見出し画像

TOUR21 DESPERATE 2021/10/17(日) 【大阪府】なんばHatch

DIRENGREY
TOUR21 DESPERATE
2021/10/17(日) 【大阪府】なんばHatch

想像を超えるSET LISTにてCLUB CITTA’で幕を開けた約2年振りとなる待望の全国TOUR。その矢先に発表された京の急性気管支炎。TOURの先行きを不安視するも栃木公演で見事に復活。横浜公演からは京の煽りが本格再開。そこからは以前と何ら変わりのない熱いLIVEを展開していく。滋賀公演を終えTOURも折り返し。可能な限り待ち望んだあの空間を体感したい。

本日なんばHatch2days2日目。17時頃会場到着。「a knot」専用チケット窓口に並び受付で電子チケットにスタンプが押され紙チケットを受け取る。17時40分頃入場。紙チケットと入場許可証を提示。座席は本日D列下手。LIVEハウスでの公演につき席の間引きなし。視界は良好。18時ほぼ定刻にBGMの音量が上がり席から立ち上がる。暗転。

新SEと映像が流れる。下着姿の女性、ベッドに横たわる女性、蝋燭を手に持つ3人の少女のシスター、点滴を受ける入院中の男性、森の中に佇む少女、十字架が並ぶ墓地、手形塗れの壁、車椅子の少女、両手で抱えた蝋燭、祈り、燃え盛る炎、AMERIKKKA RIP、最初の女性に忍び寄る複数の手、青い瞳。メンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。髪が黄緑。スクリーンに本TOUR TITLEが映し出される中【Spilled Milk】の前奏が流れ出し『大阪--‼︎‼︎』と早々に煽り開始。本TOURのSEから唐突に1曲目が始まる演出が非常に素晴らしい。2番サビ「この子の」を強調し声を求める。続けて【朔-saku-】。2番サビは御立ち台の上で歌唱。終盤「UNDER THE SUN」前で『大阪--‼︎‼︎』『首落としてこ--い‼︎‼︎』と煽り左手で首を斬る動作。【REPETITION OF HATRED】で更に攻め立てる。変わらずの怒涛の序盤に歓喜する。

鳴り止まない拍手。小休憩後に【「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨】。「幸あれ」は歌わず十字を切る。「歪な幸福は--」「雨と化す」レーザー照明が降り注ぐ会場に京の声が妖しく響き渡る。最後は御立ち台の上で「Cold...Cold...Cold...Rain」と呟きながらしゃがみ込みそのまま【谿壑の欲】の前奏が流れ出す。ほぼ歌詞替え。御立ち台に上がったまま最後は「そして次に俺はこう叫んだ」と歌詞を替え「早く...早く死ね----‼︎‼︎」と叫ぶ。この位置で【滴る朦朧】。京が再び奇怪に動く。怒涛の序盤から一転新旧の楽曲を組み合わせ中盤一気に世界観を深めていく。その構築した世界観を引き裂く様に【落ちた事のある空】が投下される。「どうにでもなれ--」は『どうにでもなれ‼︎この狂った世界‼︎』と強く言葉で放つ。その後もがなり声で歌唱。「この時代に--」は客側を指差し『この時代に‼︎生まれた‼︎お前等‼︎』と叫び御立ち台に上がると高く左手を掲げ『生きてるか----‼︎‼︎』と恒例になった煽り。それに応える拍手が会場内に鳴り響く。

小休憩後に【てふてふ】。メンバーが順にスクリーンに映し出される。サビの「見上げてる--」では左手の人差し指で空を指差す。続けて【赫】。曲後半感情を昂らせ本TOUR初めてがなり声で歌唱。胸に突き刺さる。恒例のマイクコードを縄に見立て首吊り。最後首を絞め呻き声を上げ崩れ落ちる。そのまま【朧】の前奏が始まると微かに『ごめん...ごめんなさい...ごめん...ごめんなさい...』と京が呟く。序盤から掠れ消えそうな泣き声で歌唱。「哀」と「怒」。その後も感情は昂り続け「爪が心を」を囁くように歌うと「掻き毟る」を悲痛な声で叫ぶ。その後ステージの床に両膝から崩れ落ちる。「何処も愛で愛で--」目を背けたくなる程に痛々しい声が会場内に響き渡る。最後は御立ち台に這いつくばり『返して...返して...返して...返して...返して...』と繰り返し最後微かに『ごめんなさい...』と呟き伸ばした左手で御立ち台の下に置かれた朧のアー写をモチーフにした妊婦の腹から伸びた手を握る。今迄の公演をまた超える息を呑む程に圧巻な演出。

京が何かを呟き続ける。終わらない呟き。そのままの流れで【Devote My Life】が投下される。『踊れ--‼︎』と煽り序盤から御立ち台の前で歌唱。振り幅が凄まじくこの切り替えはやはり困難。京がステージ上を動き回る。2番サビでは縄を引く動作。続けて【CLEVER SLEAZOID】。「声も--」の前で御立ち台に上がると『お前等の心の声響かせてくれ--‼︎』『もっと--‼︎』と煽る。そして【T.D.F.F.】で一気に攻め立てる。「M」の後『大阪--‼︎‼︎』『もっと1つになれるか--‼︎‼︎』と煽る。変わらずの本編終盤の怒涛の展開。『もっといけんだろ--‼︎』『もっと響かしてくれ--‼︎』『1つになれるか--‼︎』『大阪--‼︎‼︎』と煽り【人間を被る】。1番サビ「誰の為に生きる」を客側を指差しながら『誰の為に‼︎生きてんだ!?』と叫ぶ。2番サビは御立ち台の前で「誰のルールで」後に『生きてんだ!?』『誰の‼︎為に‼︎生きる⁉︎』そしてサビ後力強く『大阪----‼︎‼︎‼︎』と煽る。感極まった瞬間。この流れで本編最後に投下されるこの楽曲が与えてくれるものはあまりに大きい。

メンバーが一旦捌ける。本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。

メンバー登場。アンコール1曲目。京がマイクで胸を優しく何度も叩きながらそしてそれに合わせ何度も頷きながら左手を高く掲げる。【THE FINAL】。「生きてる理由」を強調する。間奏で『大阪--‼︎』と煽り昨日同様「自虐的敗北者」を強く言葉で放つとそのまま「手の」で叫び声を求める。終盤「So」で叫び声を求めると本日もまた聞こえる筈のない「I can't live...」が確かに会場内に響き渡る。最後「咲かせよう」は限界まで伸ばしきる。その余韻を掻き消すように『大阪--‼︎』『もっと1つになれるか--‼︎‼︎』と煽り【THE FATAL BELIEVER】が投下される。「Please grant me--」前の間奏では京が手拍子を求める。曲終わりから『大阪--‼︎』『大阪--‼︎』『まだいけんだろ--‼︎』『お前等まだ首残ってんぞ--‼︎』『首落としてみろ--‼︎‼︎』と煽り【Rubbish Heap】で畳み掛ける。「吠えて--」前の間奏で御立ち台に上がると『おい‼︎くそったれ共‼︎‼︎』『舐めてんじゃね--よ‼︎‼︎』『もっといけんだろ--‼︎‼︎』と煽る。終盤御立ち台の前で「知ってる」を強調し声を求める。『まだいけるか--‼︎』『まだいけるか--‼︎』『もっと響かしてくれ--‼︎』『もっと響かしてくれ--‼︎』そしてこの位置で【Sustain the untruth】。京が上手に移動。サビ歌唱前に目を瞑り左手を胸に当て呼吸を整える。下手に移動。それに気付いた薫がスペースを空けるためにマイクスタンドの後ろを回ってセンターに向かい移動。気を遣って移動する薫を何故かそのまま追い掛ける京。マイクスタンドに絡まったマイクコードを必死に直すスタッフ。そのまま御立ち台の前まで戻ると薫が振り返り京も笑みをこぼす。間奏で御立ち台に上がると『大阪--‼︎』『もっと響かしてくれよ--‼︎』『お前等の心の声もっと聞かせてくれ--‼︎』『いけるか--‼︎‼︎』。何とも素晴らしき空間。「淫らな--」は『淫らな‼︎お前達‼︎』と強く言葉で放つ。御立ち台に上がると最後曲終わりに再び『大阪--‼︎』と煽る。『まだいけんだろ--‼︎』『まだいけんだろ--‼︎‼︎』『まだいけるよな----‼︎‼︎』『男--‼︎‼︎』『男----‼︎‼︎』『女--‼︎』『女----‼︎‼︎』『まだ首残ってんぞ----‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『いけるか------‼︎‼︎』『LAST----------‼︎‼︎‼︎‼︎』【詩踏み】。そして『かかってこ--い‼︎‼︎』と煽る。2番サビ前にも再度恒例の『かかってこ--い‼︎‼︎』煽り。最後「成功者は--」前で『飛べ‼︎』。最後全力で首を落としにいく。

京は御立ち台の上で拍手をして長めに指差しを行い最後は『バイバイ』と口にし捌けていく。

公演終了

熱いLIVE。心の底から感情が溢れ出てくる感覚。
生きる意味。生きる価値。
LIVEがその全てを与えてくれる。

これで10公演。
後もう少しだけ。次は羽田。


SET LIST

SE.新SE
01.Spilled Milk
02.朔-saku-
03.REPETITION OF HATRED

04.「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
05.谿壑の欲
06.滴る朦朧
07.落ちた事のある空

08.てふてふ
09.赫
10.朧

11.Devote My Life
12.CLEVER SLEAZOID
13.T.D.F.F.
14.人間を被る

ENCORE
15.THE FINAL
16.THE FATAL BELIEVER 
17.Rubbish Heap
18.Sustain the untruth
19.詩踏み

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?