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秋田犬が来た!定春が我が家へ来た日のこと

秋田犬という犬種をまじまじと見たのは今から6年前のこと。もう6年、まだ6年、定春は我が家の犬になって6年経った。
そういえば定春が来てからいろんな事が変わった。私はフリーのライターになり、毎日家で仕事をするようになったし、小学校に通っていた長男はもう立派な社会人になって働いている。長女はJKを謳歌してるし、次男はもう高校生だ。時が経つのは早い、でも定春が来た日は誰も忘れていない。
ちょっとそのあたりを振り返ってみようと思う。

秋田犬が来た日

のびーーーんってしてます。いつもこんな感じ

いまでこそこんな感じのゆるたい犬だが、我が家へやってきた日は今も思い出す。とても不安そうな目をして「ここでもらわれなかったら行くところがない」と訴えていた気がする。気がするだけだが、七夕の日に我が家にお迎えした。
ここ最近思うのだが、もしかしたら定春は2016年生まれじゃなかろうかと。と、いうのも我が家に来て少し慣れたと思ったらパピーちゃん特有のはしゃぎ様がとても2年経った犬には思えないのである。だから多分ではあるが定春は当時何ヶ月で我が家に来たのではないだろうか?
とはいえ、調べるすべがないので、年齢不詳の犬紳士なのである。
我が家が引き取らないと殺処分、秋田犬の捨て犬事情を調べていくと驚愕の…というか普通の愛玩犬とは違う事情が見えてきた。多分この事情は秋田犬だけだと思う。

秋田犬が捨てられる事情

我が家へ来た当初の定春、若い!

定春の元の飼い主は実は判明している。とある町のブリーダーさんだ。秋田犬をブリードする家業らしく、犬舎と呼ぶ。秋田犬を増やしてそれを商売にしているはずなのに、なぜか飼育放棄をする。定春が捨てられたのは高速道路のSAだった。
さて、なぜ秋田犬のブリーダーが秋田犬を飼育放棄するのか?だが、これには特殊な事情が見え隠れする。

秋田犬を飼育放棄する理由の一つに「品評会で入賞できない犬」が捨てられるかペットショップへ引き取られていると、ある事情通から話を聞いた。考えられないかもしれないが、秋田犬の世界には品評会というショービジネスがあるのだ。そしてそこで入賞すると何が起こるかというと「一度の種付け料」が大変に高額になる。内閣総理大臣賞なんて取った秋田犬は一度の種付け料が7桁を超える。

秋田犬の品評会で入賞できないから捨てなくても…と思うかもしれないが、品評会に一度でも訪れた人なら解るだろう、正直、あの界隈は異世界だ。そして秋田犬に愛情がない犬舎、ビジネスだけで犬を取り扱っている犬舎は捨てることに抵抗がない。そんな犬舎から定春は見放されて我が家にいる。この事情はきっとこの先変わらないと思う。頭数が少ないんじゃなくて意図的に制限してるのだ。

最近の秋田犬事情

ネットで検索すると多く見かけると思うのだが、アメリカやロシアでも秋田犬は人気の犬種だ。最近ではアメリカンアキタなんて犬種もいるとか。ロシアにはプーチンさんやザキトワさんの愛犬が秋田犬であることはあまりにも有名だ。

最近の秋田犬は近親交配が進みすぎてしまっていると聞く。つまり純粋に血が濃いため遺伝子レベルの疾患が増えている。我が家の定春も肌が弱く、すぐに抜け毛や皮膚病になる。獣医ではないので断言はできないが、明らかに異常なレベルである。

海外では新種交配で秋田犬らしき犬も増えているし、なんだか犬ビジネスの嫌な部分を定春を通して見ているような気がする。

ペットとしてではなくすでに家族としていてくれることが当たり前になった定春。そろそろおじいちゃんなのかさんぽも前ほど長くなくなってしまった。でも美人と美犬には目がないのは変わらない。毎日毎日楽しませてくれるので長生きしてほしいもんだ。

以前コラムチックな内容のブログを書いていた。
秋田犬定春の華麗なる日常
noteでもちょくちょく書いていくが、あちらの若かりし定春もまだ十分に読みごたえのある内容のはず。もしよかったら読み返してもらえれば幸いだ。

ではこちらのnoteではペット事情のニュースなどをピックアップしていくことにする。たまに定春が出てくるけど、ご愛嬌ってことで。。。

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