピアノで曲を作り出してまだ4〜5曲目くらいのときに生み出した曲だったはず。
だからまだまだピアノの作曲に慣れないまま、拙いながらもコードを探して行って作ったものです。

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ほんとコード探りながら作りたてホヤホヤのときに、まだ五線譜とかにもしてない汚い殴り書きのコード譜。
公開記事にしてて誰が見るかわからない恥ずかしさから、一部分だけ載せます。
じゃあ無理して載せんなよって?はははは。
(完全に俺が自分で理解するようのやつなのに、こんなんを平気で送られる島田からしたらただの暗号表だよなこんなん。譜割りとか全くわからんし笑)

で、ライブもひと段落した去年の秋終わり頃に今後のリリースのことを島田と話す中で、やっぱりこの曲はどうしても作品にしたいなと思って。

アルバムの中の1曲みたいなポジションで採用すればそれはそれで全然良かったんだけど、なんだかどうしても「この曲はこの曲だけで世に出してあげたい」みたいな想いがすごく強くて。
俺の中で。

理由はわかんないんだけど、自分の中の直感がずっと自分にそれを訴えてて。

ぶっちゃけた話をすれば、曲聞けばわかるように所謂「ヒットチャート首位を狙って作った!!」みたいな感じの曲でもないし、曲が出来たときに「これは絶対にすごく売れるぞ!!」みたいな確信があったわけでもないんですよ。
ただただ「とにかくええ曲できた」みたいな感覚で。
でもなんだか他の曲が出来たときの「ええ曲できた」感とはまた違って、なんかちょっと特殊というかね。うまく言えないんだけど。
(そりゃあもちろんバカ売れしてくれることが何より嬉しいに決まってるんだけどさ)

ただ、曲をリリースするとなると予算や資金も必要なわけで。
まして上に書いたような確信がなくて、あくまで俺個人の直感みたいなのに従った曲をシングルカット的な感じで出すのって、運営面とかバンドの資金面の話で言えばすごくリスキーな側面もたくさんあるんですよね。
だけどどうしても出したいから島田を超説得して、多少(かなり?)無茶言った形でこの曲単体でのリリースが決まった感じです。(笑)


で、この曲をアレンジしてもらうなら絶対この人だなっていうのは最初から俺の中では決めていて。

それが小田和奏さん。( http://kazusouoda.com )



最初に直接出会ったのは2017年の6月の山口かな。

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このときですね。
(改めて見るとすげーメンツだなこれ笑)

元々10年以上前からずーーーーーーーーーっと名前も存在も知っていて、いつか会いたいな、共演したいなって思ってたんだけど、運とかタイミングというのは面白いもので、ようやくそのタイミングが来たのが2017年だったという。
どうやら和奏さんも俺らの名前と存在はずっと知ってくれてたみたいで、そんな話を打ち上げでしたのを覚えてます。

ライブ見て一瞬で「あぁ、最高だ」ってなっちゃって。
そのときリリースされてたアルバム聴いて、「あぁたまらん」ってなっちゃって。

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このアルバム、「Nachtmusik」。
これね、間違いなく2017年最も聴いたアルバム、ベスト3に入ると思います。 
そのくらい、共演後はずーーーーーーーっと聴いてた。めちゃくちゃ名盤です。
(聴いたことない人は是非聴いてみてください。やばいよ。)

2018年も岡山で1度共演させてもらって。

その2回目の共演のあとかな。
いつか一緒に作品作れたらいいなって想いが強く芽生えてきて。
島田にもそれはそのタイミングくらいからずっと話をしてたんです。

その後、時の流れの中で俺がピアノで作曲をはじめていき、そして生まれてきたこの曲を「是非和奏さんと一緒に作りたい!」と思い、今回に至ります。

というか、ミュージシャンとしても先輩としても尊敬している以前に、俺はそもそも和奏さんの音楽のファンなんです(笑)

作曲から1年越しになった理由は様々あれど、色んなタイミングが合致してこの度この曲をリリースできました。

2019年のクリスマス前くらいから2020年の年越しにかけて、怒涛のアレンジ期に入っていて、和奏さんには年の瀬のクソ忙しい時期にかなり無理を言ってお付き合いいただきました。
初めて一緒に作業をする、しかも住む街が離れてるってことでお互い探り探りな部分も最初は結構あったりしましたが、それも含めて、楽しく、ワクワクドキドキしながら曲を仕上げていけましたな。
もうすっかり和奏さんは俺と島田にとってはなんだか兄貴みたいな感覚です。

最終的なコードワークと編曲、そして和奏さんが入れてくれたピアノがあまりにも素晴らしすぎて、島田はそのピアノに見合うベースプレイが自分的に納得が行かず、部分的には数十回レベルで録り直した箇所もあるらしいし、俺は俺で歌の柔らかさを出すのにかなり苦労したし、'意図的に'あれこれちょっとテクニカル面で今までとは違う事してる部分もあったりしますしね。

ただ、その結果として、俺の「この曲はこの曲だけで世に出してあげたい」という直感が確信に変わるほど素晴らしい形になりました。
こんな素晴らしい形に着地させてくれて、和奏さんにはとても感謝してます。

今回だけじゃなく、またこの先もどこかで和奏さんと何かを形にしていけたらって思ってます。

あとはあれだ。
島根に歌いにきてもらわなきゃね。
これは絶対だな!うん!


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もうずいぶん前からSNSにもよくアップしてるし、それとは関係なくいつもパワーをもらってる宍道湖、そしてその夕日。

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10年前の俺にはきっと書けなかったし、5年前の俺にもきっと歌えなかったと思う。

書くべき「時」がきて、それをこんな風な形にできて、そして世の中の人に触れてもらえること、とても幸せに思います。

島根に住んでるちっぽけで無名なバンドの楽曲だけど、この曲に1人でも多くの人が触れてくれたら嬉しいし、宍道湖を知ってる人は改めてこの素晴らしさを感じてもらえたら嬉しいし、宍道湖を知らなくてもあなたの街の大切な景色を思い出したり、イメージしてくれたら嬉しい。
あとは宍道湖の夕日やこの街に興味を持ってくれるきっかけにもなれたりなんかしたら最高だよね。


shinjiko sunset、改めてどうぞよろしくね。


長く愛されますように!!!!


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タイトル:shinjiko sunset
収録曲:1.shinjiko sunset
発売日:
動画配信サイト&各種配信リリース2.7(金) / CDリリース2.16(日)
価格:配信リリース各250円 / CDリリース400円

【CD取り扱い箇所】
・hommeライブ会場物販
・homme ONLINESHOP
・山陰下記CDショップ
●スタジオワンダー松江グループセンター店
●ブックセンターコスモ出雲店
●TSUTAYA出雲店
●スタジオワンダーイオン日吉津店(米子)

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