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詩☆出会う

おはよう ボスネコちゃん。もう見廻り?今日は祝日だけど出勤なの。お天気が良いから歩いて行ってくるね。

近所の猫さんにご挨拶して右手の中指でちょこんと頭を触るとにゃーってお返事してくれた。いつものように。

空には優しい感じの羽の雲がすうーっすぅーっと描かれていて確実に春がきているなぁと優しい気持ちになって歩いた。毎日のこの歩みは個人的には夏のフェスに繋がっていて、ライブハウスの時も前列であのロックスターの一挙手一投足を見届けるため、飛び跳ねるための財産だからなあ♡とかおめでたいことを考えられるまでになった。春よありがとう。愛している彼(ロックスター)のことはまた別の機会に。長くなるからね。

今 昼下がり。ああ、すごく感性の研ぎ澄まされた文章に出会ってしまった。どんどん どんどん引き込まれてしまった。もうこの世にいない方の書いたものはあまたあるのに それを書いた方がついこの前までは生きていらっしゃったのだ、なのに…と思うほどすごく近くに感じた。淡くキラキラした光とその裏に対で広がっている黒い異世界を同時に描き出す文章の数々だった。それらの続きをもっともっと読みたかった。書き続けられないほどに大変だったから生きていられなかったのだろうにそう思ってしまう。詩のような文章がまた読んでいるこちらまでクスっと微笑んでしまうほどほんわかしている。それが最後の作品だった。そんな余韻を与えたまま逝ってしまわれた。

ものを書き記すってほんとはそういうどこか一点救われるものなのだろう。書き手、読み手ともに。さらけ出してどうしようもないくらいになって、明るくなくたっていいんだ。魂を現す姿がそこにぽつんとあるのは痛いくらいに伝わってくる。そんな文章はもう、その人そのものだから心震えるのだね。

素晴らしい文章を遺して下さってありがとう。

この気持ちも通じ世界を巡るだろう。わたしも一歩踏み出すだろう。


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