見出し画像

OVERSEAS (EUROPE) TOUR20 This Way to Self-Destruction 2020/1/29(水)【Munich】Technikum

DIRENGREY OVERSEAS (EUROPE)
TOUR20 This Way to Self-Destruction
2020/1/29(水)【Munich】Technikum

切っ掛けは本当に些細な事だった。海外で見るDIRENGREYはこの目にどう映るのか。最初で最後になるかも知れない。2018年10月覚悟を決めて初めて海外遠征をした。それは想像を遥かに超える素晴らしい体験の連続だった。

前回の欧州TOURは実に3年振り。また3年後。そう思っていた矢先に予想よりも早く海外TOURが決定する。国内21公演の久々長期TOURをそのまま欧州でも行うというもの。少し無理をすれば十分に行ける日程。前回の感動が蘇る。未来は何も保障されていない。今ならまだ行ける環境がある。答えは既に一つ。

今回行き先として選択したのはMunichとBerlin。前回第一候補ながら日程の関係で断念した念願のドイツ公演。ドイツはMunichとBerlinの間にDortmundでも公演があるがあまりに移動が過密になる為断念。

国内21公演中過去最大の12公演参戦した本TOUR。
「This Way to Self-Destruction」はまだ終わらない。

本日の会場はTechnikum。寒空の下並ぶ。ほぼ予定通り18時過ぎに開場。厳重な荷物検査とボディーチェックを受ける。水は没収。直ぐ左側にクロークとその奥にグッズ売り場。グッズを購入しクロークに預け会場内に入る。ドセン8列目程で待機。シンプルなステージ。後方にスクリーン。

チケットには19時開演と記載してあるが実際いつ始まるかは分からないのが海外公演。ただ徐々に歓声が上がり始めた矢先19時25分思いの外早く暗転。押しはなし。

【新SE】が流れスクリーンに映像が映し出される。国内で何度も見た映像。2ヶ月の時を経て海外の地でまた見る事が出来たのは感慨深い。メンバー登場。歓声と拍手が起こる。最後に京が登場。両手には白の手袋。

1曲目に【絶縁体】。最初から京が奇怪に動く。少し間が空き【人間を被る】。会場の熱が上がる。海外でも1番サビ「誰の為に生きるのだろう?」は客側で。2番サビ後に『ミュンヘ--ン‼︎』と煽る。

小休憩後に【Rubbish Heap】。国内TOURで攻撃力が格段に増した楽曲。続けて【Devote My Life】。京が激しく動き回る。「残酷な」は客側で。御立ち台の上で左手の手袋の先を咥え不敵な笑みを浮かべる。そのまま【軽蔑と始まり】。この流れ凄まじい。そして【Celebrate Empty Howls】。歌い終えるとマイクを落とし首を紐で締め崩れ落ちる動作。

小休憩後に【赫】。恒例の「またこの天井に--」の後にマイクコードで顔の前に輪を作り首に掛けるも躊躇う動作。曲の最後で再び輪を作ると今度は首に掛け首を吊る動作。『ミュンヘ--ン‼︎』その前奏と共に大きな歓声が湧く【Merciless Cult】。

小休憩後に【Downfall】。再び会場の熱が上がる。続けて【Values of Madness】。2番サビ前に左手でカウント。2番サビは客側で。国内だと最近は客側に振る「その瞳に--」は自分で。堪能。何かを呻き始め【谿壑の欲】。歌詞替えが定番となり狂気さを増した楽曲。「そして次に--」の後は「私はこう叫ぶ」と替え『早く死ね--‼︎‼︎』と叫ぶ。続けて【Ranunculus】。歌詞が英詞でスクリーンに映し出される。『Scream alive I am alive』。感情を昂らせ歌唱。その流れで御経が始まり【The World of Mercy】が流れ出す。間奏では左手首を呻きながら貪り血を顔に塗る動作。続けて腹部を裂きマイクコードを引っ張り出し一旦抱えると直ぐ様捨てる。それを左手で拾うと今度はその左手を右手で何度も殴る。狂気。最後は眩い照明が会場を包み神々しさを演出する。京は歌い終えるとマイクを落としそのまま膝から崩れ膝を御立ち台につき両手を掲げる。スクリーンに赤字で「DIR EN GREY TOUR20 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。

メンバー一旦捌ける。
アンコールコール。DIR EN GREYコールに始まりアンコールコール。思い思いに声を出す。揃う気配はない。

メンバー登場。京が左手の手袋の先を咥えそのまま外す。その左手を掲げ【Followers】。両手を胸に当て目を瞑り祈りを捧げる様に「それが私、これが私」。最後掲げた左手は曲が終わる瞬間迄確りと掲げられたまま。『ミュンヘ--ン‼︎』『ミュンヘ--ン‼︎』と煽りマイクで強く胸を叩く。【THE DEEPER VILENESS】。会場の熱が一気に上がる。御立ち台に上がり『ミュンヘ--ン‼︎』と煽ると首を左右に振る。再び『ミュンヘ--ン‼︎』と煽っては首を左右に振る。更に『ミュンヘ--ン‼︎』と煽り両手を振り上げ声を求める。『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST SO--NG‼︎』『LAST----‼︎‼︎‼︎』【詩踏み】。間奏で再び『ミュンヘ--ン‼︎』と煽ると力強く何度も両手を振り上げ声を求める。

スクリーンに白字で「DIR EN GREY TOUR19 This Way to Self-Destruction」とTOUR TITLEが映し出される。

京は拍手の後に両手を狐にして客側に投げキスをすると『バイバイ』と口にし最後に笑みを浮かべ捌ける。

公演終了

再びの海外公演。何かが違い何も変わらない。この言葉に尽きるのだろう。5人の姿を確りと目に焼き付けた。

まだもう少しだけ
次はBerlin


SET LIST

SE.新SE
01.絶縁体
02.人間を被る

03.Rubbish Heap
04.Devote My Life
05.軽蔑と始まり
06.Celebrate Empty Howls

07.赫
08.Merciless Cult

09.Downfall
10.Values of Madness
11.谿壑の欲
12.Ranunculus
13.The World of Mercy

ENCORE
14.Followers
15.THE DEEPER VILENESS
16.詩踏み

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?