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VUCA、ラショナル、経営計画あれこれ

◆VUCAあれこれ

・何がVUCAなのかを記述する
・関係がVUCA、リソースがVUCA、納期がVUCA
・Ambiguityの解釈
・ある1つのものが持っている解釈の可能性が複数あることにフォーカスする
・情報の対称性がVUCAを強化する
・元々世界はVUCAだった。選択肢が増えること=情報の対称化が進むことでmulticriteria(多基準)が顕在化した?
・ゲンVUCA
 Volatility(不確実性)
 Uncertainty(不安)
 Complexity(複雑性) 
 Ambiguity(曖昧性)

・シンVUCA
 Vision(ビジョン)
 不確実性に対抗するため、理想を明確にしてそれに向かって進む方向性を示す。
 Understanding(相互理解)
 不安に対抗するため、状況を理解し、関連性を把握することで、適切な判断を下す基盤を作る。
 Clarity(明確性)
 複雑性に対抗するため、情報を整理し、要点を絞って伝えることで、意思決定を容易にする。
 Agility(機敏性)
 複雑性に対抗する曖昧性に対抗するため、迅速に対応し、柔軟に調整・出力する。


◆ラショナル思考、10のチェックリスト

1. 情報を集めた際、その出典を確認し、信頼性のある情報源から得られたものかを判断した

2. 提案された解決策や意見がある場合、それに関する証拠やデータを調査し、確認した

3. 自分の結論や決定に至る過程で、論理的な矛盾がないかを検証した

4. 問題の原因とその結果の間に直接的な関連性があるかを、具体的な例や証拠をもとに分析した

5. 異なる観点や反対意見に耳を傾け、それらを公平に評価するための情報を収集した

6. 自分の判断や決定が個人的な好みや先入観に影響されていることを前提に、具体的な根拠を確認した

7. 実行可能な解決策を複数挙げ、それぞれの利点と欠点を比較分析した

8. 決定した行動の短中長期的な結果を考慮し、その影響を具体的に検討した

9. 問題解決のために設定した仮説について、実証可能な方法で検証した

10. 情報が不足している部分に気づいた場合、その情報を得るための具体的な手段を講じた


◆コンティンジェンシープランを経営計画と呼ぼうPJ、8つのステップ

ステップ1: プロジェクトチームの組成
 誰が: 経営層またはリスク管理部門
 いつまでに:プロセス開始前
 何をどのように: 各部門からコンティンジェンシープランニングに貢献でき
 る代表者を選出し、プロジェクトチームを組成する 
 次のステップへの条件: チームメンバーの確定、初MTGの日程確定

ステップ2: リスク評価と影響分析
 
誰が: PJチーム
 いつまでに: プロジェクト開始後1ヶ月以内
 何をどのように: チームでワークショップ、業務プロセスごとにリスクを特
 定し、その影響を分析する
 次のステップへの条件: 全ての主要なリスクとその影響がリストアップさ
 れる

ステップ3: 重要業務の特定
 
誰が: PJチーム
 いつまでに: リスク評価後2週間以内
 何をどのように: チームは影響分析を基に、組織運営上、最も重要な業務
 を特定する
 次のステップへの条件: 重要業務が明確に文書化される

ステップ4: 対応戦略の策定
 
誰が: PJチーム
 いつまでに: 重要業務特定後1ヶ月以内
 何をどのように: 各リスクに対する、具体的な対応策・回避策を文書化す
 る
 次のステップへの条件:全ての重要リスクに対する対応策が想定される

ステップ5: 責任者と役割の割り当て
 誰が: PJチーム
 いつまでに: 対応戦略策定後2週間以内
 何をどのように: 各想定策に対して、具体的な実行責任者とその役割を割り
 当てる
 次のステップへの条件: 主要な対策の責任者が割り当てられる

ステップ6: コミュニケーションプランの策定
 
誰が: PJチーム
 いつまでに:責任者割り当て後1ヶ月以内
 何をどのように: 緊急時における内外の関係者への情報伝達方法を定め、
 文書化する
 次のステップへの条件: コミュニケーションプランが全メンバーに共有さ
 れる

ステップ7: トレーニングとシミュレーション
 
誰が: PJチームおよび責任者
 いつまでに: コミュニケーションプラン策定後3ヶ月以内
 何をどのように: 全従業員を対象に、緊急時対応訓練とシミュレーション
 を実施し、計画の実効性をテストする。
 次のステップへの条件: 全従業員が最低1回はトレーニングに参加し、フィ
 ードバックが収集される。

ステップ8: 計画の見直しと更新
 
誰が: PJチーム
 いつまでに: トレーニング後1ヶ月以内
 何をどのように: トレーニングとシミュレーションから得られたフィードバ
 ックをもとに、計画の見直しを行い、必要に応じて更新する
 次のステップへの条件: 計画の更新版が全関係者に共有され、次年度の見
 直しスケジュールが設定される

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