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組織にいながら、自由に働く。 ~会社がなくても生きていける人になる「+-×÷の法則」読書感想文その①加ステージ


<加ステージの読後感想を書いた後の感想>
・じっくり読んでじっくり感想を書くのは楽しい。
・加ステージでこの分量でこの先どうなるのか。
・自分のこれまでの仕事や働き方を振り返れて楽しい。
・僕を「エア社員」として迎え入れてくださっているクライアントの方々、ありがとうございます。これからも全力で何かしたり全力で何もしないことに努めます。
・文章ががくちょの声で脳内再生される

<加ステージの読後感想>
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P.4
私のイメージする「スゴい人」は、仕事が思い通りにいかずにモヤモヤしたりは
しません。志高く、夢に向かって折れない心で荒波をも打ち砕きながら突き進み、目標を達成していきます。
それに比べて「スゴくない人」は、しょっちゅうモヤモヤします。
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【感想】
「賢者風」と「愚者風」を感じました。僕はどっちだろう?折れてばっかりでしょっちゅうモヤモヤしてるから、「スゴくない人」に当てはまりそうです。
「会社員」ではない働き方をして今年で13年が経ちました。13年!モヤモヤポイントは、ほぼすべて当時の自分が感じていたこと…。

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p.9
自由に働くには─ ?
この問いへの答えとして私が発見したのが、働き方が第1形態から第4形態までの4段階で 進化を遂げるという「加減乗除の法則」です。
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【感想】
これって「チームの成長ステージ」にも当てはまると思いました。「成長ステージオタク」のがくちょの面目躍如な感じがします。どんなフレームが繰り広げられるのかな。わくわく!
ちなみに僕が「成長ステージ」と似ている、と思ったのは
加ステージ…コミュ量(流通する情報量)を増やす・加える
減ステージ…コミュ量からノイズを減らす(流通する情報の質を高めるために余計な情報を減らす)
乗ステージ…お互いの強み(違い)を活かし合う
除ステージ…個と集団の区別がなくなる

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p.21
一見、両立しなそうなものを混ぜたり、こねたり、かき回したりすることで「融合」が起こって、新しいものが生まれるのが進化です。「やらなければいけない仕事」と「楽しむこと」は別のもの、と“割り切ってしまう”と、「仕事が楽しい」という状態への道が閉ざされてしまいます。
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【感想】
AかBか、じゃなくてAもBも、を求めると新しいCが浮かび上がってくる、というのと似てるなあ。

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p.23
フロー図の見方がだいたいわかってきたと ころで最初の問いに戻って、自分は今、その図のどこにいると思いますか?
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【感想】
うーむ。今年に入って3社、エア社員を卒業しました。すんなりと卒業しました。②ゾーンにいたからかな。一方で①ゾーンは出版してからの慣れない「講演」な感じのこと、③の夢中ゾーンは最近のチャレンジである学校づくりや「世界一」へのチャレンジなど、④は現在エア社員として関わっているクライアントすべては④ゾーン。がくちょといっしょに進めているNNTBPやTBP2.0はもちろん③ゾーンです。めっちゃたのしい。

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p.33
大成する人は、いったんハマったもので細かいところに興味をもち続けられる人。どんどん深掘り(挑戦)をしたくなり、ひとつの物事に対して夢中が長続きするから大成するので す。
ある人はこのことについて「解像度が高い」という表現をしていました。
解像度が高いと細部までハッキリ見えるわけです。細かいところの違いがわかるから、飽きない。解像度が低いと大雑把にしか見えないから、興味をもち続けにくくなります。
解像度の高い人になりましょう
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【感想】
僕もいつかは大成したいです。できれば両親が生きてるうちに大成したいなあと思っているのです。じゃあ今の僕は夢中で深掘りができることってなんだろう?と考えたときにすぐに出てこない。何かを成し遂げたいと思った人がまわりに人を集めて事を成し遂げるにはどうしたらいいか、ということをひたすら考えたり、「こんな組織がこんなやり方でこんなことやったって!」という事例を探して見つけて読み込んで分解したり、「今、何が起きているか」ということをいくつかのフレームで見立てることは飽きずに延々と繰り返すことは大好きだけど、それが「解像度」にどう相関しているかはいまいちわからない…。

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p.39
仕事 = 作業 × 意味
仕事を楽しくするためには、まず目の前の仕事をするにあたって「好みでない作業を減らすこと」と「好みの作業を増やすこと」がキモです。
p.42
大事なのは、「好みでない作業」からは全力で逃げること。 大事なので、もう一回言っておきます。「好みでない作業」からは全力で逃げる。
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【感想】
今日の僕の仕事は、草刈りだったんですね。比喩ではなくて、草刈り機を使ってひたすら草刈り。でも、僕にとってはとても意味のある仕事で、好みの作業なので、とても楽しかったのです。そう、好みの作業。
一方で、半年分の領収書の整理を税理士さんから促されているのですが、この作業は好みでない。なので、(おそらく)こういった作業が好みっぽい妻に領収書作業をお願いして全力で逃げてきちゃいました。

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p.45
「水曜どうでしょう」を 観たことがないなら、今すぐ観てみよう
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【感想】
僕は「糸ようじ」と「ウィリー」と「腹を割って話そう」が好きです。

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p.50
働く理由についての研究はだいぶ進んできて、6種類に集約されると言われています
1楽しいから
2社会的意義があるから
3成長可能性があるから
この3つはポジティブな理由です。あとの3つはネガティブな意味合いのもので、
4感情的プレッシャーがあるから(やらないと怒られる・嫌われる・バカにされるから)
5経済的プレッシャーがあるから(やらないとお金がもらえないから
6惰性(昨日もやっていたから)
前者の3つを動機に仕事をしているとパフォーマンスが上がり、後者の3つを動機にしてい るとパフォーマンスが下がります。 「楽しさ」「社会的意義」「成長可能性」というポジティブな動機は仕事内容とリンクしている のに対して、「感情的プレッシャー」「経済的プレッシャー」「惰性」というネガティブな動機 は仕事内容とリンクしていないからです
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【感想】
僕、これまでの人生で「就職活動」ってしたことがないんです。
一番最初に入った会社は、ある日に大学の研究室にいたら、近所に住むゼミOBがキャンパス内をランニングしに来て「あきらお前ヒマだろ、ちょいある仕事手伝え」と言われてはいはいと素直についていった先の会社にそのままバイトからなんとなく正社員になりました。なので入社式も経験無し。転職した次の会社も、その会社の部長さんに「お宅で働きたいのだけれどどうしたらよいだろうか」と相談して1週間後に担当の役員と人事の担当者と新橋のかに料理屋さんで「いつから来れる?」という話をしておしまい。最初に作った会社はなんとなくその時の友達と。リーマンショックと震災が来てその会社での事業をたたむことになって今に至る、という人生です。
幸いなことにどこで働いていても働く理由④⑤⑥はあまりなくて、(前職の終盤は⑤がマックスでしたけど)①②③の動機で働ける今の僕の「エア社員」はもしかしたら「組織をまたいで、自由に働く」スタイルなのかも!と思いました。
ここまで、働く場所やスタイルはすべて成り行きだと思ってたんですけど、この6つの動機を見たら、やっぱり①②③が満たせる働き方を選んで、④⑤⑥からは必死に逃げ続けてきたかも。この「エア社員スタイル」こそ僕の強みを活かせるスタイルだと最近では自負しております。

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p.57
トム・ピーターズ著『ブランド人になれ!』(CCCメディアハ ウス)という本には、こう書かれていました。
「お客さんとともに生きろ」と。
お客さんと膝を突き合わせて話し合い、寝ても覚めてもお客さんのことを考え、顧客満足熱 にうなされ、苦楽をともにしろと。そうすれば「ブランド人」になれるよと。
それを読んで、「おおお! お客さんとともに生きよう」と思いました(単純)
p.58
さらに、あるとき社長が全社ミーティングで、「業務効率化は何のためにやるか」というハナシをしてくれました。
曰く、「みんなが業務を効率化しようとがんばってくれているのは知っています。ただ、そ こで生まれた空き時間で社内の仕事を増やしている人が多いように感じます。効率化の目的は、 顧客接触時間を増やすこと。お客さんとのコミュニケーションこそが価値を生み出します」と。 それを聞いて、「おおお! 顧客接触時間をもっと増やそう」と思いました(単純パー ト2)
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【感想】
「チームビルディングしてほしい」という依頼が増え始めた頃。それは「研修をしてほしい」という種類の依頼と「事業を組織で成し遂げるサポートがほしい」という種類の依頼がありました。
僕はそれまで(2011年前後まで)は「研修」な仕事を熱心にやっていたんだけど、考え方が徐々に変わってきて、「事業を組織で成し遂げるサポート」に仕事をシフトしてきました。
理由は「もっとお客さんといっしょにいたい」と思ったからです。研修を1日やるだけで何かをぐいっと変えられるほどのカリスマも経験も知識もなかったし。じゃあできることは何か、と考えたら継続して一緒にいて、体験を共有し振り返り課題を再定義し関係性が変化していくことを促すことだ、と思って「エア社員道」を歩み始めました。
だから、このお話はとってもとっても共感しました。

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p.67
全体が見えると「つながり」がわかるようになります。
つながりがわかると「工夫」ができるようになります。
工夫ができると「責任」をもてるようになります。
責任をもてると「成長スピード」が速くなります

p.68
事業にしても会社にしても、一度全体を理解すると、大きくなって分業化されてもそれぞれのつながりが見えるので全体像がイメージし続けられるようになります
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【感想】
その後「正社員」になった会社でまだアルバイトだった頃の話。Y部長からお題(仕事)が降ってきました。「あのよう、俺、明日から1週間台湾にいくんだ。でな、5日後のAという団体のチームビルディングのプログラムが入ってるから、あと、頼むな。」
その後もY部長からのお題はよく意味がわからないものが多く。当時は「なに言ってんだジジイわけわかんないこと言うな」と思ってたけど、1年ぐらい経つとその「お題の降り方」に慣れてきたこともあって、段々「つながり」
が見えてきました。なんとなくだけど、「全体としてこういうことをしたいんだな」と。同時に「意味の解釈が間違ってなければ、やり方は自分のやり方でやっていい、そのやり方がダメな時はT次長に怒鳴られる」という工夫ができるようになってきました。2年位経つと、Y部長から降りてくる訳のわからない仕事は俺の仕事だ、と思うようになってしまいました。大きなイベントの仕事が多くなって、沢山の人と関わるプロジェクト型の仕事の数が増えて、いろいろなパターンを学ぶことができました。
最初は意味がわからなかった。でもやるうちに意味がわかってきた体験を20代の前半でできたのは実はありがたかったことなんだなあ。

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p.72
ところがです。あるとき、本を読んでいたら、こんなことが書いてあったのです。 「人には、目標達成型と展開型の2タイプがある」と。
展開型は、目標達成型とは真逆で、ゴールやプロセスをあらかじめ計画せずに流れに任せて進んでいくタイプだというのです。どっちがいいとかではなく、どっちでもい いんだと。 「この展開型って、自分のことだ! 目標達成型じゃなくてもダメ人間じゃなかったんだ!」 と、自分を認めてもらえた感じがして力が湧いてきました。
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【感想】
僕はがくちょと出会って3年くらい(2011年くらい)は「目標達成型」を目指してました。だって本やその頃ぼくの周りにいた人が「あきらくん、Goal comes firstなんだよ」って言ってたから「へえ、そういうもんか」と。
でも、がくちょは当時から「僕は目標はありません」とか隣で言ってるのを聞いてて「えー、そうなの?」と思ってた。でも、自分のことを振り返ったら「展開型」だったし、そっちが好きというのもわかった。行き当たりばっちりの生き方が好きということが確認できた。
というわけで、今はとにかく目の前にある仕事に夢中で取り組めるように肉体的・精神的・物理的環境コンディションを整えること、複数のエア社員先の専門性を取り込むこと、来た仕事はできるだけ断らないことに注力している感じです。
やりたいことがわからないから、目の前にあることに集中したら、やりたいことが実はたくさんあるのだなあ、と。
「今、ここ」大事ね。

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