物件を選んだ理由

焙煎所として山間の空き家を選んだわけなんですが、なぜ街中を避けて山間を選んだかについて書きたいと思います。

まず、空き家の周辺の状況を簡潔にまとめますと
・山間部の人口数名の集落
・周囲は空き家多数、村民は全て高齢者
・最寄りのコンビニまで約8キロ

と、言ったところでしょうか。言い方は悪いですが、世に言う「限界集落」と言ったところです。

珈琲を販売することだけを考えると、この立地はほぼ自殺行為です。

ですが、私が作ろうとしているのは「カフェ」ではなく「焙煎所」なんです。ここがネックです。

焙煎所とカフェの違い

カフェならお客さんに直接来ていただかなくてはいけないので、観光地でもない山間に建てるのはナンセンスですが、焙煎所はどちらかというと「工場」に近いので直接来てもらう必要はありません。なのでここは問題にはなりません。

次にネックになるのは「キャッシュポイントはどこか?」という事です。

キャッシュポイント

キャッシュポイントとはお金の発生する場所です。カフェはまさにその場で商品とお金がやり取りされるのでキャッシュポイントとなります。ですが、焙煎所は豆を焙煎する所なので、直接お金は発生しません。焙煎所で焙煎した豆をなんらかの形で販売した時、そこがキャッシュポイントとなります。

ですから、この焙煎所に関してはあまりお金を発生させやすい立地を選ばなくても問題はありません。

なので、この山間という立地自体は焙煎所をつくる上で問題にはなりません。

以上のことを踏まえた上で、現在「山間に作ることで、ここが利点となるのではないか?」と思っている点が多数あります。

ですが、利点についてはしっかり検証を行ってから書きたいので、これから検証していきます。