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25th Anniversary TOUR22 FROM DEPRESSION TO ________ -「a knot」LIMITED EXTRA- 2022/12/16(金) 【東京都】SHINJUKU BLAZE

DIRENGREY
25th Anniversary
TOUR22 FROM DEPRESSION TO ________ -「a knot」LIMITED EXTRA-
2022/12/16(金) 【東京都】SHINJUKU BLAZE

川崎2daysで幕を開けた待望の25周年TOUR。横浜公演終了後映像が流れ出す。待望の追加公演。久々の「a knot」完全限定LIVE。そして映し出される「声出し解禁LIVE」の文字。会場が歓喜の渦に包まれた。コロナ禍前国内最後の公演から早3年。長い月日を経てまた一歩前進する。25周年。[Dir en grey]時代を象徴する楽曲が怒涛の様に演奏される今回のSET LIST。既に未来は示された。貴重なこの瞬間を最後まで刻み込む。

18時30分頃会場到着。本日会場はSHINJUKU BLAZE。記念すべきTOURの追加公演で選ばれたのは都内キャパシティ800人の会場。当然の様にチケットは争奪戦。執念でチケット確保。本日整番664。この時点で待機者はほぼなし。今回は700弱だった模様。会員証を提示し入場。既に前方フロアは埋まっている状態。後方PA卓真横にスペースを見付け待機。段になっているため心配していた視界は良好。ステージ後方にはスクリーンの代わりに追加公演のTITLEが描かれた垂れ幕。期待に胸を膨らませ開演を待つ。

19時5分頃暗転。暗転と共に前方フロアで押しが発生。メンバーの名前が次々に叫ばれていく。懐かしの光景。もう慣れた筈のコロナ禍のLIVE。声は出せなくともLIVEは成立することは今迄証明してきた。ただそれでも心の中ではずっとこの瞬間を待ち侘びていたのだろう。一気に目頭が熱くなる。新SEが流れる中メンバーが順に登場する。最後に京が登場。この瞬間が自身の声出し解禁。2年10ヶ月振り。その名前をこの場所で叫ぶことに意味がある。

緊張の1曲目。真っ赤に染まるステージ。『新宿--‼︎』『かかってこ--い‼︎』と煽り【Schweinの椅子】。声出し解禁LIVEに相応しい始まり。「Geist Seele Wille Zelle」。会場に響く声。更に『もっと‼︎』と煽る。声で応える。この感覚。これがLIVEだ。終盤も『もっといけんだろ--‼︎』と煽る。続けて『踊れ‼︎』と煽り【【KR】cube】。京が軽快にステップを刻む。「手のひらを--」では前方まで来て手のひらを客側に差し出す。そして【JESSICA】。本TOURのアンコールで演奏されていた楽曲が次々に投下されていく。間奏で左手の人差し指を突き立て飛べと煽り両手を上げ京も飛ぶ。

小休憩時もメンバーの名前を叫ぶ声は止まない。3年分の想いが会場を包み込む。小休憩後に【DRAIN AWAY】。序盤でToshiyaのストラップが外れるアクシデント。スタッフが付け直そうと試みるも失敗。1番メロ「寒い頃に見た」でついに演奏がストップ。Toshiyaコールが起こる。ベースを取り替え仕切り直し。マイクスタンドを設置。【理由】。「もうこれ以上愛せない」。京の高音が美しく響く。静寂。その余韻を掻き消すように【Ash】の前奏が流れ出す。サビ前で『Say‼︎』と煽り「お互いを--」は客側で歌唱。間奏で再び『新宿--‼︎』と煽る。最後は御立ち台の上でシャウトをした後にマイクコードを肩に掛け恒例のポーズ。再びマイクスタンドを設置。【The Perfume of Sins】。高速ドラムと共に焚かれるスモークの演出。

小休憩。御立ち台の上に置かれたマイクを引き摺り会場を静まらせる。呻き声。奇声。【朧】。何時もの赤いレーザーの照明はない。演出がシンプルな分表現が何時もよりダイレクトに伝わる。次第に昂ぶる感情。「守れない」で何度も胸にマイクを打ち付ける。「思い出す--」で徐々に黒ジャケットを脱ぎ始める。「爪が--」で感情は爆発し黒ジャケットを脱ぎ捨てる。最後は「返して‼︎...返して‼︎」と繰り返し叫ぶ。続けて【13】。昂ったままの感情。序盤から声を振り絞るように歌唱。後半の「13階段を--」ではマイクコードを首に巻き付けゆっくりと御立ち台に上がる。2番サビの「そう誰かの為--」「与えられた道--」は『そう誰かの為じゃない‼︎』『与えられた道でもない‼︎』と訴えかける様に強く言葉で放つ。ストレートな歌詞が胸に響く。

小休憩後に【ain't afraid to die】。何時もの照明による演出も映像もない。シンプルなステージで響く歌声に集中する。「ねぇ 笑ってよ--」は泣きそうな声で感情を込め歌唱。最後のサビは通常よりも伸ばしながら時折シャウト気味に歌唱。京が左手をゆっくりと掲げる。【THE FINAL】。ゆっくりと京が御立ち台の前に来る。「血を流す度に」の後に『俺は生きてんだ‼︎』と強く言葉で放つ。1番サビ「愛すべき人」で客側を手のひらで指す。2番サビは客側で歌唱。「So I can't live...」。今迄のLIVEで何度も聴こえる筈のない声が聴こえてきた箇所。今日は違う。確かに今会場内に声が響き渡っている。「無くしたモノはもう産まれない」は『無くした‼︎モノは‼︎』『二度と産まれない‼︎』と強く言葉で放つ。その言葉の重みを噛み締める。最後「咲かせよう」は本日もまた限界まで伸ばしきる。マイクで手首を斬ったその瞬間。ずっと叫びたかった名前を力の限り叫ぶ。京が両手を広げる。空気は一転する。【Merciless Cult】。「何処か壊れてゆく」は客側で歌唱。続けて【CHILD PREY】。途中『もっと狂っちまえ‼︎』と煽る。サビではマイクを客側に向ける。終盤『お前等死んでのか--‼︎』『生きてんだろ--‼︎』と煽る。本編最後は【THE IIID EMPIRE】。2番は恒例の手拍子。終盤2曲。声が出せる。最高だ。

本編終了。メンバーが一旦捌ける。アンコール。声が枯れるまで力の限り。

SEが流れ出す。【G.D.S.】。両手ではなく右腕を高く掲げる。血が騒ぐ。アンコール1曲目。【朔-saku-】。続けて【C】。メンバーが動き回る。「愛したい目の前の世界を」は再び客側を手のひらで差しながら歌唱。京が左手を高く掲げ【鼓動】。2番サビは客側で歌唱。そして【激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇】。サビは客側で歌唱。『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎‼︎』『今日まで生きてきたんか--‼︎』『俺の記憶の中のお前等こんなもんじゃね--ぞ‼︎』『こん中のお前等死んだんか--‼︎‼︎』『生きてんだろ----‼︎‼︎』『いけるか--‼︎』『いけんだろ----‼︎‼︎‼︎』『いけんだろ----‼︎‼︎‼︎』『生きてんだろ----‼︎‼︎』『じゃあ死ねんな--‼︎‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎‼︎』【羅刹国】。前奏が流れ出す。『後ろ--‼︎生きてるか--‼︎』『そこ--‼︎生きてるか--‼︎』『あぁああぁあぁあぁあぁ‼︎』『俺と一緒に死ねるか--‼︎』と怒涛のように煽る。途中センター前方を見て『お前‼︎こっち見てんじゃね--ぞ‼︎くそったれが‼︎』と煽る。全力で首を捧げる。間奏で『お前等の声を聴かせてくれ‼︎』と煽る。最後御立ち台の上で京が頭を振り続ける。演奏が終わると直ぐに京は捌けていく。

メンバーが全員捌ける。再びアンコールを求める声が会場内に響き渡る。願いは虚しくステージの幕が閉じられる。最後はDIRENGREYコールから大きな拍手が起きる。

公演終了

待望の声出し解禁
それが全て

25周年
確りと燃え尽きた

DIR EN GREYのLIVEは生き甲斐だ


SET LIST

SE.新SE
01.Schweinの椅子
02.【KR】cube
03.JESSICA

04.DRAIN AWAY
05.理由
06.Ash
07.The Perfume of Sins

08.朧
09.13

10.ain't afraid to die
11.THE FINAL
12.Merciless Cult
13.CHILD PREY
14.THE IIID EMPIRE

ENCORE
SE.G.D.S.
15.朔-saku-
16.C
17.鼓動
18.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
19.羅刹国


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