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TOUR19 This Way to Self-Destruction 2019/10/9(水) 【埼玉県】大宮ソニックシティ 大ホール

DIRENGREY TOUR19 This Way to Self-Destruction
2019/10/9(水) 【埼玉県】大宮ソニックシティ 大ホール

前回のTOURから早5ヶ月。国内だけで3ヶ月、海外迄含めれば半年に及ぶ長期TOURが先月京都で幕を開けた。本TOURでは既に『The Insulated World』の全曲披露に加えNEW SINGLE『The World of Mercy』の初披露と『The Insulated World』の世界観を存分に見せ付けてきている。其処に旧曲が溶け込みLIVEを構築する。長期TOURと言う事も有り今回は明確に前半と後半とで分けられている。先週ついに市原で後半戦が幕を開けた。小箱含むスタンディングLIVEだけで構成された前半戦とは違い後半戦はホール公演が続く。市原でのホール公演では予想通り映像が追加され世界観を演出した。続けてのホール公演は大宮。期待が募る。

当初参戦予定はなかった大宮だが急遽参戦を決意。本日席番18列上手寄り。市原とほぼ同位置。ただ市原市市民会館対比大宮ソニックシティは席の傾斜が緩やかなのでステージの見え方が違う。19時5分暗転。

【新SE】が流れ映像が流れ出す。水辺に横たわる女性、胎児、火が走る黒い球体、廃墟、軍隊、燃える街、女性が起き上がり両手を天に掲げる。メンバー登場。京はスーツ姿。1曲目【絶縁体】。再び映像が流れ出す。螺旋階段。見覚えのある絵画の塔。「Ranunculus」のPVの断片。複数の蝋燭。曲調転換。京が御立ち台に上がる。最後映像が「人間を被る」のPVの2つに割れた京の顔に吸収される。『いけるか--‼︎』『いけんのか--‼︎』『かかってこ--い‼︎』【人間を被る】。映像で繋げられた世界観。サビでは客側に声を求める。

小休憩。京が煙草を吸い始めそのまま【Downfall】。『かかってこ--い‼︎』と煽る。白黒の映像。歌詞が時折映し出される。「まだ間に合う--」の前で『お前等の汚ねぇ声聞かせてくれ‼︎』。続けて『飛べ‼︎』と煽り【Devote My Life】。映像に巨大な歌詞、細かいモザイクがかかった人間。サビの「残酷な」で『もっと‼︎』と煽る。御立ち台に上がったまま【Celebrate Empty Howls】。スクリーンにメンバーが映し出される。青く染まるステージ。美しく響き渡る「Ah--」から一転「穢されて行くのは--」の後には凄まじき形相で客側を指差し「お前等も同じだ」と恒例の歌詞替え。『まだ足んねぇぞ‼︎』『本気でかかってこ--い‼︎』【Merciless Cult】。会場の熱が上がる。「繰り返し貫く--」を客側が歌っている途中で京がマイクを御立ち台に落とす。そのまま「比較と比例の中」をマイクレスで歌唱。曲終わり客側を睨みながらマイクを垂らし何度も御立ち台に叩き付ける。

小休憩後に【赫】。映像は揺れる炎、縫ぐるみと女児、不気味な人形、階段。恒例のマイクコードで首を吊る動作。そのままマイクコードを身体に絡める。2番サビは御立ち台の前で声を求める。続けて【谿壑の欲】。ほぼ歌詞替え。「いつにも増して壊れた 壊れた存在」「無様に生きてるお前が」「願いを叶えて」。最後「そして次に--」の箇所を「そんな俺の願いは唯一つ」と歌詞を変えその後に「早く死ね...早く 」と呟き最後「早く‼︎」と叫ぶ。

小休憩後に【Rubbish Heap】。スクリーンにメンバーが映し出される。序盤からがなり声で歌唱。京が上手の端まで行く。御立ち台に上がり再び煽ると【軽蔑と始まり】。血が騒ぐ。間奏で御立ち台の上から客側を睨む。そして『全然首落ちてねぇな‼︎』と煽る。続けて【Values of Madness】で畳み掛ける。京は今度下手の端まで行く。2番サビ前に『お前等の声を聞かせてくれ‼︎』。御立ち台の前に戻ると「その瞳に入れた--」の前で両手を広げ声を求める。スモークが焚かれ青白く幻想的になる空間。【Ranunculus】の前奏が始まる。京がずっと小さく何かを呟く。昂ぶる感情。「艶やかなこの道を」はマイクレスで歌唱。悲痛なシャウトで感情が爆発する。歌うと言うよりも詩を放つと言う方が近いかも知れない。何時にも増して直接的な歌詞がこの胸に突き刺さる。それは痛くそして美しい。「俺は」「俺は」と呻きそしてそれは泣き声に変わる。【The World of Mercy】が流れ出す。昂ぶったままの感情。序盤は泣き声で歌唱。スクリーンには三角形で見える部分が限定されながらもPVが流れる。「綺麗な花」の後に左手首を切る動作。間奏でその左手首を貪る様に舐める。「情に絡み付いた」の箇所は再度「交わる今--」の歌詞でマイクを腰の位置にして歌唱。最後はスモークと眩い光で神々しさを演出する。歌い終えるとマイクを落とし両手を広げる。スクリーンに赤字で「DIR EN GREY TOUR19 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。大きな拍手が起きる。

メンバー捌ける。
アンコールコール。

メンバー登場。【腐海】。2番で御立ち台の前に来ると「夢幻--」の前で胸をマイクで叩き声を求める。『お前等の感情ここにぶつけてこい‼︎』『いけるか--‼︎』【Followers】。御立ち台に上がると左手を胸に当て目を瞑り呼吸を整え「それが私、これが私」。限界まで伸ばす。2番サビは合唱。最後前に掲げた左手は曲が完全に終わるまで掲げられたまま。【凱歌、沈黙が眠る頃】で攻撃再開。スクリーンに再びメンバーが映し出される。続けて『飛べ‼︎』と煽り【NEW AGE CULTURE】。京が上手の端から下手の端へと大移動。そして御立ち台に上がると『大宮----------------‼︎』『大宮----------------‼︎』『お前等今日良い子ぶってんな』『いけるか--‼︎』『男--‼︎』『男--‼︎‼︎』『女--‼︎』『女--‼︎』『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』『いけんのか--‼︎』『お前等生きてんのか--‼︎』『生きてんだろ--‼︎‼︎』『俺等と1つになれるか--‼︎』『俺等と1つになれんのか--‼︎‼︎』『LAST----‼︎‼︎‼︎』【詩踏み】。間奏で両手を広げ強く声を求める。

スクリーンに白字で「DIR EN GREY TOUR19 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。

京は胸を叩きながら指差し。再び御立ち台に上がると長めに拍手を行い最後両手を広げ声を求め『バイバイ』と口にし捌ける。

公演終了。

映像の加わったホール公演。スタンディングとは違う景色。『The Insulated World』の世界観をまた色濃く見せてくれた。

長く続いた本TOUR参戦も今日で一区切り。

まだ足りない。

次は盛岡


SET LIST

SE.新SE
01.絶縁体
02.人間を被る

03.Downfall
04.Devote My Life
05.Celebrate Empty Howls
06.Merciless Cult

07.赫
08.谿壑の欲

09.Rubbish Heap
10.軽蔑と始まり
11.Values of Madness
12.Ranunculus
13.The World of Mercy

ENCORE
14.腐海
15.Followers
16.凱歌、沈黙が眠る頃
17.NEW AGE CULTURE
18.詩踏み

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