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TOUR19 This Way to Self-Destruction 2019/10/5(土) 【千葉県】市原市市民会館・大ホール-「a knot」only-

DIRENGREY TOUR19 This Way to Self-Destruction
2019/10/5(土) 【千葉県】市原市市民会館・大ホール-「a knot」only-

前回のTOURから早5ヶ月。国内だけで3ヶ月、海外迄含めれば半年に及ぶ長期TOURがついに先月京都で幕を開けた。本TOURでは既に『The Insulated World』の全曲披露に加えNEW SINGLE『The World of Mercy』の初披露と『The Insulated World』の世界観を存分に見せ付けてきている。其処に旧曲が溶け込みLIVEを構築する。長期TOURと言う事も有り今回は明確に前半と後半とで分けられている。前半8公演は小箱も含むスタンディングLIVE。映像は一切無くシンプルなステージでただ純粋にLIVEの熱量を感じさせてきた。そして本日より後半戦が幕を開ける。本TOUR初のホール公演。SET LISTそして演出に変化は見られるのか。加えて本日は「a knot」only。期待が募る。

本日会場市原市市民会館。隣の県の筈だが所要時間はもはや遠征。開場。本日座席20列上手側。ステージからは離れているがその分全体を見渡せる。シンプルなステージ。ステージ後方にスクリーンを確認。18時5分暗転。

前半と同様の【新SE】が流れ映像が流れ出す。水辺に横たわる女性、胎児、火が走る黒い球体、廃墟、燃える街。メンバー登場。京はスーツ姿。1曲目【絶縁体】。再び映像が流れ出す。見覚えのある絵画の塔。「Ranunculus」のPVの断片。曲調転換。京が御立ち台に上がる。何度も見た筈の光景。照明の演出。スタンディングとは違う景色。ホールの醍醐味。最後映像が「人間を被る」のPVの2つに割れた京の顔に吸収される。続けて【赫】。映像は揺れる炎と縫ぐるみと女児。恒例のマイクコードで首を吊る動作。

小休憩。煙草を吸い始めそのまま【Downfall】。『かかってこ--い‼︎』と煽る。途中で『くそったれども--‼︎』。「まだ間に合う--」の前で『お前等の声聞かせてくれ--‼︎』。続けて『飛べ‼︎』と煽り【Devote My Life】。「残酷な」で『もっと‼︎』『かかってこ--い‼︎』と煽る。『お前等もっと狂っちまえ‼︎』【Rubbish Heap】。スクリーンにメンバーが映し出される。途中京が上手の端まで行く。御立ち台に上がり『お前等もっと俺等と1つになれんだろ‼︎』『ここまで全部ぶつけてこい‼︎』【Merciless Cult】。会場の熱が一気に上がる。

小休憩後に【谿壑の欲】。ほぼ歌詞替え。「そんな善人」の後に客側を指差しその指で円を描きながら「この中にいるのかな」。「誰かがこう言うの」を「俺は」に変えその後に「早く死ね...早く...早く」と呟き最後「早く」と叫ぶ。狂気の流れ【Celebrate Empty Howls】。京が奇怪に動く。恒例の「穢されて行くのは--」の後に凄まじき形相で客側を指差し「お前等も同じだ」と歌詞替え。歌い終えると御立ち台にしゃがみ込む。

小休憩後に『かかってこ--い‼︎』【人間を被る】。サビ前で御立ち台に来て声を求める。2番サビ後に『もっと‼︎』と煽る。御立ち台に上がり『お前等全然足んねぇぞ‼︎』『お前等の腐った首ここに落としてこい‼︎』【軽蔑と始まり】。間奏で『くそったれども‼︎』『1つになれるか--‼︎』『1つになれるか--‼︎』『ここまでぶつけてこい‼︎』。激しく煽られ会場の熱が更に上がる。続けて【Values of Madness】で畳み掛ける。途中京が下手の端まで行く。戻って来ると御立ち台に上がり客側に背を向けて歌唱。全員がShinyaを囲む構図が出来上がる。最後御立ち台の前に来て「その瞳に入れた--」の前で両手を広げ声を求める。荒れた呼吸。【Ranunculus】。昂ぶる感情。何度も胸を叩く。悲痛なシャウトで始まる2番サビはただ感情のままに言葉を放つ。歌い終えると何かを呻き繰り返し呟き始める。『信じてない』『俺が』。そのまま本編最後【The World of Mercy】に繋がる。最初から昂ぶったままの感情。「綺麗な花」の後に左手首を切る動作。間奏でその左手首を貪る様に舐める。「情に絡み付いた手を」は御立ち台の上でマイクを腰の位置にして歌唱。その後左手の血をすくい右手で顔に塗る動作。不敵に笑う。狂気。スモークが焚かれ眩い照明が影を作る。繰り返す「The World of Mercy」。何度見ても神々しい。歌い終えるとマイクを落とし両手を広げる。スクリーンに赤字で「DIR EN GREY TOUR19 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。大きな拍手が起きる。

メンバーが一旦捌ける。
アンコールコール。

メンバー登場。京だけ遅い。お面を被って登場。【HYDRA -666-】が流れ出す。『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』『1つになれるか--‼︎』【THE DEEPER VILENESS】。この流れは予期していなかった。アンコール混合。首を捧げる。『お前等の感情全部ここにぶつけてこい‼︎』【Followers】。御立ち台に上がり両手を胸に当て目を瞑り「それが私、これが私」。御立ち台の前に来て2番サビは合唱。『くそったれども‼︎』『お前等そんなもんちゃうよな--‼︎』『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』【Schweinの椅子】。再びスクリーンにメンバーが映し出される。ほぼ歌詞替え。途中京が上手の端まで行く。「Geist Seele Wille Zelle」会場に響き渡る懐かしき詩。御立ち台に上がり『男--‼︎』『男--‼︎‼︎』『女--‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてんだろ--‼︎‼︎』『なら分かってるよな--‼︎』『なら分かってんだろ--‼︎‼︎』『俺等と1つになれるか--‼︎』『俺等と1つになれんのか--‼︎‼︎』『LAST----‼︎‼︎‼︎』【詩踏み】。間奏で強く声を求める。最後「成功者は」の前で『狂っちまえ‼︎』。

スクリーンに今度は白字で「DIR EN GREY TOUR19 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。

京は拍手をして胸を叩きながら会場内を指差す。最後はもう一度拍手をして『バイバイ』と口にし直ぐ様捌ける。

公演終了。

後半戦初日。本TOUR初のホール公演。予想通り映像が追加された。何度も見てきた筈の光景がまた違って見える。

まだこの余韻を噛み締めていたい。

次は大宮


SET LIST

SE.新SE
01.絶縁体
02.赫

03.Downfall
04.Devote My Life
05.Rubbish Heap
06.Merciless Cult

07.谿壑の欲
08.Celebrate Empty Howls

09.人間を被る
10.軽蔑と始まり
11.Values of Madness
12.Ranunculus
13.The World of Mercy

ENCORE
14.HYDRA -666-
15.THE DEEPER VILENESS
16.Followers
17.Schweinの椅子
18.詩踏み

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