遅れたけど、、、

きのうワタシが新大阪駅から乗車した特急くろしお21号(新大阪発新宮行き)は、JR京都線の茨木駅で発生した信号トラブルの残響で3分ほど遅れて新大阪駅を発車。先行の関空特急はるかの様子を睨みつつの、徐行運転も重なり、和泉府中駅到着は、定刻から6分の遅れにひろがった。
 しかし、その後、はるかの様子をお伺いしなくてよくなったのか、日根野駅、和泉砂川駅と、その遅延を2分ずつ縮め、ワタシの降車する和歌山駅には、定刻通りとはいかなかったものの、その遅れは1分ちょっととまで追い詰めての到着となった。
 もうこれは「定刻」となんらかわりない。これを「遅れ」と捉えたら、ワタシの高校時代の皆勤賞は剥奪されてしまう(学校行く「のは」好きでした)。とはいえ、安全と正確を追求するJRさんにとっては苦々しい遅延となってしまったのかもしれませんね。

同じ日、前後しますが、広島から乗車した、15時29分発、新幹線のぞみ170号(東京行き)も、発車直前、緊急停止ボタンが押されたとかなんとかで広島駅を3分ほど遅れて出発。
 ただ。この遅れは特急くろしおとは違って、発生元は、こののぞみ170号。そう、誰の責任でもなく、他にお伺いをたてる必要もなく、それどころか急き立てられる側。
 しかし、きかんしゃトーマス的に思い描けば、きっとこののぞみ170号くんは「3分の遅れ?何それ」と、舌なめずりをしつつ発車の合図を待っていたことでしょう。なにせ、航空機に対抗するために開発された「ひかり」よりも、より速く、より安全に走行できるよう製造した「のぞみ」ですから。そんじょそこらの自信と自尊心の持ち主ではありません。
 安全確認後、さぁ、発車です。すると本領発揮とばかりに、♪びゅわ〜ん びゅわ〜ん はしる あおい 「のぞみ」の ちょうとっきゅう〜ヨロシク。さすがののぞみくん。新大阪で、お見事、その遅れを精算。定刻通りの到着と相成りました、のでした。

で、いったい何が言いたいか、いいますと
 のぞみ170号は3分遅れて発車して、定刻通りに着いたので3分早く着いたわけでしょ。一方のくろしお21号も同じく3分遅れの発車で、定刻とはいかなかったものの、1分ちょっとの遅れで和歌山駅に到着したわけだから、差し引き1分ちょっと早く着けたってことになりますよね。だから、
「結果、遅れたけど移動時間はいつもより速かった!」
と、いうことになりますよね。なりません? 損して得取れ、損せぬ人に儲けなし、みたいな?

と、まぁ、そういうことをふと思ったので書いてみました。

お・し・まい。

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