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175回 『もっと丸く刈って!かなりいびつになってるから』

おはようございます。

昨日はカイヅカイブキの刈り込み作業をやらせていただきました。

電動バリカンで伸びたカイヅカを丸く刈っていきます。

それなりに刈っていたと思っていたのですが、ここで、先輩の注意が入りました。

『もっと丸く刈って!かなりいびつになってるから』

注意されたところを見に行ってみると、確かにいびつでした。

見る場所によっては全く丸くありません。

脚立に乗っての刈り込み作業、近い場所でやっていると全体の丸さを見逃してしまいました。

近い場所だけではなく、遠くから見てみるということもやっていかないとダメということですね。

もう一度刈り込みのやり直しをしました。

この時先輩から一言声をかけられたんです。

『ここは練習の場だからいいけど、個人宅とかに行ってこれをやったら苦情になるよ。練習の場があるってことはありがたいことなんだよ。』

植木屋さんとして働いて約1か月、こんな素人にいろいろ教えてくれて、仕事もやらせてくれています。

失敗が許されてる練習の場所があるってすごいことなんですよね。

もしも、普通の個人宅にしか行かない植木屋さんだったら、刈り込みどころか何もやらせてもらえないと思います。

だって、大切なお客様の植木をいびつな形にされたら困ってしまいますもん。

きっと、掃除を怒鳴られながらやることくらいしかないんだと思います。

しかし、いまの環境は大きな施設の年間管理の場ということで、入ったばかりの僕にも刈り込みなどをやらせてまらえます。

こんな恵まれた環境でスタートできた植木屋さん。

あらためて、いまの会社に感謝しないといけないと思いました。

いままで、少し調子に乗っていたかもしれません。

『こんな素人でもすぐに刈り込みやらせてもらえるんだ』

『俺ってもしかして天才?』

違います。。

そんなことを少しでも思ってしまった自分が恥ずかしすぎます。

練習の場を提供してもらって、そこで経験させてもらっているだけです。

今の環境で覚えることはしっかり覚えて、やらせてもらえることは、失敗を恐れずにガンガンチャレンジしていこうと思います。

昨日の先輩からの一言で、また一つ勉強になりました。

今日からまた頑張っていきます。

最初の頃の気持ちを忘れずに、感謝を忘れずに、やれることを精一杯やっていきます。

それではいってきます。

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