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TOUR19 This Way to Self-Destruction 2019/11/20(水)【東京都】新木場STUDIO COAST

DIRENGREY TOUR19 This Way to Self-Destruction
2019/11/20(水)【東京都】新木場STUDIO COAST

前回のTOURから早5ヶ月。国内だけで3ヶ月、海外迄含めれば半年に及ぶ長期TOURが9月に京都で幕を開けた。早いもので国内TOURは本日が最終日。本TOURでは『The Insulated World』全曲に『The World of Mercy』を加えて『The Insulated World』の世界観を存分に見せ付けてきた。LIVEを経て確実に進化を遂げた『The Insulated World』の楽曲。一つの区切りとなる国内最終日。何を見せ付けてくれるのか。期待が募る。

半休取り無事17時頃会場着。開場。本日整番186。ドセン若干上手寄り6列目で待機。2度目のアナウンスの前に押し発生。定刻過ぎ10分弱押して暗転。

【新SE】が流れ映像が流れ出す。水辺に横たわる女性、胎児、火が走る黒い球体、樹木、道、廃墟、軍隊、燃える街、女性が起き上がり両手を天に掲げる。この映像を見るのも最後かも知れない。メンバー登場。京は燕尾服。両手には白の手袋。

国内最終日1曲目。【The World of Mercy】が流れ出す。本編最後が定位置の新曲は1曲目に置かれる事でまた違う表情を見せる。「命を描いた遊戯」の後に左手首を切る動作。間奏でその左手首を呻きながら貪る様に舐めその音が会場内に不気味に響く。「情に絡み付いた」の箇所は「交わる今--」で歌唱。その後腹部を裂きマイクコードを引っ張り出す動作。続けて右手に溜まった血を顔に塗る動作。狂気。最後は眩い照明が神々しさを演出。歌い終えるとマイクを落としそのまま膝から崩れ膝を御立ち台につき天を見上げ両手を掲げる。その両手を掲げた先。スクリーンに赤字で「DIR EN GREY TOUR19 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。

小休憩。小休憩後に【人間を被る】。現在のLIVEの軸。会場の熱が上がる。「誰の為に生きるのだろう?」2番サビ後に『COAST--‼︎』。「Blessing to lose heart」ただ強く呼応する。『足んねぇぞ‼︎』『とっととここぶっ潰してこい‼︎』【Rubbish Heap】。スクリーンにメンバーが映し出される。このTOURで間違い無く攻撃性が増した楽曲。『お前等の首なんていらねぇんだよ‼︎』【軽蔑と始まり】。激しく煽り一気に畳み掛けてくる。続けて【Celebrate Empty Howls】。御立ち台の上で奇怪に動く。「穢されて行くのは」を台詞の様に言い「いつもお前等の方だ」と歌詞替え。まだ止まらない。不敵な笑みを浮かべ顳顬を何度も指で突く。【Merciless Cult】。

小休憩後に【赫】。「またこの天井に--」の後にマイクコードで顔の前に輪を作り首に掛けようとするも躊躇う動作。曲の最後で再び輪を作ると今度は首に掛け膝から崩れ落ち首を吊る動作。御立ち台に膝をついたままマイクを何度も御立ち台に叩き付ける。そして【絶縁体】。感情を昂らせ歌唱。

小休憩。煙草を吸い始めそのまま『かかってこ--い‼︎』と煽り【Downfall】。続けて【Devote My Life】。『飛べ‼︎』と指を何度も上に突き上げる。サビでは何かを引っ張る動作で声を求める。【Values of Madness】。「その瞳に--」は客側で。そして【谿壑の欲】。歌詞替えが定番となり狂気さを増した楽曲。御立ち台に座り込んだまま「そして次に--」の箇所を「どうせ全て嘘に見えてるんだろ」と替え『早く...早く...早く死ね--‼︎』と叫ぶ。昂ぶったままの感情。【Ranunculus】が流れ出す。何時に無く直接的に綴られた詩は叫びに変わりこの心を深く突き刺す。「憎む為じゃないだろ?」「誰かの為に今日も笑うの?」痛々しくも繰り返し生を問う。

本編終了。メンバー一旦捌ける。アンコールコール。

メンバー登場。【腐海】。2番「夢幻」から客側と交互に。左手の手袋を口で取り【Followers】。御立ち台に上がると左手を胸に当て目を瞑り両手でマイクを持ち祈りを捧げる様に「それが私、これが私」。2番サビは合唱。SAVE。最後前に掲げた左手は曲が完全に終わるまで掲げられたまま。【凱歌、沈黙が眠る頃】で攻撃再開。会場の熱が再び高まった所で『落としてこい‼︎』『俺んとこまで持ってこい‼︎』【THE DEEPER VILENESS】と続く凄まじき流れ。御立ち台に上がり『生きてるか--‼︎』『COAST--‼︎』(上手を指差し)『生きてんのか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』(後ろを指差し)『後ろ--‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』(下手を指差し)『そこ--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』(センターを指差し)『お前等生きてんのか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『COAST--‼︎』『COAST--‼︎』『COAST--‼︎‼︎』『いけるか--‼︎』『今年最後だ いけるか--‼︎』『今年最後だ いけるか--‼︎』『いけんのか--‼︎』『俺等と1つになれんのか--‼︎』『俺等と1つになれんのか--‼︎』『俺等と1つになれんのか--‼︎』『俺等迄かかってこ--い‼︎』『俺等迄かかってこ--い‼︎』『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』『LAST----‼︎‼︎‼︎』【詩踏み】。間奏で両手を広げ強く声を求める。最後「成功者は--」の前で『狂っちまえ‼︎』。

京は拍手をすると両手を狐に。ペキムギとあらへんの攻防。
そのまま捌けていく。

メンバーが全員捌けると映像が流れ出す。
TOUR20 疎外
ツアー告知。会場が次々に発表され歓声が起きる。

そして去年からのTOUR TITLEが次々にスクリーンに刻まれ
The Insulated World -The Screams of Alienation-
TOUR FINALが告知されると同時に大きな歓声が起きる。

TOUR国内最終日。再びアンコールコールが起こる。

声が届きメンバー再登場。『元気やね』『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎』『かかってこ--い‼︎』『お前等の声聞かせてくれ--‼︎』【Sustain the untruth】。

公演終了

今年最後そして国内TOURを締め括るに相応しい熱いLIVEだった。久々の長期国内TOUR。『The Insulated World』の楽曲の進化の過程を確りとこの両目に焼き付けた。素晴らしいTOURだった。そして示された未来。まだその先がある。一体次は何を見せてくれるのか。期待は止まない。

...ただもう少しだけ続きが見たい。


SET LIST

SE.新SE
01.The World of Mercy

02.人間を被る
03.Rubbish Heap
04.軽蔑と始まり
05.Celebrate Empty Howls
06.Merciless Cult

07.赫
08.絶縁体

09.Downfall
10.Devote My Life
11.Values of Madness
12.谿壑の欲
13.Ranunculus

ENCORE
14.腐海
15.Followers
16.凱歌、沈黙が眠る頃
17.THE DEEPER VILENESS
18.詩踏み

DOUBLE ENCORE
19.Sustain the untruth

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