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コンフィデンスマンJP プリンセス編を観てきた

こんにちは、Akiです。
「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を観てきたので感想を呟きたかったのですが、内容上ネタバレ厳禁なので今回初の単独noteという形を取らせて頂きます。
なのでまだ映画を観ていない方はご注意下さい。







ここから先ネタバレありです







うおおおおお!!めっちゃ面白かった

シリーズで1番面白かったと思います。去年の映画「ロマンス編」も面白かったのですが、個人的には中盤は中弛みしてたなと思う部分があって。というのもこのシリーズ、ハッキリ言うと、ダー子達が負ける訳無いんですよね。どうせ最後の最後には大どんでん返しが来るに決まってるんですよ。でもってその過程と魅力的なキャラを楽しむ造りになっている。だから「ロマンス編」の場合、途中まで上手くいかない場面が長くもどかしかった。

一方、「プリンセス編」は多少想定外の出来事は起こりつつもダー子達が今何をやっているのかが分かりやすくなっている(例えば、手切れ金から金印へと狙いが変わっていくのとか。と言いつつこれもまた最後にひっくり返りますけど)。これが2時間ずっと面白く観れた要因だと思います。相変わらず綿密で無駄が無いまま笑いどころをしっかり挟んでくる天才的な脚本。
ランカウイ島も暖かそうで綺麗でした。

個人的に好きだった小ネタはダー子に「もっと時間のかかるもの持ってこい!」と言われたから次からお茶を立てるボクちゃんです。
五十嵐×デヴィ夫人という謎の組み合わせにも笑いましたw。

ミシェルの真実についても、気持ち良く最後に繋がるオチ。「ロマンス編」のダー子の言葉を聞いたレイモンド・フウに一本取られましたわ。


新キャストとしてはコックリ役に関水渚が大抜擢。彼女、顔は広瀬すずに似てますよね。すずちゃんだと思って観てた方もいたかもしれないですね(あんまり似てるとか言うのも互いに失礼かもしれませんが)。
コックリの母親も生前は詐欺師だったけど相手のことを本当に好きになってしまうと語られてました。これはコックリがいつの間にか本物のミシェルのように人をよく見てその心を動かしていくという、伏線だったのかしら。考えすぎかな。

あとは柴田恭兵さん演じる爆イケ執事トニーも素敵でしたね。彼の圧倒的な忠誠心が最後にはダー子達の脅威になるのではという緊張感が物語をギュッと締めていただけに、最後まで敵として立ち塞がらなくて本当に良かった。

他にもやたら綺麗なビビアン・スーさん、昆虫すごいぞミュージックティーチャー(古川雄大)、トンチキドラマ「M愛すべき人がいて」でも見事な芝居を見せていた白濱亜嵐、本人役(?)のデヴィ・スカルノと各キャラが適材適所でした。

唐突に現れたGACKTはなんだったんでしょうね笑。彼こそが本物のミシェルの可能性も考えてましたが「ロマンス編」の小栗旬的なサプライズ出演だったんですかね。

もちろん、過去シリーズお馴染みのキャストが続々出てくるのも高まりまくりでした🥰

冒頭で喧嘩してたけど最後の最後には美味しすぎるところを持っていくスタア(竹内結子)、お馴染み子猫ちゃんの鈴木さん(前田敦子)、エンドロール後にはまたホウ・ナムシェン(生瀬勝久)が騙されていて爆笑でした🤣

モナコは案外出番が少なかったですね。映画公開に合わせて「コンフィデンスマンMC」なんてスピンオフを深夜にやってたくらいなのでもう少し出番があるかと思ってましたが、今回はミシェル役を別に用意した関係上後半からの登場でした。

それから赤星(江口洋介)。彼は本当に面白いキャラですよね。ダー子達を抹殺した(と思った)時のこれで終わりかよ…みたいな切ない顔、またダー子に騙されていたと気付いた時の嬉しそうな笑み。
「また同じ相手に騙されたんじゃないですか🤓」とニヤけながら言う城ケ崎(石黒賢)もツボでした笑。

そしてジェシー(三浦春馬)も大活躍だったの嬉しかったなあ。赤星に見つからないように踊るシーン、ダー子との息ぴったりでしたし、現実であのステップをこなすのは凄い。韓国メイクの雑誌でも顔が良すぎて最高でした。
ジェシーというキャラをここまで魅力的に演じてくれてありがたいです。


そして座長長澤まさみが何より素晴らしい!!

「MOTHER マザー」という作品で彼女が母親役まで出来るようになったと絶賛されていましたが、今作でも母親を演じる彼女が観れるとは思っていませんでした。ダー子とコックリ、詐欺の手段に過ぎないと分かっているはずなのに本当の親子にしか見えない瞬間がある。脳がバグる。

エンドロール後の殺陣も上手かったですね、「キングダム」で闘う姿にも魅了されましたし彼女の持つ引き出しの多さにますます虜になってしまいます。

元々お芝居というものは誰かが別の誰かを演じるもの。「私たちは何にでもなれる」「でもどこまでいってもニセモノ」そんな台詞も作中にはありました。私はその人の何にでもなれるが本物ではない「演じる」という姿がたまらなく好きだ。
そして、そういう「演じる」姿が何重にも重なり合って繰り広げられるこの作品が大好きです。
ダー子、ボクちゃん、リチャード、その他、みんながみんな今のキャストとして出会えて良かった。

出演者が何度かプライベートで不祥事を起こしたり、公開が延期になったり、悲しい出来事があったりと、予定通りの道を進めない時もありましたが、それでもこうして私たちの元へ届く日が来て良かったです。

もう続編はないのかな、あったら嬉しいけど今作で有終の美を飾るのも悪くないかもしれません。




最終更新日→7/29











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