25th Anniversary TOUR22 FROM DEPRESSION TO ________ 2022/11/18(金) 【兵庫県】あましんアルカイックホール

DIRENGREY
25th Anniversary
TOUR22 FROM DEPRESSION TO ________
2022/11/18(金) 【兵庫県】あましんアルカイックホール

川崎2daysで幕を開けた待望の25周年TOUR。何時にも増して未知数なSET LIST。期待していた。ただその期待すら容易に上回る程に［Dir en grey］時代を象徴する楽曲が怒涛の様に演奏される。前半関東6公演を存分に満喫した。

全22回の「DIR EN GREY楽曲バトル！」を経てメンバーに提出された21曲のうち川崎2daysでは実に15曲が演奏された。それ以外の楽曲含めその後の4公演で新たに演奏された楽曲はない。今回は各日会場限定ステッカーがTOUR前半・後半で封筒の色が変わる。次SET LISTが変化するのは後半の可能性が高い。そしてついにその後半が始まる。果たして本当にSET LISTは変化するのか。期待が募る。

18時頃会場到着。本日会場はあましんアルカイックホール。初めて参戦する会場。本TOUR初めてのホール公演。ホールは時間に余裕があるのが良い。18時20分頃入場。本日VIP1列目センターブロック上手寄り。待望の最前。腰の高さ程の低いステージ。視界を遮るものが何もない。一気に高まる緊張感。期待に胸を膨らませ開演を待つ。

19時ほぼ定刻に暗転。新SEと共に映像が流れ出す。瞳に映る過去のSINGLE•ALBUMのジャケット、アーティスト写真、PV、LIVE映像。DIRENGREYの軌跡。大空を舞う鳥、聳え立つ大木、無数の球体。メンバーが順に登場。最後スクリーンに赤い布が映し出されその中から金色の文字で描かれたTOUR TITLEが表れる。最後京が登場。ストライプのスーツで髪はオールバック。

緊張の1曲目。【朔-saku-】。会場のボルテージが一気に上がる。続けて【Ash】。最初にシャウト。1番サビで早くも目の前に京が来る。直線距離2m。凄まじい程の迫力。終盤で『おい‼︎首共‼︎』『もっといけんだろ--‼︎』と煽る。最後は御立ち台の上でマイクコードを肩に掛け恒例のポーズ。そして【T.D.F.F.】で畳み掛ける。京が上手花道に移動。間奏で両手を広げる。本日もまた序盤から凄まじい展開。

小休憩。マイクスタンドを設置。【DRAIN AWAY】。続けて【理由】。貴重な視界。5人の姿を目に焼き付ける。堪能。不穏な前奏が流れ出し会場の空気が一転する。京がゆっくりと御立ち台に上がる。【OBSCURE】。首を捧げる。再びマイクスタンドを設置。【The Perfume of Sins】。漏れる吐息。禍々しい重低音からの高速ドラム。高速ドラムに合わせスモークが焚かれる。圧倒的宗教感。最後はホイッスル。

小休憩。マイクスタンドはそのまま。何かを呟く声。呻き。INWARD SCREAMに近い。赤いレーザーの照明が注がれる。【朧】。最後までほぼ原曲通りに歌唱。「爪が--」の部分のみ感情を爆発させる。最後「畳に--」も原曲通り歌唱。感情の込め方を変えることでLIVE毎に毎回違う表情見せてくれる楽曲。続けて【13】。後半の「13階段を--」でゆっくりと御立ち台に上がり見下ろす動作。最後声を振り絞り歌唱。

小休憩後に【ain't afraid to die】。青白いレーザーの照明が円錐状に京を包む。雪の様にレーザーの照明が舞い降り序盤からステージにスモークが焚かれる。1番サビのタイミングで映像が流れ出す。雪の映像。「ねぇ笑ってよ--」は泣きそうな声で優しく歌唱。「もう誰も愛せはしない」追加された歌詞が美しく響く。その世界観に浸る。その余韻を掻き消す様に演奏されたのは【Merciless Cult】。会場の熱が再び上がっていく。続けて【C】。メンバーが動き回る。京は下手花道に移動。センターに戻ると再び御立ち台の前で歌唱。「ここで叫び」の「ここ」でステージの床を指差し「ここに生きろ」の「ここ」で胸を指差す。更に【CHILD PREY】で畳み掛ける。本編最後の位置で『もっと‼︎』『飛べ‼︎』と煽り【THE IIID EMPIRE】。2番は恒例の手拍子。京は御立ち台の上で客側を睨み付ける。京は歌い終えるとマイクを投げ捨て直ぐに捌けていく。

本編終了。メンバーが一旦捌ける。本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。

本日も変わらず期待通りのSEが流れ出す。【G.D.S.】。血が騒ぐ。声の代わりに手拍子で応える。スクリーンの映像にメンバーの名前が1人ずつ映し出されそれに合わせメンバーが順に登場。アンコール1曲目。【Schweinの椅子】。序盤御立ち台の前まで来て『おい‼︎首共‼︎』『お前等の首なんていらねぇ--んだよ‼︎』と煽る。京が上手花道から下手花道と大移動。続けて【【KR】cube】。京が軽快にステップを刻む。1番サビは御立ち台の前で歌唱。少しだけ振りをする。「手のひらを--」では最前に向け手のひらを差し出す。京が左手を高く掲げ【鼓動】。堪能。最後再び左手を高く掲げる。そして【激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇】で畳み掛ける。『いけるか--‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてるか--‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『いけんのか----‼︎‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎‼︎』【羅刹国】。前奏で更に『お前等のくだらねぇ首こっちに持ってこい‼︎』と煽る。全力で首を捧げる。

京は拍手をしドセンに向けて2本集中的に水撒き。京が後方にフェイスタオルを取りに行き顔を拭きながら前方に戻ろうとする。丁度目の前にスティックを投げるShinya。下手に移動するShinyaの後ろを京が顔を拭きながら付いて行く。Shinyaがそれに気付いて驚く。京が御立ち台前まで戻ろうとする。その後ろを薫が付いて行く。それに気が付き京笑顔。タオルを投げると集中的に水撒きしたドセンを見詰める。最後両手を上げ「バイバイ」と口にし捌けていく。Toshiyaが目の前でピックを下から優しく投げてくれる。綺麗に掴めなかったものの久々にピックを手に入れる。スクリーンには「25th Anniversary DIRENGREY」の文字。

公演終了

最前だったことが本日の全て。
貴重な光景を目に焼き付けた。
首も捧げた。本日もまた燃え尽きた。

SET LISTは変わらなかった。
ただもうそれで良い。

次は松山

SET LIST

SE.新SE
01.朔-saku-
02.Ash
03.T.D.F.F.

04.DRAIN AWAY
05.理由
06.OBSCURE
07.The Perfume of Sins

08.朧
09.13

10.ain't afraid to die
11.Merciless Cult
12.C
13.CHILD PREY
14.THE IIID EMPIRE

ENCORE
SE.G.D.S.
15.Schweinの椅子
16.【KR】cube
17.鼓動
18.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
19.羅刹国