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性教育もゲームで学ぶ時代

おじいちゃん・おばあちゃんも含めてサングラス着用率が高くて、年中サーフィンボードを自転車に引っ掛けて海へ向かう人がいる街に住んでいます。
この場所に出会って、都心で会社員しながら生活できているのは、ほんと幸せだと思う。
そんな場所からお届けします。

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茅ヶ崎で1番人気のカフェから



さてさて、本日はSowledge(ソウレッジ)さんが主催する「オンライン性教育ボードゲーム」が画期的だったお話しをします。

ちなみにSowledgeさんとは…?
性教育のハードルを下げ、楽しみながら性教育を学べる社会を作るために活動されています。
性教育のきっかけとして作られた「性教育トイレットペーパー」でビジネスコンテスト等でも注目されている団体です。

私が驚いたポイント3つ書いてみました。

①そもそも、性教育をボードゲームで学ぶ、ということ


「性教育」って一言で言っても、本当に幅が広いのです。
大人世代も、学校でかするくらい学んだ
・妊娠・出産
・性感染症
・性意識と性行動(この時代においても教科書で性の対象は異性と表現)

に加え、今は

・性的指向やジェンダーの問題
・SNSやインターネットの影響
・性にまつわる社会問題
などなど、
子どもたちだけではなく、私たちのような大人も知っておかなければならない情報がたくさんあります。

知ってましたか?こんなデータ
■アメリカでは小児性犯罪者が逮捕されるまでに、平均380人の子どもが被害に遭っている
(専門家のお話だと、日本はこの倍以上いると言われているそうです)
■日本では、1日約450人が中絶している
20歳未満の中絶数は平成28年のデータで約15,000人。
ちなみに、2020年はコロナの影響で子どもの中絶数が増えたという情報があります。
そして、個人的に憤りを感じるのは、妊娠した子どもは(間接的に)退学に追いやられてしまうため、子どもを育てあげる上で教育が必要な人たちが、教育を受けられていない現状が日本にはあります!
■子どもの性被害の50%が中学生、41%が高校生

すごろくのコマを進める度に、驚きのデータを聞かされ、
「日本、大丈夫か?」
と気が重くなりました。

…と、ボードゲームからこんなに深い学びがあるとは…いや、ボードゲームで学ばせるという発想がすごい。

②幅広い参加者

インターネットでのつながり方はやっぱりすごいですね。
性教育関連なので、女性が多いのかなと思っていたら大人の男性の参加者も2人いました。
年齢層は20代〜40代、職業もバラバラ(これから出馬します!という人もいました)、日本だけでなく、ニュージーランドからの参加者もいました。
現地開催であれば、こんな組み合わせになることはあり得ないでしょう。

コロナ前まではボードゲームなんて、現地開催がフツーの感覚なのでしょうが「オンライン開催」が当たり前になりつつある現在。
オンラインで学びが最大になるように工夫されるので、場所に縛られなくなったことは、現地に行けない相当数の人にメリットをもたらしています。

③インターン生もすごかった!

当日のzoom操作は大学生、MCはなんと高校3年生でした。
あなどるなかれ、本当にスムーズに運営できるよう、しっかりプログラムを作り込んでいます。
ただ、アイスブレークで「好きな芸能人は?」と聞かれて、答えに窮したのは私が世間に疎いのか…?
志高く、若い人たちが活発に活動している熱量に感化されましたし、彼女たちに出会えたことも大きな収穫でした。

…と、以上驚きの3点でした。

性教育にそんなに興味がなくても、無料ですし、1時間半でひっじょーに深い学びができます。
今後「SOGI」とか「○○ハラスメント」といったような知識がなくて(私のこと)、人を傷つけたり、恥を掻いたりしないよう「世間を知る」という意味でもぜひ、受講して頂きたいです。
特に、Sowledgeさんは学校の先生とつながりたいそうです。
https://peatix.com/event/1878145


こんな発想ができる人はどんな人なんだろう?

性教育トイレットペーパーといい、性教育ボードゲームといい、こんな発想ができる人はどんな人なのか?

興味を持ったので、Sowledge代表の「鶴田七瀬」さんを調査してみたところ、ジャーナリストの津田大介さんがラジオでインタビューをされていました。(さすが!)

ラジオを聞いてわかったのは、25歳の代表は、身近な違和感を掘り下げて、共感を得ながら人を巻き込み、社会問題に取り組んでいること。
一番印象に残ったのは
「人がやっていないところ、最初の性教育のきっかけになる部分を作ろう」
ここに行き着くまでの思考が非常に興味深かったです。
ネットもスマホもない人がアクセスできる方法、なんて正直考えたこともありませんでしたが、だからこそ、社会にインパクトのある活動ができるんだと、ガツンとやられました。

物の見方、特にZ世代の感性にご興味のある方は、ぜひラジオを聞いてみてください。
私自身も非常に学ぶことが多かったです。
https://spinear.com/shows/up-close-jam-the-world/episodes/up-close-jam-the-world-tsuda-daisuke-27/

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