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ひとつずつ形にする。

小さな頃から「落ち着きがない」とか「飽きっぽい」とか「人の言うことを聞かない」と言われてきました。
おっさんになった今でも、それは変わらないまま。

「本をつくりたい」と思ったのは去年の今頃です。
特に深い理由や大義はなくて、「カレーでもつくるかな」といった感覚で「ああ、本をつくりたいな。」と思いつきました。

「形あるものを残していきたい」という表現がしっくりきます。
自分の著作はあるけれども、「書く」という行為と「つくる」という行為は似ているようで違います。

僕は書くことが好きだけど(それ以上に物事を考えるのが好き)それ以上に本が好きです。
「本」という物体そのものが好きです。

好きなものは、自分でつくってみたくなる。

だから、僕にとって出版事業を始めることは、そんなに特別なことではなかったように思います。
特別なことではないけれども、大変なことではある。
出版業界の収益構造を学べば学ぶほど、大きな資本と豊富な販路を抱える事業者が「勝つ」ことは明白でした。
だから、僕が同じ収益構造の中で「勝つ」ことも多分むずかしい。

僕が他の出版社と違うところは、僕自身が作家であると同時にファシリテーターでもあることです。
僕の強みは制作した本とその著者と共に、ワークショップやイベント、本の内容を活かした研修やトレーニングプログラムを企画開発運用できること。
僕は、その本を使って、読者と著者が交流を図る機会そのものをつくりだすことができる稀有な存在です。

大勢には届かないかもしれないけど、濃い0.1%の人に熱を届けたい。
こんな気持でいます。

出版事業を興すにあたって

明日、11月27日はナガオ考務店出版の第1号作品、「あたらしいしょうがっこうのつくりかた」 が発売される日です。
これまで、しごと総研の藤田さん・クラウドボックスの徳永さん始めスタッフの皆さん・発売元である星雲社の皆さんに大変お世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。
これからもよろしくね。

先行して本を読んでくださった方から、こんな感想をいただける本に仕上がっております。

「あたらしいしょうがっこうのつくりかた」を読んだ感想
ひとつずつ、形にしていく。
「どうせ無理だから」は「できようとできなかろうと、とりあえず始める」から始めるとどうにかなるみたい。

次作は12月9日から制作を始めます。
いっしょになにかしたい本が好きな人、書くことが好きな人、ウェルカムです。
出版不況の中、すぐに沈みそうな船と思いきや実は潜水艦だった、みたいなナガオ考務店出版といっしょに楽しいことしましょ。

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