デジタル一眼への苦手意識
高校生のとき、父親にNikonのD3200を買ってもらった。
大学生の途中まではちょくちょく使っていたものの、なんだか写りが好きじゃなくて、コンデジやフィルムの方がしっくり来ていたので、Nikonのデジタル一眼はホコリを被っていた。
久々に引っ張り出してみたが、みんなが撮っているような写真が撮れない。
ピクチャーコントロールやホワイトバランスも弄ってみたが、ピンと来ない。
結局、使いやすいGR Ⅲに逃げていた。
知り合いのカメラマンを見る限り、メイン機にデジタル一眼をひとつも使っていない人は少なく、実際に「デジタル一眼は持っていないの?使わないの?」と聞かれることもあって、モニョモニョ言っていた。
Nikonも新シリーズを使っている人が多い中で、D3100を上手に使えている人に出会った。
私がこのカメラを"古いから"使いにくいと言っていたのはただの言い訳だと思った。
重い腰を上げて、Nikonを好んで使っている友人に、どうしたら撮りたいような写真が撮れるか相談に乗ってもらった。
ピクチャーコントロールは弄らず、とりあえずはホワイトバランスを調整しつつ、室内、屋外と撮影をしてみた。
レンズがレンズなのであまり融通は利かないのと、レタッチありきの写真にはなったが、撮りたい色味にはかなり近づいている。
というわけで、お金が貯まったらレンズは買うとして、デジタル一眼への苦手意識は無くなった。
古めのデジタル一眼だけど、持ち歩いてだんだん愛着を持てたら良いな、と思う。
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