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小学校教員人生の振り返り(1年目)


初めての現場

大学の時は学校支援ボランティアと教育実習、大学院の時は課題探究自習(週に1回小学校へ行きいくつかの学級の授業補助を中心として様々な校務を経験する。簡単にいうとボランティアみたいなものです。)と課題解決実習(教育実習とほぼ同じ)とある程度経験を積んでいるしなんとかなるだろうと思っていました。

教採は不合格だったため、講師として地元にある小学校に勤務することに。
春休み中に勤務校の校長との打ち合わせでは、特支か専科のどちらかを任せたいとのこと。午後からくる先生がどうするか次第で決めると言われドキドキのまま4月1日へ。

担当は専科(高学年の書写と算数のT2)
どのように授業をするのか、時間割はどうするのかなど連携が大切なのに何もできないまま2日間を過ごしました。月曜日からも何をしたらいいかわからないままでいた土曜日に校長から電話があり、専科から特支へ変わってほしいとのこと。
月曜日から正式に特支担当として勤務することに。火曜日から始業式のため月曜日に担当児童の引き継ぎやその他諸々を行い教師生活のスタート。

特支としての1年

担当の児童は2年生の児童(A・B)と5年生の児童(C・D)の4人。
専科としての2日間の反省を生かして担任の先生との連携を密にし、子どもたちへの支援を行いました。

支援に入っている児童のクラスが荒れており、僕も担当の児童ではないクラスの児童に指導することもありましたが、担任でもない僕がどこまで指導したらいいのか悩みました。そのクラスは、途中から毎時間支援員の先生か空きの先生がいるようになりました。担任の先生は1年間頑張っておられましたが年度末で退職されたので、もっと自分にできることはなかったのかと後悔しています。

保護者の方とやりとりをするノートでは、「信頼できて安心できた。」「本当にお世話になりました。ありがとうございました。」などの言葉をいただき特支としての1年を終えました。

特支で感じたこと

特支は
2歳年上の先生 1人、40代の先生 1人、50・60代の先生 4人 
というメンバーでした。

子どもの気が散るからという理由で支援の部屋にはパーテーションがありますが、それをいいように使って教員が横になるということが日常茶飯事、放課後もくつろいでいることもありました。他の教員も実態は知っているものの年配の先生が多いせいか見て見ぬ振り。校務分掌等も振り分けているものの人数合わせのような感じであまり当てにされていないことを肌で感じました。

初めて特支をしてみて、子どもと密に関わることができ、日々成長していく姿を見ていくことができやりがいを感じましたが、担任を持ってみたいという思いがあり、次年度の人事希望調査では低学年を第1希望、特支を第2希望で出しました。

勤務開始してから3日後に担当が変わるというスタートから始まった1年目。
大学や大学院の経験では分からないことだらけで、新卒の先生って大変だということを身をもって感じました。また自分は講師なので教採の勉強もしましたが、まさかの一次落ちで長い夏休みになってしまったのもいい思い出です。コロナ禍での1年目で普段の学校とは違う1年でしたが色々と経験できました。

次回は2年目 2年生担任編です。


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