数学検定チャレンジ・その1
私の息子が,学校の授業の進度に不満がありもっといろいろ数学を学びたいとのことで,私の居住地である横須賀で実施されている「チャレンジアップ支援事業(検定料助成)」制度を利用して数検を受けてみるか!ということになりました。
この制度は各種検定(英検・漢検・数検)の合否に関わらず検定料の全額を助成するというものです。検定料は5,600円。なかなか高額な検定試験です。
ちなみに,団体受験もありますが今回は個人受験です。団体受験は来年4月から検定料が約20パーセントほどの値上げを予告していて,受けるなら今のうちです。
ならばということで応募しようと詳細を調べてみると,少々厄介な条件があることに気が付きました。それが
「準2級以上の検定に限る」
数学検定は級設定が変わったこともあり,あまり最近の数検について詳しくなかったのですが,よくよく調べてみると結構(というかなかなか立派な)高度な試験内容であることに気付いてしまいました。というのも,試験範囲は
受験生の目安:高校1年(息子は中学1年生6か月目。)
構成:1次→計算技能検定 2次→数理技能検定(2次は記述試験)
検定時間:1次→50分 2次→90分(耐えられるのか?)
出題と合格基準:1次15問に対して11問程度 2次10問に対して6問程度
検定内容:高校1年程度の範囲50パーセント+中学3年程度の範囲40パーセント+特有問題10パーセント(知能試験みたいなもの)
そもそも,試験範囲が高校1年程度という場合,高校1年生は受験が難しいはず(学んでいる最中ですから)です。つまり,一般的に学んでいる場合は受験できるのは普通に考えて高校2年生からです。
受験前の私の息子は中学1年生。正確に言えば中学1年生の6か月目。中学1年生も終えておりません。この話を受けて自分が思ったのは
いや,無理。
なのですが,本人はそれでも受けてみたいということと,妻が「合格したら外食に付き合ってくれる」という破格の条件(笑)の提示に,「どうなっても知らないよ・・・」という半ば冷ややかな感情の上に了承したのでした。
ってか,受験生を担当するような仕事をしているうえで受験前から「無理とか言うな」とお思いの方も多いかと思います。私だって,最初から負けを認めるほど(受験勉強に関して)不甲斐ない人間ではございませんが,越えなければいけないハードルはもう一つありました。それが受験を決めたのが9月1日。検定試験日は10月30日。
あと2か月
でした。
(「数学検定チャレンジ・その2」へ続く)
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