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いのちなんてない かってにえらんできたくせに ぺっとにゃふくをきせるのに おれがしたいことはなにもない はやく ころせばよかったのに なんどもなんどもいきかえらせて のろうよ たのむから おねがいだから ひどくなぶってころしてくれ

かみさま たのむから ころしてくれ

人の心のまにまに 従って 背中に黒い手垢が染みている 設計者のミスだってのに 返品は受け付けてないし 押し殺して投げつけ沈んでリセールするかな

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知らぬ間に鬼が増えていた ぼぅっとして、チラつく火元を見ていると 影からどんどん どんどん 増えていく 狸寝入りしていたつもりが 叫んでいた 知らない人に連れてかれて でも ずっとこの狭い部屋にいる

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阿吽が二度と手を結ばないと 人は言うけれど 明け方の空で焼けてしまうんだな、その金星の重なりが、冷たい、陽の目が出向いて。きっと素敵な人でしょうねと。 でも今日は折り重なる日。呑まれるその時に人の目を盗もうか

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全てのせいを受け入れなければならない。さもなくば、死を提供されることは無いと。 もったいない好きのマジョリティは言う。 吐いて捨てられるだけの消費物は燃やされることしか与えられないのに。

抑うつ的な感情と人殺しの夢 手首の数に暴力が含まれている おかしくなんてなりたくない 配っている 感染してしまった。この世の悪さに酔わされた。これは私のせいではないんだ これは私のせいではないんだ これは、私のせいではないんだ

名声がないのに覚えてもらうのは至難だ。 だから笑われて欲しい。もしくは憎んで欲しい。情緒がないことを、どうかな。死なんだ。

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-170℃

月の引力が君を見せるなら 僕は奪われないようにこうして気を引く

証拠品が足りないわけじゃない、と君は裁くけど。不安そうな顔。 殺人未遂で立たされてる僕の現状だけが君の証人。

独りでいくら擦っても 冷房の茂る真夜中には叶わない から でも、帰って欲しくない から でも............

430kmから聞こえる寝息を電波が届けてくれる それだけは、感謝しなくてはならない 神とか仏とかに

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髪が結いたとき、あぁすっかり 男とか女とか関係なくなっちまって良かったなと つぎは人生を逸脱してみたい 猫か蛞蝓か犬か蛭にでもなって それであの子の頭に噛み付いて 撫でてもらうンだぜ

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詩集「喚」掲載作品

結論

価値の推定をしよう 己の三等分は身の百に相当する だが根本的な価値は、私に至ってのみ存在しないものとする。 虚、傍においても屑の方が億にマシ。 生命の過程は主に終末に過ぎず、死期の忽然とした野望を掛けるように奪うのが釈然だ。 難しい話ではない、そうだ、難しい話ではない。 暗がりの野望をほんの一握り抱いたとて、その欲望は所詮霞に過ぎない。 ただ酷い話だよ、全く

蛹のまま死んでいく

昔から変わらないよね くるまって 変われないんだよずっとさ くるまって 意味深げな言葉引き摺って、うだうだ怠惰に墨として くるまって 呑み込むのが仕事と言い張って くるまって 好きそう、の責任は人の価値観と固定概念をどれほど押し付けた上か、理解して笑ってるんだろうな カタカタ 伏線なしじゃあ生きられない 命の愚図をめちゃくちゃにしたい メソメソした言葉しか口に溢れてこない 人の不幸を守りたい うだうだしたまま死んでいく意思が垣間見える 幸せの価値に踊らされたい 何が好きだ

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可愛がる

自分が可愛くって仕方がない 人に情けを擦り付けて 媚びる自分が可哀想でさ 仕方がない 死にたいって 好きなだけ喚いてみればいいさ 人に迷惑かけて、後で落ち込むのが憂鬱の醍醐味で、そんなところも「風流」なんだろ。 悪趣味だなぁ 簡単に迷惑をかけようぜ 夜な夜な突っ立って笑うニヒルがお前の鏡にお似合いだ それでも仕方がないじゃない 可哀想で可愛いんだから。愛しの子なんだから。 腹を痛めて産んだのだから、苦悩の頭から絞り出された賞味期限切れの脳果汁はもうすぐ洋酒に生まれ変わる。

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あ、

は、は、つらい 顔が、浮かぶ ねぇ、どこまで飛べた?た、 時は、は? かね、かね、金なり さぁ、さ、されど金に勝るもの、無し ね、ね、いきて ふざけ、て、いるの? まし、よ……ね、しんだほうが なんて、て、ね、言っても ご冗談だって、えへ、へ…… 嘘、嘘 嫌いだって、馬鹿 ば、ばかですねって 金ばかりかかって、へったくれも無い は、は わたし、ね、いくら使ったと思うの いくら、耐えたと思う…… あ、あ、あなたが悪いのよ あなた、あなたが生きてるから 買わなきゃ良かったのよ

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