数学検定チャレンジ・その2

今回のチャレンジで,最大の難関が

あと2か月

という期間の短さ。そのために,綿密な計画を立てることを決めました。
まずは「現状を知り,敵を知るところから始まる」という孫子そのものです

 ともかく,まずは「敵を知る」ところから。そこから学習計画を立てていくことにしました。ということでまずは問題を探そうと・・・

 過去問が1回分しか掲載されていない!!
 まあ,事情は分からないでもないので,アマゾンで過去問集を探します・・

 ありました・・・が,発売日が2014年。いや,なんでも古すぎだろ。しかも,数学検定のサイトに掲載されている問題を見る限りでは現行の数学の仮定に沿わせた(というより共通テストを意識したような)出題が散見され,明らかに傾向も合ってない気がする…(でも購入しました)
 過去問って,需要高いと思うんで定期的に出版してもいいと思うんですけどね・・・(なんなら手伝いましょうか?)

 かといって,市販の対策問題集もほとんどなく,そもそも「公式や定理等の道具を手に入れていないので問題集を使う段階にない」ということを思い出し,数学検定から出している過去問を3年分くらい使うだけにして,問題集の活用は辞めることにしました。

 では,どうしたらいいものか。改めて準2級の問題を分析してみることにします。

 まずは1次の計算技能検定。基本的な出題分野は


・式の展開(中3レベル・高1レベル)
・式の因数分解(中3レベル・高1レベル)
・根号を用いた計算(解答は有理化必須)(中3レベル・高1レベル)
・2次方程式の解(中3レベル・高1レベル)
・2乗に比例する関数→数値や平均変化率
・平面幾何(角の大きさを求める問題/長さを求める問題)
・三平方の定理
・2次不等式
・n進法
・三角比の相互関係
・集合の要素


ざっとこんなものです。ここで息子の性格をみてみると

・父親には従順(多分怖いと思われている・母親には甘えるのは男子の永遠のテーマ)
・まあまあ計算力がある
・いい意味で楽天家(「なぜ数学を学ぶのか?」とか考えない)
・妙な自信家(「ワンチャンできるかも」が合言葉)

ここからわかることは,

「ある種の詰め込み学習が可能かも?」

という判断でした。叱りつけるとかなり凹みますが,褒めるととても伸びるタイプ。そこを最大限利用させてもらいましょう。
 また,1次試験は15問中11問正解が合格ラインということもあったので,「解ける問題を絞って狙い撃ち」という作戦をとることにしました。つまり,

・式の展開(中3レベル・高1レベル)
・式の因数分解(中3レベル・高1レベル)
・根号を用いた計算(解答は有理化必須)(中3レベル・高1レベル)
・2次方程式の解(中3レベル・高1レベル)
・2乗に比例する関数→数値や平均変化率
・平面幾何(角の大きさを求める問題/長さを求める問題)
・三平方の定理
・2次不等式
・n進法

・三角比の相互関係
・集合の要素

 こんな感じである程度出来・不出来を想像しました。
 基本2次方程式・不等式は式の扱いとグラフの扱いの両方の側面を理解する必要があり,明らかに間に合いそうにない分野だったので思い切って残りの分野に賭けていくことにしました。特に,パズル要素の強い問題(因数分解・平面幾何・三角比の相互関係・三平方の定理・集合の要素)は面白がって解けそうな雰囲気があったので始める前の状況でも「10問くらいは行けるんじゃないか?」という皮算用をしていました(父親もいい意味で楽天家)。

 この段階では2次の検定試験のことは一切考えないことにしました。1次対策の状況で,伸ばせるところとそうでないところがはっきりしてくるからです。それが分かってから改めて作戦を立て直す必要があったと考えたからです。
 とはいえ,早速上記の分野を・・・というわけには,中1の学生ではとんでもないけど無理です。急がば回れ,ではありませんが基礎力の構築を目指すことにします。時間はありませんので,すべてに共通する基本中の基本を徹底して,枝葉は思い切って全部カット。細かい部分は問題を解く中で学んでいってもらうことにしました。そこで

こいつ ↑ の出番となるわけです。
(数学検定チャレンジ・その3に続く)

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