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TOUR21 DESPERATE 2021/9/25(土) 【埼玉県】川口総合文化センター・リリアメインホール

DIRENGREY
TOUR21 DESPERATE
2021/9/25(土) 【埼玉県】川口総合文化センター・リリアメインホール

想像を超えるSET LISTにてCLUB CITTA’で幕を開けた約2年振りとなる待望の全国TOUR。その矢先に京の急性気管支炎により仙台・静岡公演が延期。京の調子が気掛かりではあったが栃木公演で無事復活を果たす。その後前日に行われた横浜での「a knot」 & ONLINE only公演では京の煽りが本格的に再開し凄まじく熱いLIVEを体感した。本日の公演にも期待が募る。

本日会場は川口総合文化センター 。14時頃会場到着。「a knot」専用チケット窓口に並び受付で入場許可証を提示し電子チケットにスタンプが押され紙チケットを受け取る。一旦待機し17時15分頃入場。座席は本日17列下手。本TOUR初めて下手での参戦。後方の列だが段差もあり視界は良好。ホールでの公演で座席を間引いているためスペースも広い。18時13分頃漸くBGMの音量が上がり席から立ち上がる。暗転。

新SEと映像が流れる。下着姿の女性、ベッドに横たわる女性、蝋燭を手に持つ3人の少女のシスター、入院中の男性、森の中に佇む少女、十字架が並ぶ墓地、手形塗れの壁、車椅子の少女、両手で抱えた蝋燭、最初の女性に忍び寄る複数の手、青い瞳。メンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。スクリーンに本TOUR TITLEが映し出される中【輪郭】の前奏が流れ出す。京の声が美しく響く。御立ち台の上で背を向け大きく両手を広げる姿は何度見ても神々しい。続けて【人間を被る】。前日の横浜公演より本格的に再開された京の煽り。『お前等もっといけんだろ--‼︎』『首落としてこ--い‼︎‼︎』と本日早くも煽り始める。サビでは「誰の為に生きる?」で叫び声を求める。また少し以前のLIVEに近付いた感覚。不穏な前奏が流れ会場に静寂をもたらす。【鴉】。レーザーの照明が楽曲の世界観をより深めていく。

小休憩後に【てふてふ】。メンバーが順にスクリーンに映し出される。サビの「見上げてる--」では左手の人差し指で空を指差す。『男--‼︎』と煽り【Devote My Life】で攻撃再開。京がステージ上で動き回る。2番サビは御立ち台の上で縄を引く動作。続けて【CLEVER SLEAZOID】で攻め立てる。間奏で御立ち台に上がり胸をマイクで強く叩き『今‼︎この胸に‼︎届けてくれ‼︎』と叫ぶ。そして【落ちた事のある空】が投下される。感情が強く込められていくことで楽曲がまた一段進化を遂げる。「どうにでもなれ--」は『どうにでもなれ‼︎この狂った世界‼︎』と強く言葉で放つ。「この時代に--」は御立ち台の上で客側を指差し『この時代に生まれた‼︎お前等‼︎』と叫び左手を掲げ『生きてるか--‼︎‼︎』と煽る。感極まった瞬間。

小休憩後に【滴る朦朧】。京が再び奇怪に動く。最後不穏な空気の中何かを呟くように歌いその流れで【赫】。恒例のマイクコードを縄に見立て首吊り。最後首を絞め呻き声が会場に響く。そのままの流れで【朧】の前奏が始まると『許して欲しい...許して欲しい...許して欲しい...』と京が呟く。感情は昂り泣き声に近い声で歌唱。「爪が--」でその感情は爆発し言葉にならない悲痛な叫びを上げステージの床に崩れ落ちる。その後も昂った感情は収まることはなく「明日へ」で再びステージの床に崩れ落ちる。最後は掠れ消えそうな声で『ごめん...ごめん...ごめん...』と呟きマイクを御立ち台の上に落とす。息を呑む程に圧巻なステージ。

小休憩後再び不穏な前奏が流れ京が御立ち台に置かれたままのマイクを拾い上げる。【HYDRA -666-】。「666」で京が両手を広げその姿は毎回スクリーンに映し出される。続けて『お前等の首全然落ちてねぇぞ--‼︎‼︎』『いけるか--‼︎‼︎』と煽り【Rubbish Heap】。「吠えて--」前の間奏で御立ち台に上がると『くそったれ共‼︎‼︎』と煽り左手で首を斬る動作。会場の熱が更に上がっていく。『もっととばしてこ--い‼︎』と煽り【T.D.F.F.】。本TOURで初披露となったこの楽曲も今ではもう完全に馴染んでいる。本編最後に【詩踏み】。『お前等の心の声響かせてくれ--‼︎』。間奏で御立ち台に上がるとマイクで再び胸を強く叩く。最後歌い終えると京は御立ち台の上で蹲る。

メンバーが一旦捌ける。
本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。

メンバー登場。アンコール1曲目。京が左手を高く掲げる。【THE FINAL】。「So」で叫び声を求める。幻聴。いや声は必ず届いている。最後「咲かせよう」は本日もまた限界まで伸ばしきる。鳴り止まない拍手。その拍手が一段と大きくなった瞬間【VINUSHKA】の前奏が流れ出し再び会場が静まり返る。御立ち台に上がり左手を天高く掲げ「此処が真実だ」と力強く叫ぶ。最初の「業と歩む--」前で『かかってこ--い‼︎‼︎』と煽る。圧倒的な世界観。【朔-saku-】で一気に畳み掛ける。2番サビ後再び『かかってこ--い‼︎‼︎』と煽り左手で首を斬る動作。全力で応える。京が御立ち台に上がる。『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてんのか----‼︎』『生きてるか----‼︎‼︎』『生きてんのか----‼︎‼︎』『男----‼︎‼︎︎』『女----‼︎‼︎︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか----‼︎‼︎』『お前等の心の声もっと響かしてくれ----‼︎‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『いけんのか----‼︎‼︎』『いけるか------‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎』【Sustain the untruth】。再びメンバーが順にスクリーンに映し出される。京が上手→センター→下手→センターと移動。下手では壁から身体を覗かせて歌唱。本日もまた自作イラスト。

京は御立ち台の上で拍手をすると左手で胸を叩く。最後は『バイバイ』と口にし捌けていく。

公演終了

SET LISTは栃木公演と全く同じものだった。ただ当然の様に同じLIVEは存在しない。何度も同じTOURの公演に参戦する理由。それが詰まった公演だった。

LIVEは生きている。
その瞬間は二度とない。


次は大阪
現時点では


SET LIST

SE.新SE
01.輪郭
02.人間を被る
03.鴉

04.てふてふ
05.Devote My Life
06.CLEVER SLEAZOID
07.落ちた事のある空

08.滴る朦朧
09.赫
10.朧

11.HYDRA -666-
12.Rubbish Heap
13.T.D.F.F.
14.詩踏み

ENCORE
15.THE FINAL
16.VINUSHKA
17.朔-saku-
18.Sustain the untruth


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