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TOUR21 DESPERATE 2021/10/11(月) 【滋賀県】滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

DIRENGREY
TOUR21 DESPERATE
2021/10/11(月) 【滋賀県】滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

想像を超えるSET LISTにてCLUB CITTA’で幕を開けた約2年振りとなる待望の全国TOUR。その矢先に発表された京の急性気管支炎。TOURの先行きを不安視するも栃木公演で見事に復活。横浜公演からは京の煽りが本格再開。そこからは以前と何ら変わりのない熱いLIVEを展開していく。待望の全国TOUR。再開した煽り。新旧の楽曲を織り交ぜて構築する世界観。その中で進化していく新曲。一公演すら見逃すのが惜しいとの思いがこの身体を突き動かす。当初予定外だった長野参戦に続き倉敷と滋賀を追加。可能な限り待ち望んだあの空間を体感したい。

本日会場は滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール。倉敷に引き続き滋賀も初参戦。17時30分頃会場到着。「a knot」専用チケット窓口に並び受付で電子チケットにスタンプが押され紙チケットを受け取る。検温を行い紙チケットと入場許可証を提示。最後に消毒。座席は本日1FX列上手。1Fと2Fが繋がっていて席探しに戸惑う。後方の列だが段差もあり視界は良好。ホール公演で座席を間引いているためスペースも十分。18時30分ほぼ定刻にBGMの音量が上がり席から立ち上がる。暗転。

新SEと映像が流れる。下着姿の女性、ベッドに横たわる女性、蝋燭を手に持つ3人の少女のシスター、入院中の男性、森の中に佇む少女、十字架が並ぶ墓地、手形塗れの壁、車椅子の少女、両手で抱えた蝋燭、AMERICA RIP、最初の女性に忍び寄る複数の手、青い瞳。メンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。タキシードに髑髏メイク。スクリーンに本TOUR TITLEが映し出される中【Spilled Milk】の前奏が流れ出し『首落としてこ--い‼︎‼︎』と早々に煽り開始。この瞬間をずっと待っていた。続けて【朔-saku-】。2番サビは御立ち台の上で歌唱。アンコールだと苦しむ高音部分も序盤だと綺麗に歌い上げる。【REPETITION OF HATRED】。序盤で早くも京が御立ち台の前で歌唱。「神風--」は恒例の敬礼。後奏では京が御立ち台の上で奇怪に動く。変わらずの怒涛の序盤。

小休憩後に【「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨】。「幸あれ」で十字を切る。「歪な幸福は--」「雨と化す」レーザー照明が降り注ぐ会場に京の声が妖しく響き渡る。最後何かを呟きながらそのまま御立ち台の上にしゃがみ込む。そのまま【谿壑の欲】の前奏が流れ出す。序盤の攻撃的な展開から一転し新旧の楽曲を組み合わせ一気に世界観を構築する。ほぼ歌詞替え。御立ち台に上がったまま最後は「聞こえてるの 俺は最後叫ぶ」と歌詞を替え「早く死ね--‼︎」と叫ぶ。構築した世界観を引き裂く様に【落ちた事のある空】が投下される。「どうにでもなれ--」は強く言葉で放つ。「この時代に--」は御立ち台に左足をかけ客側を指差し『この時代に‼︎生まれた‼︎お前等‼︎』と叫ぶ。そして『生きてるか--‼︎』と恒例になった煽り。感情が込み上げる。続けて『もっとお前等の声聞かせてくれ--‼︎』と煽る。この位置で【滴る朦朧】。京が再び奇怪に動く。

京がジャケットを脱ぐ。小休憩後に【てふてふ】。メンバーが順にスクリーンに映し出される。続けて【赫】。恒例のマイクコードを縄に見立て首吊り。最後首を絞め呻き声を上げ崩れ落ちる。そのまま【朧】の前奏が始まると奇妙に笑いながら『ごめんなさい...ごめん...』と京が呟く。序盤から感情は昂り続け「爪が--」でその感情は爆発し「掻き毟る」を悲痛な声で叫ぶとそのままステージの床に崩れ落ちる。床に転がったまま悲痛なシャウト。終盤「何処も愛で愛で--」は掠れ消えそうな泣き声で歌唱。最後は御立ち台に這いつくばり泣き叫びながら『返して...‼︎返して...‼︎返して...‼︎』と繰り返す。伸ばした左手で御立ち台の下に置かれた朧のアー写をモチーフにした妊婦の腹から伸びた手を握る。圧巻の演出。

京が何かを呟き続ける。終わらない呟き。そのままの流れで【Devote My Life】が投下される。切り替えに戸惑う程にその振り幅が凄まじい。『女--‼︎』と煽り序盤から終始御立ち台の前で歌唱。続けて【CLEVER SLEAZOID】。再録で追加された終盤前に左手で首を斬る動作。【T.D.F.F.】で一気に攻め立てる。間奏で御立ち台に上がると『いけるか--‼︎』『1つになれるか--‼︎』『かかってこ--い‼︎‼︎』と煽る。本編終盤もまた怒涛の展開。『お前等まだ首残ってんぞ‼︎』『いけんだろ--‼︎』『俺等と1つになれんだろ--‼︎』『かかってこ--い‼︎‼︎』【人間を被る】。2番サビは御立ち台の前で「誰の為に生きる」を客側を指差しながら『誰の‼︎為に‼︎生きてんだ‼︎』と叫ぶ。そして再び『生きてるか--‼︎‼︎』と煽る。感極まった瞬間。この瞬間にこそLIVEに通い続ける意味と価値がある。

メンバーが一旦捌ける。
本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。

メンバー登場。アンコール1曲目。京が左手を高く掲げる。【THE FINAL】。「生きてる理由」を強調する。今日はそれが胸に深く刺さる。「So」で叫び声を求める。聞こえる筈のない「I can't live...」が確かに会場内に響き渡る。最後「咲かせよう」は本日もまた限界まで伸ばしきる。その余韻を掻き消すように【THE FATAL BELIEVER】の前奏が始まり『生きてるか--‼︎』と煽る。「Please grant me--」前の間奏では京が手拍子を求める。続けて『まだいけんだろ--‼︎』『首残ってんぞ--‼︎』と煽り【Rubbish Heap】で畳み掛ける。「吠えて--」前の間奏で御立ち台に上がると『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』『死ね------‼︎‼︎』と煽る。終盤御立ち台の前で「知ってる」で叫び声を求める。そして【詩踏み】。御立ち台の上で『お前等まだいけんだろ--‼︎』。途中御立ち台の前で左手右手と順に首を斬る動作。間奏で再び御立ち台に上がると『お前等の心の声もっと響かしてくれ--‼︎』『もっと声響かしてくれ--‼︎‼︎』と煽り声を求める。京が御立ち台に上がる。『生きてるか--‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎‼︎』『男----‼︎‼︎︎』『女----‼︎‼︎︎』『生きてんだろ----‼︎‼︎』『いけるか----‼︎』『いけるか----‼︎』『いけんのか----‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎』【Sustain the untruth】。前奏が始まると『もっと響かしてくれ--‼︎‼︎︎』と煽る。京が上手下手に移動。上手下手共にサビ歌唱前に目を瞑り左手を胸に当て呼吸を整える。その声はただ美しく響く。

京は御立ち台の上で拍手をして指差しを行い投げ狐。最後は『バイバイ』と口にし捌けていく。

公演終了

予定外の滋賀公演。
今日の公演の素晴らしさを朦朧とした意識が物語る。
一公演すら見逃すのが惜しい。また強くそう思わされた。


今度こそ
次は大阪


SET LIST

SE.新SE
01.Spilled Milk
02.朔-saku-
03.REPETITION OF HATRED

04.「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
05.谿壑の欲
06.落ちた事のある空
07.滴る朦朧

08.てふてふ
09.赫
10.朧

11.Devote My Life
12.CLEVER SLEAZOID
13.T.D.F.F.
14.人間を被る

ENCORE
15.THE FINAL
16.THE FATAL BELIEVER 
17.Rubbish Heap
18.詩踏み
19.Sustain the untruth


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